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予測不能な最終回に賛否続出のマンガ 「急すぎ」「見えちゃダメなモノが!」

マグミクス / 2023年11月6日 18時10分

予測不能な最終回に賛否続出のマンガ 「急すぎ」「見えちゃダメなモノが!」

■急な「闇堕ち」展開に戦慄した読者続出!?

 しっかりと人気があったマンガでも、さまざまな事情で突然の連載終了を迎えることは少なくありません。なかには急過ぎる展開によって、賛否を巻き起こした作品も存在します。今回は、特に読者をザワつかせた最終回のマンガ3作品を紹介します。

※この記事では『監獄学園』『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『ノノノノ』のネタバレに触れています。

●『監獄学園』

『監獄学園』は、2011年から2017年まで「週刊ヤングマガジン」で連載された、平本アキラ先生の過激なハイスクールコメディマンガです。2015年にはTVアニメ化、実写ドラマ化されヒットしました。

 同作は元女子校だった全寮制の私立八光学園に入学した主人公・藤野清志(以下、キヨシ)をはじめとする男子生徒5人が、女子風呂を覗いた罪をきっかけに「裏生徒会」に目をつけられて、監獄に収監されるところから始まります。

 物語の終盤ではキヨシがずっと想いを寄せてきたヒロイン・栗原千代と結ばれる雰囲気で最終回を迎えますが、最後に「どんでん返し」が訪れました。

 最終回では「裏生徒会」のひとりである緑川花の暴走によってキヨシの「独特な性癖」の露呈と、まさかのトラブルが立て続けに起り、千代に「男性への強いトラウマ」を植えつけてしまうのです。優しかったはずの千代ですが、最後は「裏生徒会」の21代目会長になり、男性への嫌悪感を露わにした冷酷な表情を見せました。

 この幕引きには、ファンからも「『監獄学園』の最終回はマジ戦慄した….」「最終回、闇堕ちってマジか」など、まさかの鬱エンディングに悲痛の声が出ています。

●『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』

『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』は、「週刊少年ジャンプ」にて1995年から1997年まで連載されたうすた京介先生のギャグマンガです。

 ごく普通の高校生の藤山起目粒(ふじやま・おこめつぶ)が、謎の格闘技「セクシーコマンドー」を操る主人公・花中島マサルと出会い、奇妙で癖のある仲間たちとセクシーコマンドー部として活動していく物語でした。

 最終回でいきなり始まった「地獄校長編」では、突如現れた暗黒先生「ジゴック」に学校を乗っ取られたマサルたちが、セクシーコマンドーを駆使して奮闘して学校と取り戻そうとします。しかし、もともと老齢だったジゴック先生は、力を出そうと気張りすぎた結果、マサルたちが何かをするまでもなく亡くなってしまい、バトルは一瞬で終了しました。マサルたちは闘わずして「勝った…!」と達成感を感じながら幕を閉じます。

 主人公たちが戦うこともなく終わる展開に、読者の多くは最終回だと気づかなかったでしょう。実際のところは打ち切りではなく、うすた先生が多忙によって精神的に追い込まれたことが原因だったようです。

 うすた先生が心身の健康を優先したことにより、2000年から「週刊少年ジャンプ」で連載された『ピューと吹く!ジャガー』という次の大人気マンガが生まれたと考えれば、当時のうすた先生の判断は正しかったといえるのでしょう。

●『ノノノノ』

『ノノノノ』は「週刊ヤングジャンプ」にて2007年から2010年まで連載されていた岡本倫先生によるスポーツマンガです。

 主人公・野々宮ノノが、当時女性のオリンピック種目としてスキージャンプがなかった(2011年に次期オリンピック種目になることが正式決定)ことから、亡くなった双子の兄・野々宮悠太に扮してオリンピックに出場して金メダルを目指すという物語でした。

 かつてオリンピックで出場した父の意志を継ぎ、スキージャンプを始めた双子の兄・悠太は、いくら努力しても才能が開花することはなく、その事実に絶望して家に火を放ち自殺してしまいます。ノノは亡くなった兄の想いを背負い、オリンピック出場を目指す決意をしました。

 そして、さまざまな困難を乗り越えながらも着実に成果を上げていったノノですが、オリンピックへ向けた特訓の最中、突如風に吹かれて体勢を崩して、上半身から落下してしまいます。幸い怪我はなかったものの、服が破れてノノの胸が露わになってしまい、女子であることがバレてしまったのです。

 今まで必死に隠して、オリンピックでの金メダル獲得を夢見てきたのに、まさかの「ポロリ」ですべてが台無しになってしまうというエンディングでした。かなり急すぎる展開ですが、作者の岡本先生の当時のツイートを見ると、残念ながら打ち切りが決まったためにストーリー変更を余儀なくされたようです。

 その後発売された最終巻のコミックスでは、上記の「ポロリ展開」は夢オチで、その後ノノは悠太としてオリンピック代表に選ばれ、金メダル獲得を目指すハッピーエンドになるよう、ストーリーが追加されていました。しかし、当時はまさかすぎるエンディングに「オチが悲しすぎた」「これからが華だったのに!」「バレる展開にするにしても、胸出す必要あるかな」など、読者からも不満の声が相次いでいます。

(LUIS FIELD)

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