【漫画】秋が来たと思ったら、思わぬもの登場で「呼んでない！」今の気候表したマンガに共感殺到【作者インタビュー】

■季節を擬人化したシュールな1ページに「分かる！」

　季節の変わり目の今の時期、日によっても1日の間でも気温差が大きく、服装に困ることがありますよね。特に2023年は秋になっても気温が高い日が続き、「いつまで暑いんだ」と思っている人も多いことでしょう。そんな今の気候を、季節を擬人化してユーモラスに描いたマンガがTwitter（現：X）で話題です。

　透明いんげんさん（ @invisible_bean ）による1ページマンガ『油断してると急に来るやつ』は、「秋さん」が来たと思ったら「冬さん」も一緒で、ふたりで「衣替えルーレット」を始める……という内容で、読者からは「すごくかわいい」「シュール」「分かる」「今、本当にこれ」「急に来ますよね」「こちらはまだ夏日」などの声があがりました。投稿には1.6万リツイート（リポスト）、5.1万いいねの反響があり、続編の『10月のハイライト　夏 vs 冬』にも共感が集まっています。

　作者の透明いんげんさんに、お話を聞きました。

ーー『油断してると急に来るやつ』をマンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。

　この時期は「寒いような暑いような……あっ少し寒……いややっぱ暑かった！」を毎年繰り返しているので、いい加減マンガにしてやろうと思った次第です。

ーー秋さん、冬さん、夏さんがそれぞれ個性的でかわいらしいですね。それぞれを描くうえで工夫なさった点を教えて下さい。

　直感でサラサラと描いたのですが、夏の暑苦しい感じというか視覚的ににうるさい感じは意識しました。冬と夏は北風と太陽のイメージです。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「みんな同じ笑顔のはずなのに、夏がちゃんとドヤ顔に見える」というコメントがうれしかったです（笑）。

2023年10月26日に発売された『オオカミのさがしもの 脇役でも悪者でもない僕の物語』（KADOKAWA）

ーー「ダ・ヴィンチWEB」で連載されていた『オオカミのさがしもの』の書籍が2023年10月26日に発売されました。お話のあらすじや書籍の見どころなどについてご紹介いただけますか？

　いくつかの有名なおとぎ話をベースにした、笑えて考えさせられてちょっと泣ける「大人の絵本」のような群像劇コメディです。ある日ふと自分の将来が不安になった森のオオカミが、おとぎ話の世界で自分にぴったりの「オオカミ役」を探そうと旅に出ます。ところが、おとぎ話の登場人物たちにも何やら悩みごとがあるようで、シナリオはどんどん予定外の方向へ転がっていき……？　というお話です。

『3匹のこぶた』『赤ずきん』『七匹の子やぎ』などを舞台に、原作では主人公じゃなかった「あの人」たちが活躍します！　老若男女誰にでもおすすめできて何度でも読み返せる、ボリューム満点の1冊ですので、ぜひご覧下さい～！　購入者特典も付いてるよ！

ーー現在のご活動内容や、今後の活動のご予定などについて教えて下さい。

　現在は兼業でWebマンガ作家をやっておりまして、まだまだ描きたいマンガが頭のなかにギュウギュウ詰めです！（笑）今後も連載マンガ、絵本、イラストなど、仕事としてどんどんやっていきたいと思っておりますので、どこかで見かけた時は応援よろしくお願いいたします!!!

（マグミクス編集部）