『ワンピ』最強の「悪魔の実」って結局は…？ 200以上のなかからNo.1が決定か

■「悪魔の実」これまでの登場数は200以上！

　最終章に突入しても変わらぬ面白さの『ONE PIECE（ワンピース）』を象徴する代表的アイテムといえば「悪魔の実」が挙げられます。この「食べると超常的な力を得る」という不思議な実はマンガ、アニメあわせて200種以上も登場しており、さらに物語が進むごとにさまざまな設定が明かされてきました。

『ONE PIECE』ファンなら、一度は「自分が食べるなら、この悪魔の実かな」「あの悪魔の実こそ最強」など考えたことがあるのではないでしょうか。今回はそのなかから、特に強さの面で印象的な「悪魔の実」を3つみてみましょう。

●ゴムゴムの実（モンキー・D・ルフィ）

　やはり外せないのは、主人公であるモンキー・D・ルフィが子供の頃に食べた「ゴムゴムの実」です。この実を食べた者は体がゴムのようになり、ルフィはこの特性を活かした、体を伸縮させながらの格闘戦を得意としています。

　ルフィは旅のなかで数多くの戦闘や鍛錬を経て、身体能力を高める「ギア」や覚醒によって「ゴムゴムの実」のもうひとつの名である「ヒトヒトの実　幻獣種　モデル：ニカ」の力を扱えるようになりました。これらの力を使いこなすルフィは憧れていたシャンクスと並ぶ四皇に数えられ、作中でも最強格のひとりとなっています。

●ヤミヤミの実（マーシャル・D・ティーチ）

　これまでルフィが戦ってきた各エピソードのボスも強力な力を持つキャラクターばかりです。「空島編」のエネルが食べていた「ゴロゴロの実」も「悪魔の実」最強議論では話題になりがちですが、最終章におけるルフィのライバルのひとりと目される「黒ひげ」ことマーシャル・D・ティーチが食べた「ヤミヤミの実」も有力でしょう。その能力は闇を操るというもので、あらゆる対象を闇の引力で引き込み、さらにそれを放つことが可能です。これを応用して、「悪魔の実」の能力者に触れればその能力を無力化することもできます。

「白ひげ」ことエドワード・ニューゲートから「グラグラの実」も奪い、ふたつの能力を持った黒ひげは、のちに四皇となり作中最強格として扱われていますが、そもそも「ヤミヤミの実」自体も作中で「歴史上最も凶悪」とされるほどの存在です。今後、さらにその能力の真髄を見られるかもしれません。

●ノロノロの実（フォクシー）

　ネット上で交わされる議論で、しばしば最強の「悪魔の実」として挙げられるのが「ノロノロの実」です。と、そう言われても思い出せない読者もいるであろう存在感ですが、作中では「デービーバックファイト編」で銀ギツネのフォクシーがその能力者として登場しました。

「ノロノロの実」の能力は、対象の動きを30秒遅くするノロマ光子を放つというもので、フォクシーはこの力を駆使してデービーバックファイトという海賊同士のゲームで多くの勝利をあげていたものの、麦わらの一味との試合でルフィにこの力を逆手にとられて敗北してしまいました。しかし、この敗北はフォクシーの実力が劣っていたのが敗因のひとつであり、相手の動きを制限できる「ノロノロの実」の強さはかなりのものと言えそうです。

●最強の「悪魔の実」はどれだ!?

　先述した通り「悪魔の実」は登場しているだけでも150以上あり、今回まとめたものは存在感が際立つとは言えほんの一部です。解釈によって、意外な強さを発揮しそうな能力もあるでしょう。

　強者が続々と登場する最終章が進行中ですが、現時点でみなさんはどの「悪魔の実」が最強だと考えているでしょうか？

（はるのおと）