1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

『ワンピ』クロコダイルの性別論争に新展開! 「元女性」説を覆す新たな根拠

マグミクス / 2023年11月15日 11時40分

『ワンピ』クロコダイルの性別論争に新展開! 「元女性」説を覆す新たな根拠

■クロコダイルの弱みに「性別」は関係ない?

『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する元王下七武海、サー・クロコダイルには、「ある弱み」が存在することが示唆されています。その詳細はいまだ明らかになっておらず、かねてよりファンのあいだでは「もともとは女性で、性転換したことを隠しているのではないか」という説がささやかれてきました。

 しかしここ最近、「週刊少年ジャンプ」に掲載されているエピソードから、「クロコダイル元女性説」に一石を投じる新説が浮上しているようです。

※この記事には『ONE PIECE』単行本未収録の、最新話付近の内容が含まれています。

 そもそもなぜトンデモ考察のように思える説が誕生したのでしょうか。すべての発端は「インペルダウン編」で、カマバッカ王国の女王エンポリオ・イワンコフがクロコダイルに「弱み」があることを暴露したのがきっかけでした。

 イワンコフはホルモンを自在に操る「ホルホルの実」の能力者であり、他人の性別を操作することができます。そのため、過去に女性だったクロコダイルが性転換を依頼したのではないかと考えられているのです。

 加えてクロコダイルがピアスを付けている場所も、考察を加速させるきっかけになりました。中世ヨーロッパでは男性が左耳、女性は右耳につけるとされており、クロコダイルは右耳だけにピアスを装着しています。これは「もともと女性だった」という過去を暗示しているように見えないでしょうか。

 ほかにも扉絵にクロコダイルが描かれた第938話のサブタイトルが「女の秘密」だったり、単行本63巻のSBSに登場した幼少期のクロコダイルが中性的な顔立ちだったり、とさまざまな根拠が聞かれました。

 しかしそんななか、最近では「元女性説」を否定するかのような新説が一部でささやかれています。それは「クロコダイルは元奴隷だった」という考察で、その根拠はここ最近(2023年11月13日現在)の連載で展開されているバーソロミュー・くまの過去編からでした。

■バーソロミュー・くまの過去編から浮かび上がった、もうひとつの仮説

「バッカニア族」の血を引くというだけで迫害されてきたバーソロミュー・くまを立体化した「Portrait.Of.Pirates ワンピースシリーズNEO-DX バーソロミュー・くま」(メガハウス)

 実はくまには、天竜人の奴隷だった過去がありました。そして「週刊少年ジャンプ」2023年46号に掲載された第1095話では、くまが同じく奴隷の身だった幼い頃のイワンコフと出会い、共にゴッドバレーの地で「人間狩り」の対象となっていたことが明かされています。

 ここから一部の読者たちは、奴隷時代のイワンコフが同じく奴隷だったクロコダイルに出会っていたという可能性を想像したようです。ネット上では「イワンコフが元奴隷なのはびっくり。同時にイワンコフが言っていたクロコダイルの秘密ってもしかして……と考えてしまう」「クロコダイルも実は元奴隷で、このころにイワンコフと出会っていた。それが弱みって可能性もあるのか?」とささやかれています。

 以前から『ONE PIECE』には、ボア・ハンコックを始めとした元奴隷の過去を持つキャラクターが登場しており、その多くが誰にも知られたくない黒歴史として秘匿していました。もしクロコダイルにも奴隷だった過去があるとすれば、プライドの高い彼のことです、「インペルダウン編」でイワンコフたちに力を貸してでも元奴隷という事実をひた隠しにするのではないでしょうか。

 またクロコダイルが元奴隷だったとすれば、ほかの描写とも辻褄(つじつま)が合います。というのもクロコダイルはかなりの野心家だったからです。アラバスタ王国の支配を企んでいたときには、古代兵器「プルトン」を手に入れ、世界政府をもしのぐ軍事国家を作り上げることを目指していました。これはもともとの性格に加えて、奴隷時代に酷い扱いを行ってきた人間たちに対する復讐心という意味合いもあるのかもしれません。

 他方で、この説には重大な欠陥があることも見逃せません。イワンコフの性格からして、たとえクロコダイルが奴隷だったことを知っていたとしても、それを「弱み」としてチラつかせるとは考えづらいからです。

 加えてイワンコフが握っている弱みは、クロコダイルがまだルーキーと呼ばれていた頃に仕入れた話でした。たとえクロコダイルが奴隷だったとしても、ルーキー時代には自由の身だったはずなので、時系列がズレてしまうでしょう。

「元女性説」と同様、いろいろとツッコミどころがありつつも信じたくなる「元奴隷説」、はたしてクロコダイルの弱みとは、いったい何なのでしょうか。

(ハララ書房)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください