1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

「鬱マンガ」の結末は? 心えぐられる衝撃のラストを迎えた人気作3選

マグミクス / 2023年11月21日 18時10分

「鬱マンガ」の結末は? 心えぐられる衝撃のラストを迎えた人気作3選

■誰も救われない結末に「気が滅入る」

 マンガを読んでいると、脳裏に焼きつくほどの衝撃的なシーンや目を背けたくなる場面に遭遇することもあります。作品を面白くするエッセンスでもありますが、「怖くて最後まで見られなかった」と断念してしまった人もいるでしょう。今回は、そんな場面が連続する「鬱マンガ」のラストを振り返ります。

※この記事では『ぼくらの』『最終兵器彼女』『ミスミソウ』のネタバレに触れています。

●『ぼくらの』

 2004年から2009年まで「月刊IKKI」(小学館)にて連載されたマンガ『ぼくらの』(作:鬼頭莫宏)は、15人の子供たちが近未来の世界で巨大ロボットを操縦して敵と戦うというストーリーです。ゲームの一環だと勘違いしてしまった子供たちはロボットを操縦する契約を結びますが、彼らは敵に勝っても負けても命を落としてしまいます。

 過激なシーンに加えて、ロボットを操縦することになった子供たちの人間模様が細かく描かれた本作には「キャラのことが好きになる分つらい」「なかなかのトラウマになりそう」などの声があがり、読者もかなりのカロリーを消費したようです。

 同作の最終回では15人の子供が全滅した後、別の地球でもまだ戦闘は続くという展開が待ち受けていました。子供たちがゲームを終わらせ、地球を守るという王道な展開にはならず、誰も救われないという点が驚きを隠せないポイントといえるでしょう。

 そんな原作と異なりアニメ版では、登場人物のカナだけが最後まで生き残る展開に変更されています。内容の改変については原作ファンから賛否両論があったようですが、救われる点ができたことで「鬱度合い」は軽減したのではないでしょうか。

●『最終兵器彼女』

『最終兵器彼女』(作:高橋しん)は、2000年から2001年まで「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載されていたSFマンガです。主人公・シュウジとその彼女・ちせの青春恋愛物語が作品の軸となっており、ふたりは交換日記を通じて愛を育んでいきます。

 そんなある日、物語の舞台となる札幌が空襲を受け、シュウジは女子高生のはずのちせが「兵器」として戦う姿を目撃してしまうのでした。ちせが「兵器」だと知ったシュウジの葛藤と、体がどんどん変化していく彼女を描いた本作は、累計発行部数400万部を突破した人気作です。

 本作の最後は地球存亡の危機が迫って「兵器」として成長し続けるちせが宇宙船となり、シュウジは地球でひとりだけ生き残ります。その後ふたりは約束の場所で落ち合い、宇宙船(ちせ)に乗って地球を離れるというストーリーでした。

 シュウジは宇宙船になってしまったちせの彼氏として、彼女のなかで生きていくと決めた、という描写で物語は終わります。思春期ならではの生々しい描写が多く描かれる内容に、読者からは「意外に性描写が多くてびっくりした」「内容がガッツリ重たい」といった声もあがっていました。描写もさることながら、壮大なSF展開も人気な理由のようです。

●『ミスミソウ』

 引っ越した先の田舎の学校での「いじめ」をきっかけに家族を焼き殺され、ある女の子が恐るべき復讐へと手を染める『ミスミソウ』(作:押切蓮介)は、公式のキャッチフレーズで「精神破壊(メンチサイド)ホラー」と呼ばれるほど過激で残酷な描写が満載です。2007年から2009年まで『ホラーM』(ぶんか社)で連載された本作は、原作を忠実に再現したR15指定の実写版映画も話題になりました。

 そんな『ミスミソウ』のラストでは、主人公・春花の復讐劇が終わってストーリーが一段落したかと思いきや、彼女が想いを寄せていた男子・相場との殺し合いが始まります。彼が歪んだ愛情の持ち主だと知った春花は、最終的にカメラ越しからボウガンで彼を射殺したのでした。そして、その後死亡した春花の祖父が孫たちに詫びながら電車で帰る、切ない場面で物語は幕を引きます。

 鬱展開、残虐描写が多いものの「読むのにめちゃくちゃカロリーが必要なマンガだったけど面白かった」「読み終わった後の余韻がすごい」「残酷な描写が多いけど惹き込まれる」など、作品の人気は健在のようです。

(LUIS FIELD)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください