【推しの子】有馬かなが「恋愛リアリティショー」に出ていたら あかねとの競争がメインに?
マグミクス / 2023年11月30日 19時50分
■有馬かなはアイドルにならない? 「少しの違い」で展開が激変
「少年ジャンプ+」で連載され大ヒット中のマンガ『【推しの子】』は、この2023年にTVアニメが大きな反響を呼び、2024年に放送予定の第2期にも期待が集まっています。
この作品の魅力は、単なる芸能界出世ドラマではなく、主人公である星野アクアと妹のルビーが、それぞれの立場で母・アイを殺した真犯人を追い詰めるという、ミステリー要素の部分もあるでしょう。
そうしたこともあり、登場人物の行動には物語上の伏線的な意味がありますから、どこかを変えると全く違う話になることも考えられます。
今回は『【推しの子】』単行本2巻で、アクアが誘われたテレビ番組「恋愛リアリティショー」に、有馬かなも誘われていたらどうなったのかを考えてみます。
アクアとかなは子役時代に共演したことがあり、2巻で描かれるドラマ「今日は甘口で」でも共演しています。かなの共演者である鳴嶋メルトは「顔がいいだけの大根役者」(当時)で、ドラマでの評判は散々なものでした。アクアの作品をとらえる演技力を知るかなは、ドラマを立て直したくて、アクアをスカウトしたわけです。
アクアかメルトを挑発し、感情をむき出しにさせたことで、ドラマは成功します。そしてプロデューサーの鏑木勝也は、アクアをテレビ番組「恋愛リアリティショー」に誘います。
鏑木が殺された母・アイと関わりがあること知るアクアは、復讐の情報を得るために、出演を了承。もうひとりのヒロインである黒川あかねと共演することになります。
なお、鏑木プロデューサーは「顔がいいかどうか」で、出演者を選ぶ傾向があります。そして、有馬かなは、その鏑木プロデューサーから仕事を世話してもらっている立場です。
かなはアクアから見て「そこらのアイドルよりずっと可愛い」存在で、ジャパンアイドルフェスでも「他のグループならエース級の容姿」と言われるくらいですから、鏑木に「恋愛リアリティショー」出演を持ちかけられても不思議ではありません。
かなが「恋愛リアリティショー」に出演したとして、ストーリーが大きく変わる部分は「B小町のアイドルにならない」という部分です。そもそも、かなはアイドル志望ではありませんし、仕事がなくて困っている立場でもあります。
「恋愛リアリティショーに出て、アイドルにもなる」という選択肢は、アイドルが公開で恋愛することになりますから、あり得ません。つまり「新人役者枠として、持ち味の演技力で自分に注目してもらうため」番組に出ることになるでしょう。
この場合、かなは「今日は甘口で」でアクアに「私と一緒に良い作品を作って」とお願いした流れのまま「恋愛リアリティショー」に出演することになります。かなは「今日は甘口で」で、自分の演技力を引き出してくれたアクアを完全に意識していますから「番組を盛り上げるために」という口実でグイグイくるでしょう。
アクアは鏑木のDNA鑑定をするために番組に出ていますが、その部分は早い段階で解決しますから、あとはかなの「2人でドラマを盛り上げよう」に乗る流れとなるでしょう。
アクアの女性の好みは「顔のいい女」「太陽みたいな笑顔」「完璧なパフォーマンス」「まるで無敵に思える言動」「吸い寄せられる天性の瞳」であり、かつ前世でさりなを応援した理由として「綺麗に真っ直ぐアイドルを目指す人だから」というのがあります。つまり物事に全力で、真剣に頑張る人柄には好感を持つ性格ということです。
■黒川あかねとの競争が激化?
「恋愛リアリティショー」本編では、窮地に陥った黒川あかねをアクアが救う展開が中心となるが、もし有馬かなが参加していたら全く違った展開に? (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
かなは「顔は可愛い」「自身が眩しく輝く太陽のような存在」「女優として完璧なパフォーマンス」「自分の距離で振る舞う自由な言動」と、かなりアイと重なっており、かつ「自分の仕事に全力で真剣に頑張る努力家」でもあります。
そうしたことから考えても、アクアはかなを「ビジネス上の彼女」と割り切ることはできないでしょうし、番組を通じて関係が深まるはずです。ただ、ここで、ストーリーの変数として、黒川あかねの存在があります。劇中で、あかねは引っ込み思案で、番組に入れていない部分がありましたが、過去に因縁があり「一番意識し、反発してもいる(実は憧れでもある)同世代」のかなが出た場合は、意地になって意識が変わると思われます(かなの側から煽るでしょうし)。
あかねがかなに勝つためには、アクアを揺さぶるのが一番です。そして、アクアに劇中通り「理想の女性像」を聞けば、アイにたどり着きます。アイの演技でアクアを揺さぶるあかねに対して、かなが全力で挑むことは間違いありませんし、卓越した演技力と美貌を持つ2人が目立ちすぎて、他の出演者が埋没する可能性もかなりあります。
この場合、あかねは劇中のように埋没するのではなく、かなとの意地の張り合いで存在感が出ますから、埋没からの炎上騒ぎや、自殺未遂にはならないと思われます。
アクアが自分の「推しを推したい」性格と相性がいいかなを選ぶか、アイを理解している存在で、かつ復讐に利用できる頭脳を持つあかねを選ぶのかは、全くわかりませんが、確かなことは「ルビーのアイドルデビューがかなり遅れる」ということでしょう。
なんであれ、アクアは妹のためにちゃっかりMEMちょをスカウトして、ルビーは2人組アイドルとしてデビューするかもしれません。ただ、ルビー&MEMちょだと、歌が下手すぎてブレイクしなさそうですが……。
(安藤昌季)
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