【最強の悪魔の実TOP3】世界で最もふざけた能力に勝るものなし！ 「ゴムゴムの実」の順位は？

■応用力が高い「ゴムゴムの実」の能力

　個性豊かな能力で『ONE PIECE（ワンピース）』のバトルを盛り上げる「悪魔の実」は、今やその数が200種類以上に及ぶといわれています。

　そんな多種多様な「悪魔の実」のなかで最強の能力はいったいどれなのか、先日マグミクスでアンケートを実施したところ、主人公モンキー・D・ルフィが食べた「ゴムゴムの実」が第2位にランクインしました。確かに基本スペックはもちろんのこと、覚醒後のデタラメな能力は、作中屈指の強さを誇るといっても過言ではありません。

※この記事には『ONE PIECE』最新話付近の内容が含まれています。

　超人（パラミシア）系の「ゴムゴムの実」は文字通り、能力者の身体がゴムのように変わり、弾力性や伸縮性、さらには絶縁性を持つようになります。作中でもルフィはこの特性を十分に活かし、「ゴムゴムの銃（ピストル）」や「ゴムゴムの風船」「ゴムゴムのバズーカ」など、さまざまな技を編み出してきました。発想次第でいくらでも戦闘に活かせる応用力は、ひとつの強みともいえます。

　さらに「ゴムゴムの実」と「覇気」の相性の良さも見過ごせません。『ONE PIECE』では新世界編以降、「覇気」の使い手が増加し、「武装色」による身体を硬化する技術も、半ば一般的なものになりつつあります。そんななか、ルフィは「武装色」で身体を硬化しつつも、ゴムの弾力性も持ち続けた「ギア4」形態を開発したのです。硬さと弾力を兼ね備えるという、唯一無二ともいえる戦闘スタイルを習得することができました。

　こうした戦闘における応用力、ゴムという素材が持つ可能性、覇気との相性の良さといった「ゴムゴムの実」の特徴が、ルフィの強さにつながっていることは、間違いないでしょう。

●「世界で最もふざけた能力」を獲得

　そんな「ゴムゴムの実」にはもうひとつの名前があり、その正体が動物（ゾオン）系の「ヒトヒトの実　幻獣種　モデル：ニカ」であることは今や誰もが知るところです。

　ここでいう「ニカ」とは、古くから言い伝えられてきた伝説の戦士「太陽の神ニカ」のことで、その戦士はゴムの性質を持つ身体に加え、「空想のままに戦う」というとんでもない能力を持っていました。つまりは空想を現実にし、まるでマンガのような戦闘をも可能にするーー五老星の言葉を借りるなら「世界で最もふざけた能力」なのです。

　そんなニカの力に目覚めたルフィは、新形態「ギア5」を発動して四皇カイドウを圧倒し、さらに現在進行中の「エッグヘッド編」では、これまで苦戦続きだった黄猿（ボルサリーノ）を動けない状況にまで追い詰めました。ニカの自由すぎる能力には、四皇や海軍大将であっても太刀打ちできない、まさに次元がひとつ違う能力といえそうです。

　実際に多くの読者が「空想のままに戦う」能力を高く評価しているようで、今回のアンケートでも「自由に発想通りの戦いができるのには、ほかの能力者はかなわない」「チートといえるくらいヤバすぎる能力」といった意見が数多く寄せられていました。

　同じように空想を現実のものとする能力者といえば、ほかのマンガでも『BLEACH』のグレミィ・トゥミュー、『呪術廻戦』の髙羽史彦、『うえきの法則』のロベルト・ハイドンなどが存在しますが、いずれも最強格として扱われることの多いキャラクターです。

　主人公補正を抜きにしたとしても、やはり「ゴムゴムの実」もとい「ヒトヒトの実　幻獣種　モデル：ニカ」が最強と呼びうるポテンシャルを持っていることは確かだと思われます。今後の作中では、どれほどの活躍を見せてくれるのでしょうか。

（ハララ書房）