【最強の悪魔の実TOP3】すべてが突出した最高の能力に「万能すぎ」 「ゴロゴロの実」の順位は？

■マグミクス読者が選んだ最強の「悪魔の実」

『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する「悪魔の実」は、物語のカギを握る重要な存在です。これまでに200種類以上の個性豊かな能力が描かれてきましたが、やはり気になるのは「どれが最強なのか？」という点ではないでしょうか。

　そこでマグミクス編集部で「『ONE PIECE』悪魔の実、最強はどれ？」というアンケートを実施したところ、第1位に「ゴロゴロの実」が選ばれました。たしかに「ゴロゴロの実」は作中に出てくる他の能力と比べて、さまざまな点で規格外といえるほどの強さを誇っているように見えます。

「ゴロゴロの実」は自然（ロギア）系の「悪魔の実」で、食べた者の体を雷の性質に変化させます。作中では「空島編」のボスキャラとして登場したエネルが有しており、その力を振るって「スカイピア」の唯一神に君臨していました。

　まず「ゴロゴロの実」は、最大2億ボルトもの電撃を操ることが可能です。さらに雷の速度で移動できるため、機動力にもすぐれており、攻撃面に関しては他の追随を許さない能力といえるのではないでしょうか。さらに「ロギア系」に共通する特徴として、物理攻撃を通さないため、防御面でも秀でています。

　極めつけは、技の多彩さでしょう。たとえば背負った太鼓を叩き鳴らせば「雷鳥（ヒノ）」や「雷獣（キテン）」などの動物を象った雷を放つことが可能で、能力者本人がその場にいなくても雲を伝って超出力の雷を撃つこともできます。しかもエネルは、電熱を利用して「のの様棒」を別の形状の武器に錬成したり、自らに電気ショックを与えて心肺を蘇生させたりと、電気を使った応用技も数多く披露していました。

　ロギア系特有の防御性能に加えてパワーとスピード、さらに利便性にも富んでいることを加味すると、最強と謳（うた）われるのも不思議ではありません。

　電気なので絶縁体には効果が薄れるという明確な弱点も存在しますが、そうしたごく一部の例外を除けば、万能の強さをもつ能力といえるでしょう。実際に読者からも「雷の電力と熱と速さすべて手に入れられるこの実が実質最強」「純粋に実の力のみなら『ゴロゴロの実』一択。汎用性も高いし何よりかっこいい！」などと支持されていました。

　通常時でこれだけのチート性能を誇るということは、「ゴロゴロの実」が覚醒したらもはや向かうところ敵なしかもしれません。今のところ「ロギア系」の覚醒は描かれたことがありませんが、かつてパンクハザードの地で青雉（クザン）と赤犬（サカズキ）が戦闘を繰り広げた際には、島半分が灼熱の地に、もう半分が極寒の地になったと語られていました。

　決闘から数年経ってもその異様な光景は変わらず、読者のなかには「”天候を永続的に変える”ことがロギア系の覚醒なのではないか？」と推測する人も少なくありません。もし本当にその考察が合っているのだとすれば、「ゴロゴロの実」が覚醒した際には永続的に雷が降り注ぐということに……。まさに“神”業です。

「ゴロゴロの実」は、現行の物語に登場していないにもかかわらず、数ある「悪魔の実」のなかから第1位に選ばれました。最強を証明するためにも、エネルの再登場には期待したいところです。

（ハララ書房）