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「自分の個性は消す」 原作ファンも納得の再現度!本郷奏多が演じた実写キャラたち

マグミクス / 2023年12月6日 19時10分

「自分の個性は消す」 原作ファンも納得の再現度!本郷奏多が演じた実写キャラたち

■見た目も振る舞いも、再現度が高すぎるキャラの数々!

 原作の人気が高ければ高いほど賛否両論が巻き起こるマンガの実写化作品ですが、かなりのマンガ好きとして知られる俳優の本郷奏多さんは、原作への強いリスペクトで数々の二次元キャラクターを好演してきました。たびたび話題に上がるハマり役の多さに、キャストのなかに本郷さんの名前を見つけると安心するという声もあります。

 数々のインタビューで「なるべく原作のキャラクターのイメージ通りに演じたい」「個性は消すべきと考えている」など、実写化のオファーが多数来るのも納得のこだわりを語っている本郷さんは、2023年12月14日からNetflixにて全世界同時配信予定の実写版『幽☆遊☆白書』(原作:冨樫義博)では、主要人物のひとりである飛影を演じており、注目を集めています。今回はそんな本郷さんが演じてきた、人気キャラクターを振り返ります。

●『アカギ』の赤木しげる

『銀と金』『カイジ』シリーズなど多くの賭博マンガを手掛けてきた福本伸行先生が、麻雀をテーマに描いた作品『アカギ~闇に降り立った天才~』で本郷さんが演じたのは、主人公である最強のギャンブラー・赤木しげるです。

 本郷さんはもともと作品を読むために麻雀を勉強したと語っているほどの原作ファンで、白髪の赤木を演じるにあたって地毛をブリーチし、まるでマンガから出てきたかのような見事な容貌で注目を集めました。

 福本先生のマンガは、ひと目で福本作品だとわかる絵柄も見どころのひとつとなっていますが、その独特さゆえに実写向きではないという声が上がることもあります。そんななか、本郷さんは赤木の凄みのある表情や不敵な笑みを巧みに表現しており、原作を読み込んでいなければわからないような場面まで再現し、津川雅彦さん演じる闇の帝王・鷲巣巌との命を賭した戦いにも緊張感を生み出していました。

●『キングダム』の成キョウ

 古代中国の春秋戦国時代を舞台に描いた原泰久先生の『キングダム』では、本郷さんは特にハマり役だったと名高い成キョウを演じています。成キョウは王族の純粋な血を引く自身をエリートと思ってやまない野心家で、反乱を起こす憎たらしい敵・キャラクターです。魅力的な悪役ですが、年齢的には幼い少年ということもあり、実写化でどのように表現されるのか注目されていました。

 本郷さんはそんな成キョウの意地の悪さを全面に出し、人を小馬鹿にしたようないびつな笑みや嫌味な言い回しを圧倒的なカリスマ性で熱演しています。原作さながらのふてぶてしさからは、幼さも感じられ、ファンも驚きの完成度となりました。端正な顔立ちの本郷さんの普段とは違う見事な悪役面に、魅了されてしまった人も多いのではないでしょうか。

■男子学生も人外もハマりすぎ!

●『GANTZ』の西丈一郎

本郷奏多が西丈一郎を演じた映画『GANTZ』ポスタービジュアル (C)奥浩哉/講談社 (C)2011 「GANTZ」 FILM PARTNERS

 死んだはずの人間が黒い謎の球体に召喚され、異形の「星人」たちとの戦闘を強いられることになる『GANTZ』では、本郷さんは人気キャラ・西丈一郎を演じました。主人公・玄野が参加する以前から戦闘に身を投じていた西は、主人公サイドのキャラクターではありますが他人の命を軽視する冷酷で非道な性格をしています。

 その容貌は細身で色白、切れ長の瞳がクールな端正な顔立ちで、連載の途中からはかなりの美形になっていき、本郷さんが演じる役柄のなかでも特に、ビジュアル含めイメージが一致したという声が多かったキャラクターです。

 美形ながら猟奇的で残虐な内面を表情、声色、しぐさから再現しファンだけではなく原作者の奥浩哉先生もハマり役だと評価し、本郷さん本人も後に「キャリアのターニングポイント」と語るほどのハマり役となりました。

●『鋼の錬金術師』のエンヴィー

 錬金術が存在する世界を舞台に描かれる荒川弘先生原作のダーク・ファンタジー作品『鋼の錬金術師』で本郷さんが演じたのは、主人公と敵対するホムンクルスのひとりであるエンヴィーです。エンヴィーはさまざまな姿に変身できる能力を持ち、相手の大切な人のフリをして人間を騙すなど狡猾な面を持っています。

 その一方で、「嫉妬」という誰もが無関係ではない感情を体現した、どこか憎めない不思議なキャラクターでもあり、原作ファンの本郷さんはエンヴィーの哀愁や、人の形をしていながら人ではないという独特な雰囲気を演じることに苦労したと語っています。

 独特な質感の黒髪のロングヘアや華奢なスタイル、肌の露出の多い特殊な衣装といった中性的なビジュアルでさえ自然に見せてしまうのは、本郷さんの作品へのリスペクト、解像度の高さあってのものでしょう。

●『NANA2』のシン(岡崎真一)

 長きにわたり厚い支持を集めている矢沢あい先生の代表作のひとつ『NANA』の実写版2作目では、本郷さんは1作目の松山ケンイチさんに代わって若きベーシスト・シン(岡崎真一)を演じました。主人公のひとり・大崎ナナのバンドメンバーであるシンは、10代半ばという年齢でありながら達観した雰囲気がある大人びた少年ですが、年相応の子供っぽさも持ち合わせています。

 映画が公開された2006年当時の本郷さんは、原作でのシンと同じ年頃だったこともあり、リアルな少年らしさを醸し出していました。本郷さん以外にも前作からキャストが代わっていることで賛否の声もありましたが、どこか浮世離れした雰囲気すら感じさせる演技には、原作ファンをも納得させる説得力がありました。

(椎崎麗)

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