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「深夜枠で観たい」「なぜ続編だけ映画化?」 実写化されそうでされない人気マンガ

マグミクス / 2023年12月5日 17時50分

「深夜枠で観たい」「なぜ続編だけ映画化?」 実写化されそうでされない人気マンガ

■ほのぼの日常系のキャスティングは難しい?

 近年、多くの人気マンガが、映画やドラマで実写化されてきました。しかし、なかには「そこまで現実離れしてる内容でもないし、いかにも実写化されそうなのに、意外に実写化されていない」という意見が出る作品もあります。今回は、実写化されてもおかしくなさそうなのに、なぜか実写化されてない人気マンガをみてみましょう。

●『よつばと!』

『よつばと!』は、2003年から「月刊コミック大王」(KADOKAWA)にて連載されている、あずまきよひこ先生のほのぼの系日常マンガです。ちょっと変わった5歳の女の子「よつば」とよつばを育てる「とーちゃん」こと小岩井葉介がふたりで暮らす日常に、まわりの人びとのあたたかい交流が重なり、ゆっくりと物語が進んでいきます。

 華やかなイベントや大きな事件は起こりませんが、よつばのかわいらしさや、彼女を取り囲む大人たちとのやりとりに思わずクスッとしてしまう本作は多くの読者に愛され、国内コミックスの発行累計は1430万部を突破しています(2021年のデータ)。

 さらに第20回手塚治虫文化賞「マンガ賞」をはじめ、数々の賞を受賞している『よつばと!』ですが、2023年12月現在、実写化もアニメ化もされていません。

 人気作品とあって、読者のなかには実写化を望むファンも多いようです。2023年には、同じく大人と少女のW主人公のマンガ『ばらかもん』が、杉野遥亮さんと宮崎莉里沙さんで実写化されたことで、「『よつばと!』もそろそろいけるんじゃないか」という意見もいくつか出ていました。

『よつばと!』が実写化されない理由については、主人公であるよつばを演じられる子役がなかなかいなさそうな点、彼女の髪の毛が緑色で日常を描いた作品とはミスマッチな外見であることや、彼女が外国人であると思われる描写があることなど、キャスティングの難しさの問題もあるかもしれません。

●『女の園の星』

『女の園の星』は、2020年から「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載されている、和山やま先生のマンガ作品です。ある女子校の2年4組を担任する国語教師・星先生を中心に、女子校のノリやそのリアルなやりとりが笑いを誘います。

 宝島社主催の『このマンガがすごい!2021 オンナ編』(2021年)では見事第1位に選ばれるほどの人気作品であり、2022年12月にはアニメ化もされています(単行本第3巻のBlu-ray付き特装版に収録)。

 まだ実写化はされていないものの、ネット上では、星先生の隣の席の小林先生、いつもお酒のにおいがする中村先生などのキャラの濃い教師陣や、変わった作品ばかり描く漫画家志望の生徒など、ひと癖もふた癖もある登場人物たちを「誰に演じてほしいか?」という議論が巻き起こっています。

 主人公・星先生を演じてほしいと意見が挙がっていたのは、アニメ版で星先生の声をつとめた星野源さん、眼鏡をかけた姿が星先生に似ていると言われている目黒蓮さん(snowman)、柔らかな雰囲気が魅力の中村倫也さんなどでした。

 SNS上では「深夜枠のドラマとしてゆるっと観たい」という声も挙がっており、同じ和山先生原作の実写映画『カラオケ行こ!』が2024年に公開を控えていることを考えると、『女の園の星』もそう遠くはない未来に実写化されるかもしれません。

■次々と他作品が実写化されるも、なぜか実写化されない代表作

●『ご近所物語』

『ご近所物語』の主人公・幸田実果子がパッケージの「ご近所物語 全曲集」(日本コロムビア)

 カリスマ的人気を誇る少女漫画家・矢沢あい先生の代表作『ご近所物語』も、なぜか実写化されない作品のひとつです。

『ご近所物語』は1997年まで「りぼん」(集英社)で連載されていたマンガ作品で、1996年9月から約1年間TVアニメ化されました。本作はファッションデザイナーを目指す主人公・幸田実果子と、その幼なじみの山口ツトムや仲間たちとの青春を描いた作品です。

 夢にも恋にも全力投球である実果子のひたむきな姿が多くの読者から共感を呼び、連載終了から30年近く経った今でも、多くのファンの心をとらえています。

 矢沢先生の作品は、これまでいくつも実写化されてきました。ふたりの「ナナ」という女性の人間模様を描いた『NANA』は、2005年に中島美嘉さん・宮崎あおいさん主演で実写映画化され、大ヒットしました(2006年には続編も公開)。

 その前年である2004年には、栗山千明さん主演で『下弦の月』の実写映画が公開され、さらに『ご近所物語』の続編である『Paradise Kiss』は、2011年に北川景子さん主演で実写映画化されています。

 続編が実写化されているのに、前作『ご近所物語』が実写化されていないことに関して、SNS上では「パラキス(『Paradise Kiss』)を実写化する前に、まずは『ご近所物語』を実写化してほしい!」「実写化してほしいわけではないけど、なぜされないのか不思議ではある」という意見や、「実写化したらキャスティングに不満が出そう」「もう30年弱前の作品だし、時期は逸したんじゃないか」など、人気作品ならではの賛否の声が挙がっていました。

(LUIS FIELD)

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