【漫画】隣の席の女子を起こしたらハグされた！ 消極的男子と猫好き女子「尊い」「かわいい」【作者インタビュー】

■友達になれる？　恋は始まる？

　男子学生の瀬野は極度の人見知りで、高校に入学してからずっとクラスの人とまともに会話をしたことがありません。そんな瀬野の隣の席の女子の猫実（ねこざね）は、授業中にいつも寝ています。移動教室の前でも寝続ける猫実を気遣って声をかけた瀬野は、起きた彼女に不意に抱きつかれてしまいました。

　どうやら彼女は、寝ぼけて瀬野を何かと間違えたようです。彼女がつぶやいた「しらたま」「まさむね」という言葉は何だったんだろうと気になる瀬野は、放課後に保護猫カフェの店の前で偶然にも猫実と鉢合わせました。そこで彼女の学校とは違った一面を知ることになって……。

　あきのこさん（@noco916）の創作マンガ『となりの猫と恋知らず』がTwitter（現：X）で公開されました。読者からは「めちゃくちゃおもしろいこれ」「こんなに尊いマンガがあったとは……」「キャラデザがドストライクです」「最高にかわいい」などの感想が集まっています。作品の投稿に4.1万いいねがついた話題作です。

　作者のあきのこさんに、お話を聞きました。

ーー本作のお話はどのように生まれましたか？

　以前描いた読切作品で犬っぽい女の子を描いたので、じゃあ次は猫っぽい女の子はどうだろう、という安直な考えから生まれました（笑）。動物が好きなので、動物からお話を連想することが多いかもしれません。

ーー瀬野を「人見知り」「消極的」なキャラクターに設定したのは、どのような理由からですか？

　瀬野湊というキャラクターは、もともとは外交的で誰とでも仲良くなれるような人物でした。ただ、女の子と掛け合わせた時に違和感があり、何か違うな……と感じた結果あのようなキャラクターになりました。

ーー「しらたま」「まさむね」の名前はどのように思い浮かびましたか？

　できるだけインパクトのある言葉が欲しいと悩んだ結果、「しらたま」と「まさむね」になりました。どちらも猫の名前でありそうなので「これは使えるかな？」と。

学校での様子とはまた違った一面を見せる彼女（あきのこさん提供）

ーー恋愛マンガとしては、オチが予想外の作品でした。この終わり方は、どのように決まりましたか？

　予想外と仰っていただいてうれしいです、ありがとうございます。キャラ任せで描いている部分があるので、このキャラクターならこんなふうに行動するかな……と考えていたら、あのようになりました。以前「恋愛では女の子のほうから男の子に寄ってきてくれるとうれしい」というお話を聞いたことがあったので、逆のことをしてみるのも楽しいかなと。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　いただいたコメントはすべてありがたく読ませていただいているのですが、男の子の友人の高田というキャラクターに対してのコメントをお見かけして、メインじゃないキャラにも注目して下さっているのがなんだかうれしくなりました。

ーーマンガやそのほかで、今後挑戦してみたいことはありますか？

　今はマンガだけで手一杯なところはあるのですが、マンガだけでなくイラストでも今後は頑張れたらと思っています。いろいろと挑戦してみたいです。

（マグミクス編集部）