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春の【推しの子】、秋のフリーレン… 2023年の「覇権クール」といえば?

マグミクス / 2023年12月12日 12時10分

春の【推しの子】、秋のフリーレン… 2023年の「覇権クール」といえば?

■冬クールのこと、思い出せる?

 1年を3ヶ月ごとに4分割した放送期間を示す用語「クール」。語源はフランス語のcours(授業、講義などを指す)だそうですが、日本では春夏秋冬の頭に近い1月、4月、7月、10月にそのクールが始まります。大半のアニメが、このクールの始まりに合わせてスタートするのは多くの人がご存知でしょう。

 そのためアニメファンにとってクールの概念は結構身近なものです。そこで今回は作品単位ではなく、クール単位で2023年のTVアニメシーンを振り返ってみます。

●冬クール:『お兄ちゃんはおしまい!』

『ぼっち・ざ・ろっく!』や『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で湧いた2022年秋クールに続く冬は、『お兄ちゃんはおしまい!』が人気だったようにかなりバラエティに富んだクールとなりました。同作以外にも『英雄王、武を極めるため転生す』や『あやかしトライアングル』といったTS(=transsexual)ものが多く、新時代の到来を予感させられました。

 冬に第2クール目が放送された『ブルーロック』は、アニメ化によって本格的に大ブレイクを果たし、原作は2023年年間売上1位のヒット作となりました。また『魔入りました!入間くん』『弱虫ペダル』『吸血鬼すぐ死ぬ』『もういっぽん!』と「週刊少年チャンピオン」連載作のアニメ化が重なったのも印象的です。

おもな作品:『お兄ちゃんはおしまい!』『とんでもスキルで異世界放浪メシ』『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』『転生王女と天才令嬢の魔法革命』『もういっぽん!』

●春クール:『【推しの子】』

『【推しの子】』ビジュアル (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

 2023年を代表する作品となったのが『【推しの子】』です。高いクオリティと衝撃展開の第1話90分拡大放送で話題を集めると、その勢いのままに国民的ヒット作になりました。オープニングテーマのYOASOBIによる『アイドル』は世界的にヒットし、年末の「NHK紅白歌合戦」で歌われる可能性も充分あります。

 とはいえ、それ以外の作品も充実していたのが春クールです。『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2といった大作だけでなく、『スキップとローファー』『天国大魔境』『BIRDIE WING -Golf Girls’ Story-』Season 2などの脇を固める作品も多数見受けられました。また『ポケットモンスター』が新シリーズに突入したのもこのクールです。

おもな作品:『【推しの子】』『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』『地獄楽』『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』『スキップとローファー』『江戸前エルフ』

■夏、秋クールの覇権アニメといえば?

『わたしの幸せな結婚』ビジュアル (C)2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会

●夏クール:『わたしの幸せな結婚』

『呪術廻戦』『無職転生』『文豪ストレイドッグス』を筆頭に、夏クールは続編アニメが多数放送されました。『死神坊ちゃんと黒メイド』『彼女、お借りします』3期、『スパイ教室』のほか『はたらく魔王さま!!』や『政宗くんのリベンジ』といった少し懐かしい作品の続編に喜んだアニメファンもいたでしょう。

 そんな夏クールの看板的な存在だったのが『わたしの幸せな結婚』です。小説原作である同作は3月に実写映画が公開され、夏にTVアニメが人気を博しました。同様に『おとなりに銀河』『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』『放課後インソムニア』などもそうですが、2023年はアニメと実写作品の近い時期の展開がよく見られた1年でした。

おもな作品:『呪術廻戦(第2期)』『わたしの幸せな結婚』『デキる猫は今日も憂鬱』『無職転生 II』『アンデッドガール・マーダーファルス』『好きな子がめがねを忘れた』『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』

●秋クール:『葬送のフリーレン』

『葬送のフリーレン』ビジュアル (C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

 秋クールは『進撃の巨人』のアニメがついに完結し、『葬送のフリーレン』がレギュラー放送されている日本テレビ系の日本テレビ系の新アニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT」を始め新設アニメ枠も増えました。TVアニメが新たなフェーズに突入したクールといえるかもしれません。

 ほかにも『薬屋のひとりごと』や『SPY×FAMILY Season2』、『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』などこのクールは90本以上の新作アニメが放送、配信中です。現在進行系で面白い、たくさんのアニメを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。

おもな作品:『葬送のフリーレン』『薬屋のひとりごと』『SPY×FAMILY Season2』『ビックリメン』『アイドルマスター ミリオンライブ!』『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』

●意外と傾向が出るクール単位での振り返り

 ここまで2023年のTVアニメシーンを1クールに単位で振り返ってみました。こうして並べると各クールで語るべき作品はもちろんですが、傾向がバラけているのが意外なところです。たとえば冬クールはTSものだけでなく、『冰剣の魔術師が世界を統べる』や『氷属性男子とクールな同僚女子』『クールドジ男子』など氷系のアニメが被りました(寒いから?)。果たして、みなさんはどのクールを楽しんだのでしょうか?

(はるのおと)

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