【漫画】1人で外食した夫 ふと普段の妻の様子を思い出し… 描かれた感謝に「全旦那に感じて欲しい」【作者インタビュー】

■「自分だけの時間」の大切さを実感

　妻への感謝を描いたマンガ「母親にあって父親にないもの」が、Instagramで11万2000以上のいいねを集めて話題となっています。

　ある日、仕事帰りに夕飯を食べてから帰ることにした作者。ひとりでゆっくりとご飯を食べていたら、ふと妻を思い出して……。読者からは、「そう思ってもらえることに感謝ですね」「気付いてくれるだけでうれしい」「全旦那に感じてほしい」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、会社員の月光もりあさんです。Instagramやブログ「おれのあたまのなか」で、育児のマンガ、日常のマンガを発表しています。月光もりあさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー奥様から、「ひとりの時間が欲しい」といわれたことはありますか？

　いわれたことはないですね。日頃から妻に「遊びに行きな」と伝えているからかもしれません。それでもふたり目が生まれてからは、忙しくて発狂しています（笑）。俺が仕事をしている間も、妻が大変な思いをしているのは知っています。

ーー普段家族で外食するときは、どのように食事をしていますか？

　子供から手が離せない時期は、妻が先に食べて、時間差で自分の分を注文することが多いです。また、同時に注文して、俺が急いで食べて子供の面倒をみることもあります。子供がじっとしていられないときは、夫婦のどちらかが子供と店の外へ散歩しに出ることもありました。

ーー奥様がひとりの時間を持てるように、月光もりあさんがされていることはありますか？

　仕事の日は帰宅後に皿洗いをしたり、休みの日は俺が子供をみたりすることぐらいしかできていません。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？

「描いてくれてありがとう」「気付いてくれる方がいるだけで救われる」など、奥様側から共感の声を多くいただきました。描いたことに感謝して下さる方がかなりいたことに、驚きました。ただ、なかにはこの話を読んでも母親の大変さが伝わらない方もいたようでした。母親には、手放しで自由になれる「自分だけの時間」がない……って話なんですけどね（笑）。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

　改めて妻への感謝の気持ちが湧きあがり、マンガにしました。

　同じように、何気ないひとり時間を欲しているお母さんや、申し訳ないと感じているお父さんがいると思いますので、このマンガを読んで何か気付いてくれる方が増えたらいいな、と願っています。

ーーその気持ちは奥様には伝えたのでしょうか？

　はい、伝えました。Voicyでも、このときに感じたことをふたりで語っています。

（マグミクス編集部）