激アツな続編！TV初放映にファン歓喜！「昭和世代」ホイホイな24年冬アニメ

■日本のSF史に刻まれる不朽の名作

　2023年も終わりに近付き、2024年1月からの「冬アニメ」に注目が集まっています。今回は、若い世代以上に、昭和生まれ方々の「大人心」をくすぐりそうな冬アニメ作品を紹介します。

●『うる星やつら』第2期

『うる星やつら』は高橋留美子先生の初連載作品であり、未だに圧倒的な人気を誇るマンガのひとつです。

　当初は地球侵略に来ていた鬼族の娘・ラムから好意を寄せられた、女性に目がない高校生・諸星あたると、周囲の奇想天外なキャラクターたちによって描かれるドタバタラブコメディは、2022年10月から新アニメとして蘇り話題を呼びました。

　24年1月から放送予定の第2期は、公式SNSでは主人公・あたる目線のPVが公開されており、彼の「女性好きキャラ」全開の登場人物紹介が「さすがブレない男」「男の紹介だけ雑すぎるw」と盛り上がっています。

　あたる役の神谷浩史さん、ラム役の上坂すみれさんらの豪華キャストにの続投に加え、2期からの新キャラ・水乃小路飛鳥とその両親してM・A・Oさん（飛鳥）、桜井敏治さん（父）、三石琴乃さん（母）が出演することも話題です。

『うる星やつら』第2期は、2024年1月よりフジテレビ「ノイタミナ」ほかにて放送されます。

●『BASTARD!! －暗黒の破壊神－地獄の鎮魂歌編』

　冬アニメでは、『BASTARD!! －暗黒の破壊神－』の第2期にあたる『BASTARD!! －暗黒の破壊神－地獄の鎮魂歌編』も放送予定です。原作「週刊少年ジャンプ」にて1988年から『BASTARD!!－暗黒の破壊神－』連載された作品で、タイトルを聞いただけで懐かしくなる方も多いのではないでしょうか。

　物語の舞台は近代文明の崩壊から400年後の剣と魔法が支配する混沌の世界で、そのなかのメタ＝リカーナ王国は闇の反逆軍団に襲撃されてしまいます。そんな王国を救うために大神官の娘であるティア・ノート・ヨーコは、かつて世界支配をもくろみ封印されていた古の大魔法使いのダーク・シュナイダーを復活させ、ともに闇の勢力と戦うことになるのです。

『BASTARD!!』は累計発行部数3000万部を超える程の人気作となり、1992年からOVAで「闇の反逆軍団編」の途中までが作られています。そして、2022年にNetflixにて2クールにわたってアニメ化され、「闇の反逆軍団編」が最後まで描かれました。

　王道のバトルジャンルかつ、壮大な設定の世界観、そして少年には刺激が強めなセクシー描写などもあり、1期を観ていたファンからは「80～90年代らしいノリが懐かしいし面白い」「適度なエロで見やすい」など、時代背景も含め懐かしんでいる声があがっています。

　世代問わず多くの人を虜にしてきた同作のアニメ2期は、2023年7月からNetflixで配信されていましたが、2024年1月2日24時よりBS11・ABEMAにて放送開始予定です。初回は1話から3話までの90分放送となっています。

●『銀河英雄伝説』

　新作の放送だけでなく、再放送、TV初放送作品も要注目です。1982年に第1巻が刊行された田中芳樹先生の代表作『銀河英雄伝説』は、数千年後の未来、宇宙に進出した人類の物語を描いています。銀河帝国と宇宙惑星同盟と呼ばれるふたつの国は、150年に渡り抗争を繰り返していましたが、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーというふたりの天才の激突によって、物語は大きく動き出します。

　そんな同作は、1988年から始まった旧アニメシリーズが本伝110話、外伝52話、長篇3作という大ボリュームで展開され、多くのファンを生み出してきました。

　2018年からのアニメ新シリーズ『銀河英雄伝説 Die Neue These』もヒットし、平成生まれの新しい世代も虜にしてきた『銀河英雄伝説』は、新たに続編制作も決定しました。それを受け2024年1月16日から日本テレビ系の「AnichU」にて、ファーストシーズンからフォースシーズンまでの全48話が放送されます。

　なお、新作のアニメシリーズは映画館でのイベント上映だったこともあり、特にサードシーズンとフォースシーズンは今回がテレビ初放送となります。「時期的に劇場公開には行けなかったから、これはうれしい」など、当時劇場へ足を運べなかったファンも今回の放送開始を受けて歓喜の声があがっています。

『銀河英雄伝説 Die Neue These』は、2024年1月16日から日本テレビ系の「AnichU」にて放送予定です。

（LUIS FIELD）