エネルは重要？ 「ネタからガチ」になった男も？ 『ワンピ』再登場が待たれるキャラ

■エネル再登場は確実？

『ONE PIECE』が最終章を迎えてから、1年以上が経過しました。最終章では、ネット上で今後「再登場」しそうなキャラについても、さまざまな憶測が広がっています。そこで今回は、『ONE PIECE』最終章で再登場しそうなキャラを紹介します。

　この記事では『ONE PIECE』最終章の内容に触れています。

　長年再登場が期待されており、ほぼ確実と言われているのが、「空島編」で登場したエネルです。エネルが再登場しそうだとネット上でささやかれている理由の1つが、扉絵連載の「エネルのスペース大作戦」シリーズの存在です。扉絵シリーズでは、エネルが古代都市の壁画を眺めている描写がありました。

　この描写について、世界政府が歴史のすべてを消そうとしている「空白の100年」の謎に、エネルが迫っていると推測する声が多数上がっており、長年の考察対象となっています。

「扉絵シリーズは本編と繋がっているから何かあるはず」「政府にとってやばい世の核心に触れる情報は、確実に手に入れたんじゃないか」という声もありました。最終章のどのタイミングかは分かりませんが、現在月にいるエネルが重要情報とともに登場した際は、ルフィたちの味方になるのか、また敵となるのかにも注目が集まります。

　その他、原作1巻に登場したヒグマは、長年「ラスボス説」のネタがあったキャラです。ヒグマはシャンクスたちとの争いのなかで、ルフィをさらい海に落としました。ルフィはシャンクスに助けられましたが、その時にシャンクスは片腕を失い、そしてヒグマ自身は海王類「近海の主」に食べられてしまいます。

　そんなヒグマは、後の四皇・シャンクスに対し「56人殺したのさ　てめェのように生意気な奴をな」という発言をしていたこともあり、「実はめちゃくちゃ強くて、近海の主に食べられたふりしてまだ生きてる」「元海軍大将・緋熊では」「実はラスボス」などと、かねてからほぼネタのような考察がいくつかありました。

　しかし、ヒグマはなんと、原作101巻の発売記念CMに再登場していたのです。実際の姿は出てきませんが、少年時代のルフィがヒグマにやられたときの酒場が実写で再現され、酒場でルフィが食べた「ゴムゴムの実」が映っています。さらには海王類に食べられたはずの、ヒグマの手配書まで映っていました。

　ネット上では「ヒグマ重要人物説の信憑性がネタと言い切れないレベルで上がってるんだが」「そもそもシャンクスの見聞色を無効化して逃げたヒグマってヤバいよね」といった声もあります。他にも、ヒグマの額にある×印の傷が、海軍本部機密特殊部隊「SWORD」のコビーやX（ディエス）・ドレークの特徴と似ていることから、「ヒグマSWORD説」も出ていました。

　また、原作1083話の聖地マリージョアを警護する治安組織「神の騎士団」の説明の騎士団メンバーのシルエットが、ヒグマの過去のコマと似ていたことも話題になっています。さらに「シャンクスの父親説」が出ている天竜人、フィガーランド・ガーリング聖が騎士団長と判明したため、「実はシャンクスとヒグマはもともと手を組んでて、シャンクスがルフィを『近海の主』から助けて麦わら帽子を託す流れまで、全て仕組まれた演出だったのでは？」「天竜人出身の異端児同士、手を組んでいたのでは」などの飛躍した考察も生まれていました。

　現状の考察の真偽はともかく、ヒグマが再登場すれば賛否含めて大きな盛り上がりを見せるのは間違いないでしょう。

　その他、「バラティエ編」に登場したギンや、原作3巻に登場するガイモンら、イーストブルーでルフィたちと会ったキャラも、再登場説がささやかれているキャラクターです。ただ、ギンは実写版『ONE PIECE』にて登場が大幅にカットされ、ガイモンに至ってはいなかったことにされてしまいました。

　そのため再登場の可能性が薄まったと嘆くファンもいましたが、それでも「ギンは『火の傷の男』として登場すると思う」「『世界を買っちまえ』というガイモンの発言が今後の伏線かも？」という意見も絶えません。

特にガイモンがルフィに言った「ワンピース（ひとつなぎの大秘宝）はお前が見つけて世界を買っちまえ」というセリフについては、「麦わらの一味に加入する前のナミが同じこと（アーロンからココヤシ村を買って自由にする）を言っていた」「秘宝・ワンピースが何か分からないで言ってるにしては、違和感がありすぎる」などさまざまな憶測を呼んでいます。

（マグミクス編集部）