1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

嫌いだったけど「同情する…」 『ワンピ』出世して苦労が絶えないサカズキに「胃が心配」「休めてる?」

マグミクス / 2023年12月9日 11時40分

嫌いだったけど「同情する…」 『ワンピ』出世して苦労が絶えないサカズキに「胃が心配」「休めてる?」

■まさに「中間管理職」? 海軍元帥のつらすぎる立場

『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「海軍」は、世界政府直属の軍隊であり、治安維持を行うために「絶対的正義」を掲げる組織です。とくに「偉大なる航路(グランドライン)」をメインに活動する「海軍本部」は、四皇や王下七武海とともに「三大勢力」と呼ばれるほどの力を持っています。その「海軍本部」のトップに君臨するのが、元帥(海軍総大将)であるサカズキ(通称・赤犬)です。

 サカズキは元海軍大将のひとりでしたが、2年前のマリンフォード頂上戦争後に当時の元帥であるセンゴクが引退したことを受け、新たな元帥に就任することになりました。そんなサカズキが元帥に就任した「新世界」編では、『ONE PIECE』の世界がさらに混沌とし、海軍は多くのトラブルに見舞われます。同じく元海軍大将だったクザン(通称:青キジ)との直接対決の末に昇進したものの、素直には喜べない、元帥就任後のサカズキの「苦労エピソード」を振り返ってみましょう。

 まずは、サカズキが手を焼いている「部下」についての苦労エピソードです。

 サカズキの部下には、「新世界」編から新たに「海軍大将」となったイッショウ(通称:藤虎)とアラマキ(通称:緑牛)が加わりました。このふたりは一兵卒から将校の位を得たのではなく、白ひげ海賊団と海軍本部によるマリンフォード頂上戦争後に行われた「世界徴兵」によって徴兵された人物です。

 そのことが関係しているのか、彼らは組織としてより「個人としての考え」を強く持っているような行動がみられます。

 藤虎は、ドレスローザを支配していたドフラミンゴの悪行を世界政府の責任と認め、ドレスローザの民やリク王(リク・ドルド3世)に対して独断で土下座をします。この様子は前代未聞の「海軍大将の土下座」として中継されてしまい、「世界政府の直属の軍隊である海軍が不祥事を認めた」と、広まってしまいました。予期せぬ藤虎の行動によって、海軍のトップであるサカズキの面目は丸つぶれです。

 さらに「ワノ国編」では、緑牛が独断行動を起こします。原作1053話では、緑牛が「麦わらのルフィ」の首を獲ろうと鎖国状態であるワノ国に独断で向かってしまいました。前話(原作1052話)でサカズキから「余計なマネは絶対するな」と釘を刺されたにもかかわらず、忠告を無視してワノ国に上陸してしまうのです。

 しかも緑牛が独断で行動した動機は、「サカズキに褒められたい」というものだったため、頭ごなしに怒りにくい部分もあることでしょう。部下から慕われてはいるものの命令は完全に無視されている様子から、部下に恵まれていない、といえそうです。

■五老星にも言われたい放題?

サカズキを立体化した「ワンピース アーカイブコレクションNo.6 サカズキ元帥(赤犬)・新世界Ver.」(BANDAI SPIRITS)

 さらにサカズキは、世界政府の最高権力を持つ五老星からも散々な扱いを受けています。

 ドフラミンゴが当時所属していた王下七武海を脱退するという誤った情報が世界に流れた際、サカズキは海軍のトップという立場にありながら、何も知らされていませんでした。

 結果的に、海軍はこの誤情報に振り回されることになってしまったため、サカズキは五老星に「今後もこがいな事があっちゃあわしが元帥として恰好つかんですけ!!!」と抗議しましたが、五老星から返ってきたのは「お前の面子など取るに足らん!!」「生意気な口をきくな」「口を謹め」などというにべもない回答でした。

 部下には勝手な行動をとられ、最高権力者たちには冷たくあしらわれ……と、元帥になったサカズキは、まるで「中間管理職」のようなつらさを背負わされているようです。

 さらに王下七武海制度撤廃により、王下七武海の面々を捕まえにかかったものの、ハンコックの確保に向かった海軍本部大佐コビーは黒ひげ海賊団に誘拐され、バギー、クロコダイル、ミホークには「クロスギルド」という組織を結成されるなど、ほぼ全員を取り逃がします。

 このような現状を受け、SNS上では「この海でいちばん不自由なのは、元帥であるサカズキ」「次々に大事件が起きるこの時代に元帥になったのは因果応報かもしれないけど、さすがにかわいそう」など、サカズキの苦しい立場に同情の声が挙がっていました。

 もともと、サカズキは海軍のなかでも屈指の「過激派」でした。「徹底的な正義」を掲げ、正義のためならどんな小さな悪の芽も徹底的に潰してきたのです。オハラでのバスターコールでは民間人の乗った船までも沈め、マリンフォード頂上戦争では自分の意に反する意見を唱えたコビーを殺そうとしました。

 自分の意思を徹底的に貫き通していたサカズキは、現在の不自由な立場をどう思っているのでしょう。 原作1092話では、サカズキが聖地マリージョアで暴走を続けるバーソロミュー・くまに向かって「意志も心も全て失った『人形』がよ」とつぶやくシーンが描かれています。この言葉には、現在の自分自身に言い聞かせている「ふくみ」があるのかもしれません。

(LUIS FIELD)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください