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23年アニメ化が「不安視」されてた成功作と、24年の心配されてる作品は?

マグミクス / 2023年12月18日 12時10分

23年アニメ化が「不安視」されてた成功作と、24年の心配されてる作品は?

■鬱展開にすら引き込まれる「神作画」

 マンガ作品がアニメ化するのはうれしい一方、物語の特性や演出によってはアニメのクオリティが心配になることもあるでしょう。原作の良さを知っていれば、なおのことアニメ化でコケてほしくはないのがファンの心情です。

 今回は、2023年に不安視されていたアニメが実際どのように評価されているのか、また2024年に不安視されているアニメにはどのような声があがっているのか、作品に集まったファンの声や反応を振り返ってみましょう。

 まずは2020年4月から「週刊ヤングジャンプ」で連載中の、赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生のタッグ作品『【推しの子】』です。キラキラとした可愛い表紙のマンガですが、芸能界が抱えるリアルな闇深さと、サスペンス要素を描いたシリアスで息をのむ展開に、ネット上では「絵とストーリーのギャップがこんなの激しいマンガは珍しいのでは」と話題になりました。

 本作のTVアニメ化が決定した際、原作ファンの一部では、「アニメ化できるの?って思うくらい鬱展開多くね」「マンガの画力エグすぎてアニメがコケないか心配」など、さまざまな角度からアニメ化を不安視する声があがっていました。

 そして2023年4月にTVアニメ放送がスタートし、90分放送となった第1話では序盤で妊娠した推しのアイドル・星野アイの担当医となった産婦人科医のゴローが、何者かに殺害され、アイの子供として転生するというさっそくの衝撃展開が描かれます。さらに1話終盤では、アイがストーカーに殺され、アニメから入った視聴者の驚きの声が相次ぎました。

 しかし、きらびやかな雰囲気と目の輝きから表情の変化まで細かく描かれたキャラの美しい作画に、「あんな完璧な作り方ある?」「映画かよ、ヤバイ」と高評価の声が相次ぎました。

 また登場人物のひとりである女優の黒川あかねが、恋愛リアリティーショーに出演した際のSNSの誹謗・中傷をきっかけに自殺未遂を図る、という「鬱展開」のピークとして心配されていた第6話も、ファンから「真剣に見入ってしまった」「7話のどんでん返しも良くて一気にドはまりした」などの声があがり、好評を集めています。

 原作を知らない人にとっては、華やかなイメージからのギャップに衝撃を受けたかもしれません。しかし、転生やサスペンス、恋愛、芸能界のリアルな描写などさまざまな要素が絡むストーリーの新鮮さもあり、TVアニメは大ヒットしました。2024年に第2期の放送も決まっており、「また鬱展開多そうだけど楽しみ」という声も多く出ています。

 そのほかにアニメ化が心配された作品といえば、『アイアムアヒーロー』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』などで知られる花沢健吾先生のマンガ『アンダーニンジャ』がありました。

 本作品は戦後GHQによって組織を解体させられたはずの「忍者」が暗躍する世界で、ニート同然の暮らしをする下忍の雲隠九郎が重大な「忍務」を課せられ最前線で戦うことになるという物語です。

 アニメ化が心配されたのは、都内で男性器を切り落とされる事件を引き起こす「チンコ切り外国人」の登場や、首が切断されるグロ描写など物議を醸してしまいそうなシーンが多数あることが要因でした。

「どこまで映像化できるのか」「花沢先生の過去作みたくR指定で実写映画化されると思ってた」というファンの声も多く、講談社編集部も本作のコミックス10巻発売を記念した「祝! まさかのアニメ化キャンペーン」で「問題シーン満載のタブー全開忍者アクション。果たして、無事に公共の電波に乗れるのか……。原作をお確かめになれば、この気持ちはわかっていただけると思います。」と、アニメ化を心配するコメントを残していました。

 しかし、いざ放送が始まると、緊張感はありつつも突如はじまるギャグシーンなどがクセになる人が続出します。懸念されていたグロシーンは控えめで、「期待以上に作画がいい。さすが手塚プロダクション」「花沢先生のアングラなダメ人間描写がクセになる」などと大きな反響を得ています。

『アンダーニンジャ』はTBSにて放送中で、12話構成の第8話が12月9日に放送されます。最終話まで、もう間もなくです。

■2024年のアニメ化でキャラデザに心配の声が?

『怪獣8号』アニメキービジュアル  (C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社

 2024年に放送予定で不安視されている作品といえば、松本直也先生原作の『怪獣8号』です。2020年7月から「少年ジャンプ+」にて連載を開始し、「次にくるマンガ大賞2021」では、Web漫画部門で1位を獲得するほど注目を浴びています。

 自然災害「怪獣」がはびこる日本を舞台に、人と怪獣、そしてとあるきっかけで怪獣化できる身体になってしまった主人公の日比野カフカ(CV:福西勝也)が、日本防衛隊の仲間とともに激しいバトルを繰り広げる物語です。

 迫力あるバトルとキャラクターデザインの良さを絶賛されていた『怪獣8号』でしたが、アニメ化にあたってキャラビジュアルが公開されると、原作ファンからの賛否を巻き起こしました。怪獣っぽさや迫力という視点でみると、原作の特徴が消えてしまっていたのです。

 ネット上では「モブキャラと言われても違和感ない 誰これ?状態…」「まだ間に合うから考え直してくれ!」などの声があがりました。

 そんな状況もあって、当初はアニメ化は失敗するのではないかという声もありましたが、いくつかPVが解禁されると「映像化すると意外といいかも!」「迫力がすごいから来春が楽しみ」と、肯定的な意見も出ています。

『怪獣8号』は、2024年4月から放送開始予定です。

 2023年は原作ファンどころか編集部にまでアニメ化を不安視されたマンガ作品もありましたが、当初の不安をよそに好評です。『怪獣8号』に関しても、新たに情報が解禁されていくなかで、いらぬ心配だったと思えるような作品になると、期待したいところです。

(LUIS FIELD)

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