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「夜ふかし確定」「テンションで持ってかれる」 1話で心つかまれるアニメ3選

マグミクス / 2023年12月11日 17時10分

「夜ふかし確定」「テンションで持ってかれる」 1話で心つかまれるアニメ3選

■1話のなかで展開される絶望と希望

 アニメの「第1話」は重要なポイントになります。第1話の良し悪しによってはそこで離れてしまう視聴者も多いため、制作する側も第1話にかける熱量は大きなものでしょう。今回は、第1話から一気に引き込まれてしまうアニメを振り返ります。

 2016年のアニメ『甲鉄城のカバネリ』は、『進撃の巨人』や『SPY×FAMILY』を担当したWIT STUDIOが制作しました。同作は突如として現れた人を喰らう「カバネ」という不治の怪物が登場する、いわゆる「ゾンビもの」のアニメ作品です。

 舞台となるのは極東の島国である「日ノ本(ひのもと)」という架空の国で、人びとはカバネから逃れるために要塞の「駅」に閉じ籠って生活しています。唯一の移動手段は装甲蒸気機関車(通称、駿城[はやじろ])のみで、同作の世界では生産物を運ぶための重要な役目を果たしています。主人公は製鉄と蒸気機関の生産をなりわいとする、顕金(あらがね)駅に暮らす蒸気鍛冶の少年・生駒です。

 第1話「脅える屍」では冒頭に駿城で移動する場面が登場し、襲いかかってくるカバネを車内から迎撃するものの、ひとりの乗員がカバネに噛まれてしまいます。無情にも周りの乗員は感染した者に銃を向け、自害用の爆弾装置「自決袋」を使うように命令しました。さっそくゾンビものならではの無慈悲な展開が描かれ、残酷でただならぬ世界観に一瞬で引き込まれます。

 以降は生駒が武士に反抗して牢屋に監禁されるも、その間にカバネの群れが顕金に襲来します。牢屋から抜け出した生駒は自身が開発した武器の効果を確かめるため、1体のカバネと対峙して1発で仕留めたものの腕を噛まれてしまいました。しかし自力で首の動脈を強く締めあげたことで、生駒はカバネ化を食い止めることに成功するのです。

 カバネ襲来という絶望のなか、生駒によって「カバネを倒せる武器ができた」「カバネ化しなかった」という希望を残して1話が終わります。そんな同作1話は「和風×スチームパンクの異色な世界観で一気に引き込まれた」「作画が素晴らしすぎる」「飽きさせない展開であっという間に1話が終わった」と、好評の声が相次いでいます。

 1話目からダイナミックなバトルシーンで、多くの人を魅了したアニメ『キルラキル』も人気の1作です。

 2013年放送でTRIGGER制作の『キルラキル』は、特殊能力を発揮できる「極制服」を着た者同士が戦うという、異色の設定のバトルアニメ作品です。生徒会長の鬼龍院皐月(きりゅういん・さつき)が恐怖によって支配する本能寺学園が舞台となり、そこに父の謎の死を知っているであろう「片太刀バサミの女」を求めて、主人公・纏流子(まとい・りゅうこ)が転校してきます。

 第1話「あざみのごとく棘あれば」では、転校早々に流子が皐月に片太刀バサミの女について話を聞くために詰め寄るも、ボクシング部の部長である袋田隆治に阻止されます。袋田は3つのレベルに区分けされているうちの「ふたつ星の極制服」をまとっており、バトルが始まって呆気なく流子はボコボコにされました。そして、分が悪くなって退散した流子は、その先で偶然にも着ることでパワーアップする神衣「鮮血」と出会い、流れのまま鮮血を身にまとうことになるのです。そして袋田との再戦に挑み、圧倒的な力の差を見せつけてリベンジを果たします。

 迫力満点のバトル描写が登場する1話目に関して「スピード感があるなかで、シリアス・ユーモア・疑問の回収がリズムよく展開されて見応えが半端ない」「開始早々登場する四天王の蟇郡苛(がまごおり・いら)のバトルは前置きで、皐月を筆頭に他にも強いキャラがたくさんいてワクワクが止まらなくなった」「本能寺学園のビジュアルがリアリティゼロなのが世界観を一瞬で説明してて気持ちいい」などの声が見られます。

 また同作の特徴のひとつである「大きな赤文字のテロップ」もインパクト抜群で、「独特な世界観を演出してる」「テロップを使って立体的に見せる映像が圧巻」と人気です。独特ながら分かりやすい世界観と演出、スピーディーな話運びで多くの視聴者を引き付けました。

■EDテーマのタイミングも完璧だった第1話

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の第1弾キービジュアル (C)ANOHANA PROJECT

 完成度が高い1話目といえば、2011年放送でA-1 Picturesが制作した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(以下、あの花)』も外せないでしょう。同作は突如として主人公の宿海仁太(じんたん)の目の前に、幼少期に亡くした幼馴染である本間芽衣子(めんま)が現れ、それをきっかけに距離ができていた幼馴染とも集まり始めて、みんなで「めんまの願いを叶える」という物語です。

 1話目「超平和バスターズ」では冒頭で高校生になったじんたんと成長しためんまが会話しており、一見すれば仲良く過ごしている何気ないシーンなのですが、話が進むにつれてじんたん以外にはめんまが見えていないことが分かります。

 じんたんは単に自分の幻覚と思いながら「なぜ今さら現れた」とめんまに尋ね、めんま自身も分からないと言いつつも「多分、お願いを叶えて欲しいんだと思う」「みんなじゃないと叶えられない」と答えるのです。

 それからじんたんは安城鳴子(あなる)や松雪集(ゆきあつ)、鶴見知利子(つるこ)といった幼馴染に会うことになります。そして、ゆきあつに高校に行ってないこと、めんまのことを引きずっていることを指摘され、耐えられなくなったじんたんは、その場から走り去り、めんまも遠ざけてしまいます。

 そしてじんたんは幼少期にめんまにしてしまったとある過ち、めんまを失ったこと、それをきっかけに幼馴染のみんなが離れていったこと、さらにめんまに謝りたかったことを思い出し、かつて幼馴染同士で集まっていた秘密基地に向かって走り出しました。

 作品全体の評価も当然高い『あの花』ですが、1話目に関しては、たとえば「徐々にじんたんとめんまの過去が明かされ、点と点が線になるタイミングが秀逸」「冒頭からめんまが登場することでつかみ良し。そしてめんまの可愛さに圧倒され続け、途中からシリアス展開になって物語のバランスも完璧」などの感想があがっています。

 またじんたんが秘密基地に向かって走り出した時、エンディング曲の「secret base ~君がくれたもの~(10 years after Ver.)」が流れる名場面も、「タイミングが最高すぎる」「EDで一気に感情が高まった」と、放送当時から絶賛されました。

(LUIS FIELD)

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