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「ベッドシーン濃厚過ぎ」「体当たり演技ヤバ」 原作より生々しい?「R指定」実写版

マグミクス / 2023年12月18日 21時40分

「ベッドシーン濃厚過ぎ」「体当たり演技ヤバ」 原作より生々しい?「R指定」実写版

■どれもひとりでこっそり観たいかも?

 人気マンガを原作とする実写化の制作が発表されると、原作ファンからは「実写化とはいってもどこまでやるの?」「中途半端な実写化ならむしろやってほしくない」と反対意見も続出します。また、青年向けマンガの実写化だと、「観たいけど、あのヤバいシーン大丈夫なの?」「成人指定レベルだから不安」と、作中の重要なシーンでもあるラブシーンがカットされるのでは? という懸念を抱く人も少なくありません。

 今回は、そんな心配されたシーンも再現し「まさかここまでやるとは」と原作ファンも驚いた、成人指定の実写化作品を紹介します。

●『うみべの女の子』R15+

 若い世代を中心に、圧倒的な支持を獲得し続けている浅野いにお先生の『うみべの女の子』は、中学生同士のベッドシーンがあることから「実写化できるの?」と、発表時から読者も驚いていました。

 海辺の町で暮らす中学生・小梅(演:石川瑠華)は先輩にフラれたショックから、かつて自分に告白してきた男子・磯辺(演:青木柚)と関係を持つようになります。恋愛対象として見ていなかったはずの磯辺への想いが募っていく小梅と、小梅との関係を断ち切ろうとする磯辺、ふたりのすれ違いが切なく描かれています。

 原作マンガが「中学生の男女がセックスを起点に関係性を深めていく」という作品であるため、原作を読んでいるファンにとっては誰が演じるのか、どこまで再現されるのかを懸念に思う声も目立っていました。作中で磯辺は小梅に対し、「佐藤は穴がついていればいいから」と言う、告白までした小梅を「セックスの相手」としか見ていないといった点もまた、「過激な性描写のある映画」として注目されてしまったのかもしれません。

 しかし、等身大の中学生が傷つきながら、性を通して心の動きをリアルに描いた作品として「原作へのリスペクトも感じられた」「この実写は全然アリ」「主演ふたりマジで中学生に見えた」と、読者を中心に高い評価を獲得しています。

●『愛しのアイリーン』R15+

『ザ・ワールド・イズ・マイン』や『宮本から君へ』などで知られる新井英樹先生のマンガ『愛しのアイリーン』も、バイオレントなシーンや過激な濡れ場が多いことから実写化に驚く人も続出した作品です。

 雪国の田舎で42歳まで恋愛を知らずに生きてきたダメ男・岩男(演:安田顕)が、フィリピンで「買った」嫁・アイリーン(演:ナッツ・シトイ)を実家に連れ帰ったことから、騒動が巻き起こっていきます。

 不器用な性格も災いして女性にモテなかった岩男は、なけなしの貯金をはたいて国際結婚ツアーに参加しました。現地でアイリーンを選んで結婚しますが、金で連れてきた関係性のためお互いの気持ちは通い合ったわけではありません。さらに息子を溺愛するあまり、アイリーンに猟銃を突きつけてまで激昂する母・ツル(演:木野花)の嫌がらせもあり、夫婦仲は最悪なものとなっています。

 同作ではベッドシーンだけでなく自慰行為もはっきりと描写されていたり、アイリーンを守るために岩男が殺人を犯すシーンがあったりと、エロ、グロ両方で過激な場面も少なくありません。ハードな作品であると同時に、まっすぐなまでの純愛を描いていることから「キャストの熱量がすごかった」「思ってた以上に感動した」と過激な部分を含めて衝撃を受けた人が多いようです。

■BL作品の実写化は総じて激し過ぎ?

●『性の劇薬』R18+

映画『性の劇薬』ポスタービジュアル (C)2019フューチャーコミックス

 水田ゆき先生の代表作『性の劇薬』は過激な描写が多く、映画化が発表されても原作ファンも思わず「実写化は無理じゃない?」と疑問を持つほどでした。

 その理由は、完璧な人生から転落し、飛び降り自殺をはかろうとしたエリートサラリーマン・桂木(演:渡邊将)が謎の男・余田(よでん、演:北代高士)に助けられるも恐ろしい調教を受けることに……というストーリーにあります。余田は「生きてることを実感させてやるよ」と性の快楽を与えるため、桂木を徹底的に調教するハードな展開が続くのです。

 また、原作では桂木はマンションの一室に監禁されますが、実写映画では病院の地下らしき場所で照明も少なく、不気味な印象を与えます。そんな怪しい雰囲気が漂う場所で、淡々と調教の様子が続くのはたしかに成人指定になってもおかしくないと言えるでしょう。

 なお、同作では性行為中のシーンにおいてほぼ性器が映らないようなカメラワークとなっており、行為の激しさはしっかりと描かれつつ、モザイク処理が極力見られない演出がされています。そのため、「雑なモザイク処理で興醒めすることもあるんだけどそれがなかった」「BL好きにはありがたい演出」と好印象を抱く人も見られます。ピンク映画で長年キャリアを積んでいた、城定秀夫監督の手腕が光った作品でした。

●『窮鼠はチーズの夢を見る』R15+

 同じく過激なBLマンガの実写化作品といえば、水城せとな先生の『窮鼠はチーズの夢を見る』をイメージする方も多いかもしれません。

 女性から言い寄られるままに不倫を重ねていた主人公・恭一(演:大倉忠義)は、7年ぶりに再会した大学の後輩・渉(演:成田凌)から不倫の証拠を隠す条件として、身体の関係を迫られます。恭一は浮気を隠し通すため一度だけ交換条件をのむことにしたはずが、徐々に流されて関係を続けていきます。

 妻と離婚した後も、恭一はずるずると渉との関係を続けますが、妖艶なラブシーンがあまりにも多く、大倉さんのファンを中心に「衝撃だった」「ここまで体当たりで演技してるとは思わなかった」と驚く声も続出していました。

 一方で、これまで『ナラタージュ』や『世界の中心で、愛をさけぶ』といった恋愛映画を数多く手がけた行定勲監督による、美麗なカメラワークや演出について「生々しいシーンのはずなのに美しすぎた」「神秘的だった」と絶賛する意見も見られます。

 このほかにも、過激な描写の多いマンガを原作とする深夜ドラマも話題を集めています。冤罪で人生に絶望した男が謎のセレブ妻と関係を持ち、北海道へともに向かう『雪女と蟹を食う』(作:Gino0808)の実写ドラマも、初回から濃厚過ぎるキスシーンとベッドシーンの連発に、主演の重岡大毅さんのファンが「観るのがしんど過ぎる」とSNSに嘆くあまり、関連ワードがトレンド入りする事態となっていました。

 また、高校生カップルが不条理な感情を慰め合う様子を描いた、横槍メンゴ先生の『クズの本懐』の実写ドラマにも大胆な濡れ場が続出し、読者を中心に話題になっています。今後は映画だけでなく、実写ドラマの衝撃描写からも目が離せません。

(田中泉)

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