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鬱エンドもあり得る? 最期まで報われないキャラの多さに「尾田っちは鬼なの?」

マグミクス / 2023年12月19日 21時10分

鬱エンドもあり得る? 最期まで報われないキャラの多さに「尾田っちは鬼なの?」

■「裸踊り」に「釜茹で」凄惨な人生を送った伝説の侍の姿に涙

 物語の終幕に向けて動きだした『ONE PIECE』。ルフィが目指す海賊王の物語がどのような結末を迎えるのか、多くのファンが注目しています。しかし、ルフィを取り巻く現状といえば、「四皇」の覇権争いや、「天竜人」による世界統治など、不穏な影がチラつくばかりです。

 特にルフィの兄であるポートガス・D・エースの死後は、壮絶な人生の果てに命を落としてしまうキャラクターが後を立ちません。夢なかばで散っていくキャラクターをみていると、思わず「このまま鬱エンドもあり得るのか?」と疑いたくなるほどです。

 今回は容赦ない鬱展開を生きた報われないキャラクターたちを振り返ります。

「九里大名」としてワノ国で過ごしていた光月おでんは、ワノ国に漂着したエドワード・ニューゲート(白ひげ)に出会い、白ひげの「義弟」として航海に同行します。その後、「歴史の本文(ポーネグリフ)」の古代文字を扱えることから、ロジャー海賊団にスカウトされて入船し、未開の島「ラフテル」到達の立て役者として活躍しました。

 大名としても海賊としてもこのうえないキャリアと経験を持つ光月おでんですが、その最後はあまりに凄惨なものでした。

 ワノ国に戻ったおでんが見たのは、カイドウと結託したオロチの企みによって、変わり果ててしまったワノ国の姿でした。民を人質にとられていたおでんは成すすべなく、”5年後にはカイドウたちは海に出る”ことと”5年の間、おでんは決まった時間に花の都で裸踊りをする”という条件を承諾し、屈辱の日々送ることになったのです。

 その後、オロチとの約束を反故にされたおでんは、家臣である「赤鞘九人男」たちとともに再びオロチに挑むも、卑怯な手段を使われた末に敗北してしまいます。

 オロチに逆らった罪人として、おでんと「赤鞘九人男」たちは「釜茹での刑」に処されることになります。おでんたちに用意された大釜には、油が注がれており、一般に人間では瞬時に焼死してしまうほどの高温に熱せられていました。

 おでんは自らの家臣の命を救うべく、大釜に飛び込み、家臣の9人を乗せた橋板を持ち上げてひとりだけで「釜茹での刑」を受けることをカイドウに宣言します。それを面白がったカイドウもおでんの提案を承諾し、”仲間を持ち上げた状態で1時間、釜茹でを耐えたら開放”という条件のもと、家臣の命繋ぐための伝説の1時間が始まったのです。

 家臣のために1時間のもの間、仲間たちを支え続けた伝説の侍の姿には「あまりにも報われない。モモの介たちと一緒に幸せになって欲しかった」「おでんがかわいそう……。尾田っちは鬼なの?」など、多くの声が寄せられました。

■家族の裏切りに散った"大海賊"の最後とは?

最後の時まで家族を愛した白ひげ 画像は「ONE PIECE Log Collection  "KURI" [DVD]」(エイベックス・ピクチャーズ)

 そして、元四皇に名を連ねた大海賊である白ひげも、報われない最後を迎えたキャラクターのひとりです。

 マリンフォードでの最終決戦では、ポートガス・D・エース奪取のために白ひげ海賊団の全勢力を伴い襲撃し、「グラグラの実」の能力を駆使して津波を起こすなど、海軍に大打撃を与える活躍をみせます。

 しかし、無敵の強さを誇る白ひげに終幕のきっかけをもたらしたのは、「息子」として愛情を注いでいた傘下の海賊団船長であるスクアードの不意の一太刀でした。

 その後、白ひげは重傷を受けながらもエース救出のために奮闘するものの、立ちはだかった黒ひげ海賊団の一斉攻撃により力尽きてしまいます。スクアードだけでなく、かつて「息子」のひとりだった黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)にも裏切られてしまい、その一生に幕を降ろしました。

 誰よりも家族を愛した偉大な海賊が「息子」の裏切りによって散ってしまうという鬱エンドに、多くのファンが涙しました。

 ほかにも、ウォーターセブンにかつてあった造船会社トムズ・ワーカーズの社長だったトムも、世界政府の企みによって波乱の人生を送っています。船大工として働いていたトムは、ウォーターセブンの交通機関である「海列車」を設計した優秀な人物でした。

 しかし、かつて海賊王であるゴール・D・ロジャーの海賊船「オーロ・ジャクソン号」を製造した罪によって、司法の島「エニエス・ロビー」へと連行されてしまう危機を迎えます。

 海列車の開発途中だったトムは執行猶予の期間を使って、海列車「パッフィング・トム」を完成させます。さらに「エニエス・ロビー」へ海列車の航路をつなげるなどの功績を残したトムは「オーロ・ジャクソン号」製造の罪を免除される予定でした。

 ところが、当時CP5の長官だったスパンンダムは、古代兵器・プルトンの設計図を持つトムの身柄を抑えたいと考え、最悪の作戦を決行します。

 それが、トムが養っていたフランキーが趣味で製造していた小型戦艦「バトルフランキー号」の数々を暴走させて司法船を襲撃させる計画でした。

 トムは「バトルフランキー」の暴走の阻止を試みるも、巨大な銛で体を貫かれるなどの重傷を負ってしまいます。重傷を負いながらも、フランキーが自分の造った小型戦艦を「自分の船じゃない」と言い放った際にはゲンコツを下し、「造った船に!!! 男はドンと胸をはれ!!!!」と諭す姿には多くのファンが胸を打たれたことでしょう。

 いい人ばかりが不幸な結末を迎えがちな『ONE PIECE』。物語の結末までもが鬱エンドを迎えないことを祈るばかりです

(マグミクス編集部)

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