摎は？ 桓騎は？ 実写『キングダム』今後のキャスト予想 「誰が来てもおかしくない」

■第4作目のキーパーソン・摎は誰が演じるのか？

　2023年12月13日に、実写映画版4作目にあたる『キングダム 大将軍の帰還』のスーパーティザーPVが公開されました。原作では王騎（演：大沢たかお）vsホウ煖（演：吉川晃司）など名シーンが繰り広げられる「馬陽の戦い」のクライマックスが描かれる予定です。

　ネット上では「毎回面白いから今回も期待しちゃう」「キングダムのなかでもかなり衝撃のラストになるから期待大」などの期待の声だけでなく、「摎（きょう）は誰が演じるのか？」「今後も続くなら桓騎（かんき）や王翦（おうせん）は誰が演じるのか？」など、未登場の人気キャラのキャスト予想をする声もありました。

※この記事では『キングダム』のまだ実写化されていないストーリーの展開に触れています。常用漢字ではない漢字の表記はカタカナとしております。

　PVでも仮面をつけた姿で登場している摎は、特にキャストの予想が白熱しているようです。摎は、エイ政（演：吉沢亮）の曾祖父・昭王の子供であるものの素性を隠して育てられ、女性ながら優れた戦いの才能を持ち、秦を代表する六大将軍のひとりに選ばれるほどの実力者でした。すでに故人ですが、王騎の妻になる予定だった人物で、馬陽の戦いでの重要人物です。

　PVで仮面姿だけで登場した摎は誰が演じているのか、いろんな予想や願望が飛び交っていましたが、特に多いのが北川景子さんの名前でした。原作通りの美しさはもちろん、戦で指揮をする力強いイメージが合う点からも、摎にピッタリなキャストといえるでしょう。

　そのほかには、ドラマ「JIN-仁-」シリーズで王騎役の大沢たかおさんと、主人公とヒロインとして共演していた綾瀬はるかさんや、身体能力の高さも評価が高い土屋太鳳さん、さらに「原作のイメージだと顔ドンピシャ」と、若手女優の久保田紗友さんの名前も多く挙がっています。

　また、5作目以降もあると仮定すると、人気キャラである「桓騎」のキャスティングにも注目が集まっています。桓騎は元は野盗の頭領だった秦の武将であり、相手の虚を衝く作中屈指の天才肌で頭脳派のキャラクターです。

　勝利のためには手段を選ばない残忍な性格が見え隠れしますが、カリスマ性があり多くの部下から慕われている桓騎は、北村一輝さんに演じてほしいという声がネット上に多くあげられています。どんなにピンチな状況でも決して動揺しないような不敵な雰囲気だけでなく、くっきりとした目鼻立ちの濃い顔がビジュアル面でも桓騎に最適だと、ファンからは太鼓判を押されていました。

　また桓騎と同様に、秦が魏国の山陽を制圧するために戦う「山陽攻略編」から登場した王翦（おうせん）も外せません。王翦は敗北を経験したことのない無敗の将軍で、恐ろしい形相をあしらった鎧とアイマスクのような兜を身につけており、原作でもまだ素顔を明かしていない人物です。

　兜で顔はほぼ見えませんが、それでも隠しきれない目力や、只者ではないオーラから、王翦役には阿部寛さんを推す声がネット上であがっています。たしかに阿部さんは王翦と同じく体格も良く、貫禄と曲者らしい独特な雰囲気が漂う王翦を違和感なく演じられるかもしれません。

　王翦のキャスティング予想では阿部さん以外に、海外作品でも活躍する浅野忠信さんや真田広之さんを希望する声もあがっています。

　その他、人気キャラ「王賁（おうほん）」と「蒙恬（もうてん）」のキャスティングにも注目しているファンが多いようです。王賁と蒙恬は主人公の信（演：山崎賢人）と切磋琢磨する同世代のライバルであり、頼りになる仲間として活躍する重要人物です。

　槍の達人ながら、プライドが高く独断専行することも多く、良くも悪くも若さの目立つ王賁のキャスティングについては、信を演じる山崎さんと年齢が近いことや、無骨な雰囲気が似合うところ、また身体能力の高さから横浜流星さんを推す声が多くあがっています。

　また、気分屋で人当たりの良い性格、飄々とした雰囲気ながら重要な局面ではしっかりと結果を出す蒙恬のキャスティングには、板垣李光人さんが推されていました。演技力はもちろん、整った顔立ちや、長髪の雰囲気から板垣さんが蒙恬に合うというのも理由でしょう。逆に蒙恬役に横浜さんを推す声や、村上虹郎さん、菅田将暉さんの名前も挙がっていました。

　他にも、敵キャラでは「山陽攻略戦」で信と死闘を繰り広げた元趙国三大天のひとり・廉頗（れんぱ）や、その四天王のひとり・輪虎（りんこ）、続く「合従軍編」で登場する楚の大将軍・汗明や女性将軍・カ燐など、実写キャストが気になる強烈なキャラはまだまだ多く存在しています。

　実写シリーズは4作目で終わるのではないかという予想も多いですが、まだまだ続く場合いったいどんなキャスティングでファンを楽しませてくれるのでしょうか。これまでの豪華キャストを考えると、誰が起用されてもおかしくありません。今後の発表にも注目です。

※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」が正しい表記

（LUIS FIELD）