【漫画】自作のワンピースを着たデザイナー、致命的なミスを発見! 新たな気付きで改良した結果がすごい【作者インタビュー】
マグミクス / 2023年12月20日 11時10分
![【漫画】自作のワンピースを着たデザイナー、致命的なミスを発見! 新たな気付きで改良した結果がすごい【作者インタビュー】](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_201831_0-small.jpg)
■定番デザインに隠された「機能性」
2023年5月、漫画家兼ファッションデザイナーの小柳かおりさん( @kaokaokaoriri )は、作っていたワンピ―スを完成させ、デザインフェスタに着用していくことにしました。通気性のいい素材を使い涼しげに作成したものの、実際に着てみると気になるところがチラホラ。そして小柳さんは、手作りのワンピースを手直しすることに……?
Twitter(現:X)で公開された小柳かおりさんによるエッセイマンガ『洋服の新しい可能性に気付いた話』をご紹介します。実際の写真も交えながら、服づくりで気付いた大切な視点について描かれたエピソードに、読者からは「かわいいお洋服、見ているだけで幸せ」「やはり実用的でないと」「自分に合った洋服が一番」「私も服作ってみたい」といった声が寄せられました。2023年6月に投稿されたツイート(ポスト)には3000件を超える「いいね」がついています。
作者の小柳かおりさんは、40歳を機に服飾学校に入学してファッションを学び、洋服づくりの世界に飛び込みました。現在は「Antique Carrie(アンティークキャリー)」というブランドを立ち上げ、「クラシカル」をテーマに、女性の普遍的な美しさやかわいらしさを表現する商品を展開しています。また、自身のこれまでの奮闘をつづったマンガ『アラフォー漫画家がファッションデザイナーを目指す話』をSNSで連載中です。
作者の小柳かおりさんに、お話を聞きました。
ーー『洋服の新しい可能性に気付いた話』を投稿なさった当時~現在で、反響があったことで読者や周囲からはどんな声がありましたか?
作中でご紹介したワンピースは、「星くずのワンピース」として、自ブランドのAntique Carrieでも販売させていただきました。ヨークのボタン部分がランダムになっているため、まさにその人に向けて制作する「世界でひとつのワンピース」となりました。
以前までは量産を行っていましたが、私自身が制作する機会も増えて参りました。そのため、現在では自分が着る洋服の大半が自分で制作したものとなっており、周囲からもイベントのたびに褒めていただけるなど、少しずつ評価を得られていると感じています。
特別なデザインや生地、素材を用いた「特別な服づくり」を実践しており、SNSを通じて、「かわいい生地ですね」などと感想をいただく機会があります。私自身がそう思って選んだ生地に共感してもらえる瞬間もうれしいです。
ーー本作を通して、ご自身に変化はありましたか?
現在も東京モード学園で洋服づくりを学んでおり、技術習得に励んでいます。学ぶほど、作るほどに、制作できる洋服の幅が広がっています。
本作のワンピースも、現在のスキルを活かして制作したワンピースです。これを制作したことで、これまで気が付かなかった機能的デザインや縫製について学ぶことができました。作るたびに新しい発見があり、また、一度作れるようになるとそのスキルを習得したという実感が持てます。本作のワンピース作りを通して、またひとつ技術を習得した実感を得ることができ、制作欲が湧いてきました。
ーー作中に出てきたワンピースは、今は長袖になっているのでしょうか?
特に変化していないです。袖を長袖から半袖に付け替えたときは、「これをAntique Carrieのサービスにしよう!」とまでテンションが上がりました。「可変するワンピース!」……通常の洋服店でこのような試みをやっているお店はないですし、個人だからきめ細やかなサービスにつなげることができると感じたからです。
しかし実際に考えると、何度も付け替えると本体生地の縫い代を傷めてしまうことに気が付き、「何度も付け替えるのは現実的ではない」と思い直しました。これもまた、服づくりへの自分なりの気付きとなりました。
自ブランドで販売された「絵画をまとうワンピース」(小柳かおりさん提供)
ーーその後、制作した服がありましたらご紹介をお願いします。
どれもAntique Carrieの商品として販売していますが、トワルドジュイというフランスの伝統的なテキスタイルデザインを用いたワンピースを制作しました。ほんのりピンクの生地にデザインされていて、まるで絵画をまとっているような気持ちになれます。
また、イタリア製のかわいらしいチェック柄を用いたワンピースも制作しています。レトロでポップなデザインが気に入っています。
ーー今後の創作活動のご予定について教えて下さい。
2024年はリアルイベントへの出展や展示会も予定しています。今見えている予定では、2024年春に某百貨店への出展、秋には都内でAntique Carrieの展示会を予定しています。展示会は普段から応援して下さる皆さんに感謝を込めて開催したいと考えており、来て下さった方にはプレゼントもご用意したいと考えています。活動を応援してくださる皆様にぜひ足を運んでいただき、ここにしかない価値を体験していただけたらと考えています。
マンガの執筆活動では2024年5月に新刊を発売予定で、コミティアでの頒布を検討しています。2024年は活動的な1年にしたいです。最近では服飾学校での学びや、洋服づくりの世界を描いたエッセイマンガ『アラフォー漫画家がファッションデザイナーを目指す話』を無料でKindleから配信しています。こちらもぜひご一読いただけるとうれしいです。
(マグミクス編集部)
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