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敵ながらシビれるカッコよさ… 『ドラクエ』の「魅力あふれる悪役」3選

マグミクス / 2023年12月31日 20時50分

敵ながらシビれるカッコよさ… 『ドラクエ』の「魅力あふれる悪役」3選

■敵ながら信念を貫く姿勢に憧れる!

「ドラクエ」シリーズには、スライムやドラキーのような可愛らしいモンスターから、信念に基づいて行動する武人のような者まで、さまざまな敵が登場します。

 なかにはプレイヤーの目線から見ても憧れてしまうような、カッコいい生き様を示した悪役もいました。そこで今回は、敵にしておくのが惜しいと思った「魅力あふれる悪役」たちを振り返ります。

『ドラクエ6』に登場するボスキャラ「デュラン」は、武人らしい正々堂々とした態度で、多くのプレイヤーを虜(とりこ)にした悪役です。

 彼は大魔王デスタムーアの配下の四魔王のひとりでしたが、大魔王に逆らう者を容赦なく抹殺するというより、強者との戦いを楽しむ考えの持ち主でした。

 そのため、主人公たちが伝説の装備を集めているのを知りながら積極的に阻止しようとせず、伝説の装備を集め終える前に居城を訪れても追い返してしまいます。そして実力を認めた相手は、敵味方関係なく敬意を払って接するのもデュランの良いところです。

 デュランとの戦いは、最初に彼の手下と2連戦し、それに勝利してから挑むことになります。3戦目でようやくデュランと戦うのですが、彼は戦闘前に主人公たちの戦闘不能者を蘇生してくれたうえ、全員のHPとMPを全回復してくれます。

 デュランが見せた、全力の相手と戦いたいというフェアプレー精神と、武人らしい威厳に満ちた態度は本当にお見事でした。

 続いて『ドラクエ8』に登場するボスの「キャプテン・クロウ」も、紳士的な言動が魅力的だったキャラクターです。

 彼は「すべての海を冒険し、全ての宝を手に入れた」とされる伝説の大海賊の亡霊です。自らの意志を継ぎ、伝説の大陸「レティシア」に向かうための「ひかりの海図」を託せる人物が現れるのを、海賊の洞くつで待ち続けていました。

 そのキャプテン・クロウも不要な戦いを好むタイプではなく、自分と戦うだけの実力を持っていない者が訪れた場合は、立ち去るように警告してくれます。

 明らかに実力不足の女盗賊・ゲルダが無謀にも挑んだときも、キャプテン・クロウは手加減した様子で、彼女が気を失うとそれ以上の追撃はしませんでした。

 そして主人公たちが彼に勝利したときは、素直に相手を褒め称える度量の大きさを持ち合わせています。まさに「伝説の海賊」といったキャプテン・クロウの立ち居振る舞いに惹かれたプレイヤーはたくさんいるのではないでしょうか

■主君に対する絶対的な忠誠心に拍手!

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『ドラクエ9』に登場するボスモンスター「ギュメイ将軍」も、多くのファンを虜にした敵キャラクターです。

 彼は、世界征服を目論む「ガナン帝国」の三将のひとりで、もともとは人間の剣士でしたが、主君を守り抜いて戦死しました。その後、エルギオスの力でヒョウの獣人となって蘇りましたが、復活した後も「二君に使えるつもりはない」と、亡き主君ガナサダイへの忠誠心を持ち続けていました。

 そんなギュメイ将軍は、強者との戦いを望む武人としての一面があり、どことなく『ドラクエ6』のデュランと似た雰囲気を持ち合わせています。また、三将のなかで、唯一「闇属性」が弱点というところも、心まで闇に染まっていないことを示しているように思えました。

 なにより、口の悪さに定評のあるサンディまで「悪の帝国にも、ちょびっとだけマトモなヤツもいたのね……」と、ギュメイ将軍を高評価していたのが印象的です。

 人間の側にゲスなキャラがいる一方で、敵にしておくのが惜しいくらい立派な悪役がいるのも「ドラクエ」シリーズの魅力かもしれません。今後生まれる作品では、どんな新たな敵が登場するのかも注目したいですね。

(マグミクス編集部)

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