【冬の風物詩？】「鬱アニメ」「ガンダム」クリスマスはどっち観る？ 一挙放送作品3選

■もはや「冬の風物詩」？

　クリスマスは外へ出かけずに、家でゆっくり過ごしたいと思う人も多いのではないでしょうか。そんなインドアな人に向け、2023年も12月24日、25日に人気アニメを再放送する動画配信サイトも多いようです。今回はクリスマス特別企画で一挙放送が決定しているアニメを3つみていきましょう。

●『MFゴースト』

　1998年より放送開始されたTVアニメ『頭文字D』の近未来的な世界観が受け継がれ、2023年10月から放送されている『MFゴースト』が、12月25日（月）19時よりABEMAにて一挙無料放送が決定しました。放送内容はシーズン1の全12話で、放送終了後3日間の無料配信期間が設けられています。

　同作は、イギリスから日本に渡航してきた主人公の片桐夏向（かたぎり　かなた、CV：内田雄馬）が、世界的人気を博す「MFG」という公道の自動車レースに挑むストーリーで、すでに2024年に2nd Seasonの放送が決定しています。前作『頭文字D』でおなじみのトヨタ86やランボルギーニ、フェラーリなど、名だたるスポーツカーが登場する同作に対し「2期の放送が待ち遠しい」「今期のアニメで一番！」など、絶賛の声があがっていました。

　作品を観たことがない人はもちろんのこと、シーズン1を観た人も、シーズン2に向けて復習しておくのもいいかもれません。

●『School Days（スクールデイズ）』

　大人向け恋愛ゲームが2007年にアニメ化され、人気を博したアニメ『School Days（スクールデイズ）』が、ABEMAにて全話一挙放送されます。クリスマスイブの12月24日（日）18時50分から翌日25日（月）の00時40分まで、全12話が配信予定です。

　主人公である伊藤誠（いとう　まこと、CV：平川大輔）とヒロインである桂言葉（かつら　ことのは、CV：岡嶋妙）による純粋なラブストーリーかと思いきや、ドロドロの恋愛模様に発展していく同作は、一部視聴者の間で「鬱アニメ」とも呼ばれているそうです。過激な描写や性的なシーンに加え、衝撃的なラストはクリスマスにピッタリ……とはいいがたいものの、放送終了から15年以上経った現在も多くの人の記憶に残る作品です。

　ちなみに同作がクリスマスイブにABEMAで放送されるのは、8年連続8回目とのことで、毎年恒例の配信にネット上では「これがないとクリスマスじゃない」「ABEMAのブレない姿勢に拍手」などと、もはや「冬の風物詩」としてとらえる人も見受けられます。今年は「過激なクリスマス」を楽しんでみるのもいいかもしれません。

■イブに叫ぶ「嘘だと言ってよバーニィ！」

画像は「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」DVD Vol.1（バンダイビジュアル）

●『機動戦士ガンダム0080　ポケットの中の戦争』

　12月24日（日）21時30分よりニコニコ生放送で、全6話の一挙放送が決定している『機動戦士ガンダム0080　ポケットの中の戦争』は、1989年に制作されたガンダムシリーズ初のOVA作品です。

　同作は地球連邦軍とジオン公国軍の戦いがストーリーの軸となっており、コロニー内で形成される登場人物の関係性も見どころのひとつです。現在も根強いファンが多い同作には「何回観ても良い」「ガンダム作品のなかでは異色の内容」などの声があがっています。そのほか、一部のファンは作中での描写から、クリスマスのたびに「『0080』の悲劇」を思い出すという人もいました。

　また、ニコニコ生放送では、鑑賞中もほかの視聴者のコメントが確認できるため、感情を共有しながら作品を楽しめるでしょう。

　今回おすすめしたアニメ以外にも、クリスマスや年末年始に全話一挙放送が決定している作品が複数見受けられます。まだ観たことがない作品も、これを機に鑑賞してみるのもいいかもしれません。

（LUIS FIELD）