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『SPY×FAMILY』の次に観たい! 「笑い」と「ほっこり」に包まれた名作アニメ3選

マグミクス / 2023年12月24日 9時10分

『SPY×FAMILY』の次に観たい! 「笑い」と「ほっこり」に包まれた名作アニメ3選

■『SPY×FAMILY』ロスを名作でカバー

 2023年12月23日(土)、今期秋アニメ覇権タイトルのひとつとして大きく話題になった『SPY×FAMILY』第2期がフィナーレを迎えました。楽しませてくれた作品への感謝と同時に訪れる『SPY×FAMILY』ロスが怖くてたまらない人もいるのではないでしょうか。そんな『SPY×FAMILY』ロスで悩むファンの心の痛みを和らげるには、スパイや家族にフォーカスした名作映画を観るのはいかがでしょうか。

 まずおすすめするのはDisney&PIXAR製作の『Mr.インクレディブル』です。本作は2004年に公開された作品で、生まれ持った超能力によって平和を守るヒーローから、あるきっかけにより引退させられた主人公のボブが、悪の科学者であるシンドロームの野望を打ち砕くために再びヒーローとして家族と共に戦う物語です。

 本作の注目ポイントといえば、ヒーローだったボブの引退理由です。ボブがヒーローだった時、救助した自殺未遂者から「死ねなかったし大怪我をした」とボブを訴えます。それ以外にもさまざまなヒーローへの訴訟が続出し、この問題から国はボブを含むすべてのヒーローを引退させたのです。とても現代社会らしいシビアな理由でのヒーロー引退には、初見の際にかなり驚いた記憶があります。

 映画の前半ではボブが謎の女性であるミラージュから「暴走したロボットの破壊」を依頼されてヒーロー活動を再開する様子が描かれ、後半ではシンドロームの罠によって捕えられたボブを助けるため、彼の妻や子どもたちが特殊能力を駆使して活躍する様子が描かれています。アクションシーンのほか、挫折からの復活や家族の絆が盛り込まれた内容に、ネット上では「家族でアベンジャーズ的なヒーローものなのが新鮮」「子ども向けじゃない物語を子ども向けに作るピクサーの姿勢がすごい」と賞賛する声が多く見られます。

『Mr.インクレディブル』は「Amazon prime video」「Disney+」などで観ることができます。

■クレヨンしんちゃんのスパイ映画も傑作

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』DVD(バンダイビジュアル)

 家族が奮闘する映画といえば、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』も欠かせません。同作は2011年に公開された作品で『クレヨンしんちゃん』映画シリーズのなかでも、筆者としては傑作の部類に入るおすすめ作品です。

 毎回なにかのトラブルに巻き込まれていく主人公の野原しんのすけが、同作では謎の少女であるレモンに導かれてスパイになる決心をします。レモンとともにスパイ訓練を開始したしんのすけは、大好きなアクション仮面からの指令により「ヘーデルナ王国から正義のカプセルを奪取する」ことを目的に行動を始めました。しかし、実はこの指令自体が、さまざまな芋の名産地で平和な国「ヘーデルナ王国」の隣国であり、世界征服を企む独裁国家「スカシペスタン共和国」の策略だった、という物語です。

 同作の魅力といえば、レモンとしんのすけという小さな子どもふたりが織りなすスリリングなスパイアクションや、このふたりが徐々に信頼を築いていくところでしょう。ネット上では「後半のレモンちゃんを救出する展開が熱いし全体で見ても面白い」「子ども映画というオブラートに包んで現実の問題提起があるすごい映画だと思った」などと、高評価です。

 筆者が視聴した感想としては、いつもの映画シリーズよりも野原一家が活躍する様子が少ないものの、その分レモンとしんのすけの掛け合いが多く、レモンが今まで閉ざしていた心を表に出していく様子は感動的です。しかもギャグはやはり面白く、TVアニメシリーズが好きな人にもおすすめな映画といえるでしょう。

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』は「Netflix」「ABEMA TV」などで観ることができます。

 そのほかに、「家族」をテーマにした映画としておすすめなのが、世界的に知られる今敏監督の作品で、2003年に公開された『東京ゴッドファーザーズ』です。

 クリスマスの夜に新宿で暮らすまるで本物の親子のような3人のホームレスが、ゴミ捨て場でひとりの赤ん坊を拾うところから物語は始まります。赤ん坊を勝手に「清子(きよこ)」と命名し、ゴッドファーザー(名付け親)となった3人が清子を親元に返すために雪降る街を奔走します。

 また、3人のホームレスはそれぞれに暗い背景を持っています。ギンはギャンブルによる借金から家族を残してホームレスになり、おかまのハナは彼氏との死別により生きる気力を失い、ミユキは父親を口論の末に刃物で刺してそのまま家出をしたきりなのです。清子の親探しと並行して描かれる3人の物語も見逃せません。

 同作の魅力はなんといってもテンポ良く展開される物語と幸せな気持ちにさせるストーリーでしょう。ネット上でも「映画史に残るレベルのかけ合い。え?そんなこと起こしちゃう!の連続が素晴らしい」「泣いたり笑ったり考えたりハラハラしたりできるいい映画」と評価する声は少なくありません。

 家族を描いた実写映画でいうと名作映画『ホーム・アローン』のようにドタバタと心温まるストーリーが味わえる本作は、クリスマスにもピッタリな今観るべき映画といえるでしょう。

『東京ゴッドファーザーズ』は「Amazon prime video」「U-NEXT」などで観ることができます。

 今回取り上げた映画は、どれも『SPY×FAMILY』ロスを和らげてくれるような、心温まる物語とテンポの良い展開を兼ね備えた名作ばかりです。もちろん2023年12月22日(金)に公開された『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』も鑑賞しつつ、心の隙間を埋めていってはいかがでしょうか。

(LUIS FIELD)

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