【漫画】惚れた弱みにつけこまれ… 好きな子の恋成就に協力した結果が「甘酸っぱい」【作者インタビュー】

■自分の気持ちを押し殺して、好きな子の恋愛成就のために奔走する男子

　クラスでもかわいいと評判の鈴木有美に告白する幸島。しかし残念ながら、見事にフラれてしまいました。どうやら鈴木は、クラスメイトのぽっちゃり男子・只野に想いを寄せているようです。

　予想外の回答に困惑した幸島は、鈴木から恋愛成就のために協力するように頼まれてしまいます。そして、好きな女の子の恋愛を応援する日々が始まって……。

　渡辺マサフミさん（@masafumi_127）による創作マンガ『惚れた弱みにつけこまれる話。』がX（旧：Twitter）上で公開されました。いいね数は4.2万を超えており、読者からは「幸島の立場が羨ましいようなつらいような。甘酸っぱい青春ってこういうことなんよ」「高校時代の片想いを思い出しました。ふたりとも幸せになって！」「幸島の気持ち分かるぞ。惚れた方の負けなんだよね」などの声があがっています。

　作者の渡辺マサフミさんにお話を聞きました。

ーー今作『惚れた弱みにつけこまれる話。』が生まれたきっかけや、理由を教えてください。

　当時、本作のヒロインのようにツンケンしていて、その上で映画好きで好きなもののことだと楽しそうに話す女性がいて、とてもキャラが立っているなと思ってその子をモデルにしてこのマンガを描きました。そうしたら少年サンデーさんで準入選をいただけたのでその子には感謝しています。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　青春の甘酸っぱさを思い出した、とか、切なかったといったコメントが多くてうれしかったです！　ただ、ヒロインがわがまますぎて、主人公がかわいそう、といったコメントもあって、僕がわがままな女の子が好きで今回のお話を描いたのですが、読む人によって感じ方が違うのだなと印象に残りました。でもそんなコメントもうれしいです！

好きな女の子のためにキューピットを全力行使！（渡辺マサフミさん提供）

ーー今作を描くうえでこだわったポイントや、お気に入りのシーンなどはありますか？

　いま見ると絵がつたなくて恥ずかしいのですが、ヒロインの表情のアップをなるべく入れようとこだわりました。いろいろと説明するよりも表情ひとつで伝わることもあるのだとこの作品を描いたときに気が付きました。最後のヒロインの泣き顔などは、特に気に入っています。

ーー渡辺マサフミさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　小学生の頃にマンガが好きな同級生たちとノートに交換マンガを描いていました。そのなかのひとりに小学生なのに絵がうまくて、話にも起承転結があって、マンガがうまい子がいたんです。その子が描いたみたいなマンガを描きたいっていうのが今もマンガを描き続けている理由かもしれません。

ーー今後、X（旧：Twitter）で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　最近は仕事が忙しくてX（旧：Twitter）に作品投稿がなかなかできていないのですが、また二次創作やオリジナルのキュンとできるようなマンガを上げていきたいと思っています。いつも見てくださっているみなさんには今後も応援していただけたらうれしいです。

（マグミクス編集部）