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【漫画】コミケで買った本を「返品したい」 非常識な理由に「ひどすぎる」「二度と来るな」【作者インタビュー】

マグミクス / 2023年12月30日 11時10分

【漫画】コミケで買った本を「返品したい」 非常識な理由に「ひどすぎる」「二度と来るな」【作者インタビュー】

■返品理由が衝撃的すぎて「ぶん殴りたい」

 コミケ会場にて本を販売していると、先ほど本を購入した男性が戻ってきて、「返品したい」と言ってきました。「本に落丁や汚れはありましたか?」と理由を聞いてみると……。

 Twitter(現:X)で公開された休憩うさぎさん(@QK_rabbit_2)によるエッセイマンガ『コミケで本当にあった話その1 返品男』をご紹介します。読者からは「ひどい理由ですね」「お客相手によく言った!」「なぜコミケに来た……」などの声があがり、2023年7月に投稿されたツイート(ポスト)には3.6万いいねがつく反響がありました。

 作者の休憩うさぎさんは、「東方project」という同人ゲームの二次創作マンガに出会ったことがきっかけで、二次創作作品を中心としたマンガを描き始めました。今回のマンガの出来事が起こった当日はとても忙しく、そこまで何とも思っていなかったそうですが、イベント終了後に人に話すとウケが良かったため、マンガとして形に残そうと思ったそうです。その後、『コミケで本当にあった話その2 値切り男』『コミケで本当にあった話その3 凸男』も投稿しています。

 作者の休憩うさぎさんに、お話を聞きました。

ーー『コミケで本当にあった話その1 返品男』を投稿なさった当時~現在で、反響があったことで読者や周囲からはどんな声がありましたか?

 あのマンガきっかけでイベントに来て下さった方々から、気にかけるようなお声がけをいただくようになりました。また、作家の方々からは共感の声だけでなく、似たような自身の実体験を教えていただいたり……といったこともありました。

ーー作者として、反響後の変化などはありましたか?

 このマンガを投稿したとき「コミケなどの即売会=変な人たちが来る場所」という印象を持った方が何人かリプライを飛ばしていたため、今後はイベントに参加して楽しかったことを表現できればと思うようになりました。

 とはいっても、このマンガがバズってからイベントに来られる方々が全体的に礼儀正しくなった気がするので、いろんな意味でもう「その4」を描くことはないと思います。

『コミケで本当にあった話その2 値切り男』(休憩うさぎさん提供)

ーーその後『コミケで本当にあった話その2 値切り男』『コミケで本当にあった話その3 凸男』も投稿なさっています。その1もふくめ、作中の参加者さんたちについて改めて振り返ってみて、どのように思われますか?

 改めてすごい方々だったと思います。あとにも先にもああいった感じの一般参加者様方は訪れておりません。(訪れなくていいですが……)

 よく間違われるのですが、イベントに作品を頒布する方々は「店員」ではなく「サークル参加者」、それを購入する方は「客」ではなく「一般参加者」です。どちらもイベントの参加者同士なので、自分勝手なことを注文したり過剰にサービスを求めたりすることは当然マナー違反になります。イベントを盛り上げる参加者であるためにお互いにマナーを守っていければと思います。

ーー2023年12月30日~31日開催の冬コミには参加されますか? マンガに登場したようなクセのある参加者さんも多いようですが、コミケの醍醐味について教えて下さい。

 2023年の冬コミの参加は見送ります。次回の別のイベントに備えたいと思います。

 コミケの醍醐味についてはいろいろな意見があると思いますが、自分の作品愛を各々の得意なことで体現することで、その界隈を一緒に盛り上げる一体感を感じられるところにあると思います。

 ものによりますが、同人誌をちゃんと描こうとすると1か月ほどかかります。それにほかの仕事で疲れている状態で手がけることも多いため根気が必要です。しかし、その作品のキャラクターやストーリーが好きだから頑張れますし、手がけた作品が多くの方に行きわたることでその界隈を広げることに一躍貢献できたと感じるうれしさがあります。

 また、大量の戦利品(購入した作品など)が入った紙袋を抱えイベント会場を移動している方を見るのは、一緒にイベントを盛り上げて下さっている参加者同士一体感を感じられて好きです。畑は違いますが、コスプレイヤーさんなどは衣装づくりにウィッグのカットや体形の維持など技術・時間・お金・根気が必要であると思われますが、作品愛があるからこそできることだと思います。

 各々作品愛に振り切った人を見ることで、その界隈を盛り上げているライブのような一体感を感じられるところがコミケを始めとした即売会の醍醐味だと私は思います。

ーー現在の創作活動や、今後のご予定などについて教えて下さい。

 その後、Twitter(現:X)のDMにて「『こんな一般参加者と出会いました!』をマンガにして下さい!」などのメッセージをいただきますが、楽しいイベント参加自体のネガキャンになってしまう恐れがあるため、そういったマンガを描くことは控えようと考えております。

 今は自分のスキルを磨きながら同人活動に専念したいです。2024年5月3日、春季博麗神社例大祭に参加し、「コ〇コ〇コミック」くらい分厚い本を出そうと考えております。参加される方はぜひよろしくお願いいたします。

(マグミクス編集部)

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