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年末年始に徹夜でイッキ見! 難易度別「年越しのお供」にしたいアニメ4選

マグミクス / 2023年12月30日 8時50分

年末年始に徹夜でイッキ見! 難易度別「年越しのお供」にしたいアニメ4選

■「初級」「中級」「上級」…どれにチャレンジする?

 年末年始の長期休暇は、長編アニメを一気に消化する絶好のチャンスです。家にいながらにして感動と興奮が味わえる、冒険バトル系のアニメを視聴してみてはいかがでしょうか。この記事ではサクッと観たい人向けの「初級」、正月すべてをアニメにささげたい人向けの「中級」、正月を過ぎても観続けたい人向けの「上級」の3つの段階に分けて、年末年始に一気見したい名作の数々をあげていきます。

●『王様ランキング』難易度:★☆☆(初級)

 まず初級者向けにちょうどいい作品が、アニメ『王様ランキング』です。Webマンガ投稿サービス「マンガハック」で連載されている同名コミックスが原作で、2021年10月にTVアニメ化、2023年4月には前TVシリーズでは語られなかったスペシャルエピソードを描いた『王様ランキング 勇気の宝箱』が放送されました。

 物語の舞台は、願いを叶える魔神や魔物などが当たり前のように存在する剣と魔法の世界です。ここでは国の豊かさ、抱えている兵士の強さ、そして王様自身の戦闘能力が「王様ランキング」として発表され、物語の主人公であるボッジは、ボッス擁するボッス王国の第1王子でした。

 しかし彼は生まれつき耳が聞こえず、まともに剣も持てないほど非力です。民衆からも王の器ではないと蔑まれていましたが、それでも立派な王になるという夢を心に抱いていました。そして「カゲ」という初めての友達ができたことをきっかけとして、この世界の運命にかかわるような壮大な冒険の旅に出ることになります。

 同作は友情・努力・勝利を詰め込んだ王道ファンタジーである一方で、登場人物ひとりひとりの葛藤や苦悩を描いた濃密な人間ドラマでもあります。その葛藤のすえに味方だと思っていた人物が突然裏切ったり、逆に悪そうなヤツが実はとてもいい人だったりと、予想を超えるような出来事が次々に巻き起こるので見ていてまったく飽きません。

 また今のところ公開日は未定ですが、すでに完全新作劇場版の制作が発表されています。アニメは1期が全23話、『勇気の宝箱』が全10話と、およそ3クール分で追いつくことができるので、正月休みの一気見にぴったりでしょう。来たる劇場版の公開に先駆けて、ぜひアニメシリーズを制覇してみてください。

●『うしおととら』難易度:★☆☆(初級)

「未完結ではなく完結済みの作品を楽しみたい」という人は、2015年に放送されたアニメ『うしおととら』をチェックしてみてはいかがでしょうか。原作は『からくりサーカス』『双亡亭壊すべし』などで知られる藤田和日郎先生の同名マンガで、特に『うしおととら』は傑作と名高い作品です。

 舞台は現代日本。古びた寺の跡取り息子である蒼月潮(うしお)が、ひょんなことから寺の地下で、封印されていた妖怪とらを発見したことから物語は始まります。とらを封印していた妖怪退治の槍「獣の槍」を引き抜いたうしおは、なぜか槍の力を使いこなせるようになり、とらの妖気に誘われたり、「獣の槍」の破壊を目論んだりして集まってくる妖怪たちを相手に、うしおととらは戦っていくこととなります。

 ただし、とらは槍の力を恐れて妖怪退治に協力しているだけで、彼自身も本質的には人食いの妖怪であり、隙を見つけてはうしおを食おうと虎視眈々と機会を狙っていました。しかし共に戦っているうちに、ふたりのあいだには友情、もしくは絆と呼ばれるような何かが芽生えるようになります。同作は、人間と人外が異なる価値観を超えて通じ合う、バディものの金字塔のような作品といえるでしょう。

『うしおととら』の原作コミックスは33巻まで刊行されていますが、アニメは大事なところだけをぎゅっと圧縮した全39話で物語が完結します。たった3クール分で最後まで完走できるので、どっぷり作品の世界に浸りたい人にはうってつけではないでしょうか。

■一気見しても「最低17日間」かかる上級者向けアニメ

画像は、2017年に放送されたアニメ『進撃の巨人』Season2第2弾キービジュアル (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

 初級編は、年末年始にちょっと時間を作れば、おそらく制覇することができるでしょう。ここからは、お正月休みを全部費やしても全話視聴できるか分からない、見ごたえのあるアニメをみてみましょう。

●『進撃の巨人』難易度:★★☆(中級)

 お正月休みのすべてを使ってアニメを一気見したい……という中級者に、まずオススメしたいのがアニメ『進撃の巨人』です。同作は諫山創先生によるマンガが原作となっており、2023年11月4日に放送された「The Final Season完結編(後編)」をもって、約10年の歴史に幕を下ろしました。

 その壮大な物語の舞台となるのは、巨人なるものが存在する世界です。人類は巨人の脅威に怯えながら、小さな生存圏で暮らしていましたが、ある日超大型巨人によって外壁が破壊されました。そして主人公、エレン・イェーガーたちは「調査兵団」の一員となり、巨人の正体や、世界に隠された衝撃の秘密に触れていくことになります。

 もちろんここで紹介したストーリーはほんのさわりの部分で、物語が進むにつれて舞台や登場人物の立場、エレンの考え方などが大きく変わっていくことになります。その変化のダイナミズムこそ、『進撃の巨人』が名作と呼ばれる由縁といっても過言ではありません。

 原作コミックスは『うしおととら』とほぼ同じ全34巻ですが、アニメ『進撃の巨人』は全94話と倍以上の話数をかけて、複雑な原作のストーリーを余すところなく再現しています。展開やキャラクターの立場が二転三転するため、なかなか理解するのが難しいといわれていますが、まとめて視聴した方が話をすんなり飲み込めるかもしれません。

●『ONE PIECE』難易度:★★★(上級)

 長編アニメの上級編ともなると、正月休みをすべて返上してもおそらく「一気見」は難しいでしょう。『ONE PIECE』はいわずと知れた「週刊少年ジャンプ」の看板マンガで、海賊王を目指す少年、モンキー・D・ルフィが、仲間たちと大海原を旅する海洋ロマン活劇です。ルフィの食べた「ゴムゴムの実」を始めとする「悪魔の実」の能力の多彩さや面白さも、人気の理由のひとつとなっています。

 同作は1999年にアニメの放送が始まり、2021年11月には放送話数がなんと1000話を超えました。マンガが原作のアニメとしては、類を見ない数値だといえるでしょう。2023年12月27日現在の放送話数は、1088話で、1話23分としてざっくりと計算すると、総放映時間は約416時間です。たとえ休憩なしで視聴し続けたとしても最低17日間かかることになります。実際には1時間SPなどもあるので、もっと時間が必要かもしれません。

 ちなみに現在YouTubeでは、24時間365日にわたってアニメ『ONE PIECE』を流し続ける無料配信企画「ANYTIME ONE PIECE」を実施中です。「全話見る!」と気張って視聴するのもよし、気が向いたときだけふらっと見るもよし、『ONE PIECE』ファンにとってはたまらない企画となっています。

『王様ランキング』『うしおととら』『進撃の巨人』『ONE PIECE』といった、心を震わせる名作アニメと共に、2024年の幕開けを迎えましょう。

(ハララ書房)

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