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作者も驚き!実写化で「美人になりすぎ(?)」たキャラ 「地味カワではなくなった」

マグミクス / 2023年12月31日 19時10分

作者も驚き!実写化で「美人になりすぎ(?)」たキャラ 「地味カワではなくなった」

■美人化しちゃうと非モテ設定は嫌味?

 人気マンガが実写化される際、キャラクターや世界観がどこまで再現されるのかで視聴するかどうかを決める方も多いでしょう。特に主要キャストは人気俳優や女優、アイドルをはじめ華やかな方々が担当することも珍しくなく、「美形過ぎる」「もっとモブっぽい顔と雰囲気が欲しいのに」と美形過ぎるあまり違和感を持つコメントが出てくるケースも数々ありました。

 今回は、実写化作品で「美人過ぎるって!」と言いたくなるほど美人になっていたキャラクターを紹介します。

●『ちひろさん』のオカジ(演:豊島花)

 田舎の弁当屋で働く元風俗嬢のちひろを中心に、彼女と出会ったことで変わっていく人々を描いたマンガ『ちひろさん』(作:安田弘之)は、2023年にNetflixで配信及び一部劇場にて公開されました。

 ちひろ(演:有村架純)の常識にとらわれず、自由に過ごす姿に興味を持ったごく普通の女子高生・瀬尾久仁子(通称:オカジ)は次第に友達との遊びを断ってちひろに会いに行きます。ちひろとの出会いを通じ、家族に嫌悪感を抱いていること、友人に素直な気持ちを打ち明けられないことに気づいたオカジは、少しずつ本当の自分をさらけ出すようになりました。

 原作ではメガネをかけてひとつ結びにしている地味な見た目のオカジですが、演じているのは大河ドラマや朝ドラにも出演する人気女優で、可憐な容姿も子役の頃より絶賛されている豊島花さんです。

 作品の公開後、安田先生が作中のシーンと同じ構図で主要キャラを描き下ろしていましたが、そのなかには道端でスマホを持つオカジのイラストもありました。イラストと比較すると、豊島花さん演じる実写作品のオカジは、どうしても華やかな雰囲気が隠しきれないことがうかがえるでしょう。

●『トクサツガガガ』の仲村叶(演:小芝風花)

 隠れ特撮オタクのOL・仲村叶(かの)が日常生活で陥ったピンチを切り抜けていく様子を描いた『トクサツガガガ』は、2019年にTVドラマ化されました。ドラマでは原作マンガにもたびたびあった「特撮シーンと現実シーンがシンクロする瞬間」が高いクオリティで再現されていたほか、キャストも「解釈違い」が少ないことから原作ファンからも好評を得ていました。

 そんな『トクサツガガガ』の主人公・叶を演じたのは、女優・小芝風花さんです。

 叶の録画した特撮を観るために同僚からの誘いを断ったり、推し活資金捻出のために弁当を自作するといった行動がかえって周囲を「モテる」「女子力が高い」と勘違いさせてしまっており、実態とイメージが乖離する事態を引き起こしています。「女死力たぎっている」ことを自覚している叶を、かわいらしいビジュアルも魅力の小芝さんが演じることもまたギャップになっていたのかもしれません。

■人気アイドルや朝ドラヒロインが演じたキャラクターとは?

●『映像研には手を出すな!』の浅草みどり(演:齋藤飛鳥)と金森さやか(演:梅澤美波)

乃木坂46メンバーが主要キャストに選ばれたことも話題になったテレビドラマ版『映像研には手を出すな!』Blu-ray(東宝)

 人並み外れた空想力を持つ女子高生・浅草みどりが金儲けが好きな金森さやか、大人気読モでありながらアニメーターを志す水崎ツバメとアニメ制作に挑む『映像研には手を出すな!』(作:大童澄瞳)は、アニメ化、実写化とさまざまな形でメディアミックスを果たした作品です。

 実写ドラマ、映画ではメインキャラクター3人を当時乃木坂46のメンバーだった齋藤飛鳥さん、山下美月さん、梅澤美波さんが演じることが発表され、「イメージが違い過ぎる」「全員美少女だと違うんじゃないか」とSNSを中心に困惑する声も続出していました。

 読者の間では美人でカリスマ読モであるツバメとは異なり、低身長でカエルのような大きな口も特徴的でマスコットキャラ的な浅草と、そばかすとジト目、常に歯が見える特徴を持つ金森をアイドルが演じることに違和感を持っていたようです。しかし、作者の大童先生は「「乃木坂46VS映像研」という世紀の大決戦」「漫画、アニメに続く”第三の映像研”」「乃木坂46の実写版」とノリノリのコメントを寄せており、「そこまで作者の熱量もあるなら安心していいのかも」と期待する声もありました。

 実際に公開後「実写の浅草氏は原作みたいに表情がコロコロ変わってかわいい」「美人だけど毒づく金森氏もアリだな」と、原作から作品を知った人たちからも高評価を得ています。

●『累-かさね-』の淵累(演:芳根京子)

 今は亡き伝説の女優を母に持つも、似ても似つかない容姿の醜い主人公・累(かさね)が母の残した「口づけをした相手と顔を入れ替える力を持つ口紅」を使って、若手美人女優・丹沢ニナの顔を借りて舞台に立つようになるマンガ『累-かさね-』(作:松浦だるま)は、2018年に芳根京子さん、土屋太鳳さんのダブル主演で実写化されました。

 累はギョロっとした目や左右に引き伸ばしたように大きい口など、どこかカエルや爬虫類を思わせるような見た目のキャラクターです。さらに小学生のときにいじめっ子とトラブルになり、右頬が大きく裂けるほどの傷が残ったことも、醜さを増長させてしまっています。

 実写映画で累を演じた芳根京子さんは、朝ドラのヒロインに選ばれたほか、少女マンガの実写化作品で主演を務めるなど、演技力はもちろん、美人で華のある女優のひとりです。そんな芳根さんが演じる累は、右頬に大きな傷があるものの、さすがに原作マンガのようなビジュアルではありません。

 そのせいか、「原作寄りの醜さを再現してほしかった」「傷があるだけでは累とは言えない」「元が美人過ぎて傷メイクだけじゃどうにもならん」と読者を中心に疑問視する反応もありました。しかし、作者の松浦先生は「累役の芳根さんが美しいことを気にされてる方は本当に原作に思い入れを持って大事にしてくださっていると思うのですが、映画では累の劣等感も舞台への執念も芳根さんが演技力で存分に現してくださっている」とSNSで発信しています。公開後は、「実写映画もこれはこれであり」「根底にある美醜をテーマにしてるのは共通してるから満足」と、観るか悩んでいる読者におすすめする人もいました。

(田中泉)

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