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「途中退場」してしまったアニメのヒロイン3選 「もったいない」「復活して」

マグミクス / 2024年1月9日 12時10分

「途中退場」してしまったアニメのヒロイン3選 「もったいない」「復活して」

■大人気ヒロインなのにみんなの記憶から抹消

 アニメやマンガ作品において「ヒロイン」の存在は、重要な役割を担う場合が多いものです。魅力的なビジュアルや可愛らしい仕草で、人気を博すことも多いでしょう。しかし推しキャラになった途端、作中で死亡したり、離ればなれになってしまったりなどの理由で登場しなくなることもあります。今回は、途中退場してショックだったアニメのヒロイン3人を振り返ります。

※この記事は『Re:ゼロから始める異世界生活』『転生したらスライムだった件』『呪術廻戦』のネタバレを含みます。

●『Re:ゼロから始める異世界生活』レム

 2016年から第1期の放送が始まったアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(以下、リゼロ)』の人気ヒロインといえば、「レム」を思い浮かべる人も多いはずです。

『リゼロ』は高校生の主人公であるナツキ・スバルが異世界に転生し、死ぬと時間が巻き戻る能力「死に戻り」を使って、転生した先の世界で巻き込まれるあらゆる危機を回避していく物語です。

 鬼族の生き残りであるレムは、ルグニカ王国の貴族であるロズワール・L・メイザースの屋敷に仕えるメイドです。その屋敷にはメインヒロインで人とエルフのハーフ・エミリアも住んでおり、スバルがエミリアを危機から救ったことで、彼はロズワール邸に招かれます。

 それをきっかけにスバルはレムやレムの双子の姉・ラム、精霊の少女・ベアトリスといった主要キャラと出会うことになりました。出会った当初は出生不明なスバルを怪しんでいたレムですが、彼の懸命な行動によって信頼感を獲得していきます。

 そして第18話「ゼロから」では、死に戻りを駆使しても成功ルートにたどり着けないスバルが、レムにふたりだけで逃げることを提案します。レムからは断られたものの、「好きです」「スバルくんはレムの英雄なんです」と想いを伝えられました。

 レムはスバルをしたう姿や、メイド服と可愛らしいルックスが相まってヒロインとしての人気が高まり、ネット上の「アニメの好きな女子キャラ」などのランキングではたびたび上位に選ばれています。しかし、第26話「それぞれの誓い」では敵対関係である「暴食」の大罪司教にレムの過去と存在を食べられてしまい、スバル以外のキャラの記憶からレムの存在が消えていることが明らかになります。

 眠った状態のレムはロズワール邸に安置されますが、姉のラムやエミリアなどはレムを見ても誰だかわからないという反応でした。唐突にやってきたレムの途中退場に対し、視聴者からは「これから笑ったり、恥ずかしがるレムを見れないのショックすぎる」といった悲しみの声が続出しました。レムは原作のライトノベル(作:長月達平)では目を覚ましていますが、アニメでそれで描かれるのはいつになるのでしょうか。

●『転生したらスライムだった件』シズ

 2024年4月に第3期の放送が決定した『転生したらスライムだった件』にも、主人公で
のリムルに大きな影響を与えた「シズ」というキャラがいるのですが、彼女が登場した話数は第6話~第8話と短いものでした。

 同作は通り魔によって命を落としたサラリーマンの三上悟が、スライムとなって異世界に転生して、備わった能力を駆使してさまざまな種族と仲間になっていくという話です。

 三上は偶然にも遭遇した暴風竜ヴェルドラにテンペストと名をつけ、ヴェルドラが三上にリムルという名を送ったことで、「リムル=テンペスト」として生きていくことになります。そして対象物を飲み込んで解析したり、体内に保管することができる能力「捕食者」を駆使したりしながら冒険するリムルは、その後に占いで「運命の人」といわれたシズこと井沢静江と出会いました。

 シズはもともと戦時中の東京に暮らしていた日本人で、魔王によって作中の世界に召喚されたという経緯があり、それを同じ日本人だったのリムルが知って、お互いに距離を縮めていきます。

 しかし、第7話「爆炎の支配者」では魔王によってシズに憑依させた炎の精霊・イフリートが暴走を始め、リムルが食い止めたものの、イフリートを失ったシズは老衰によって最後を迎えようとします。

 そしてシズはリムルに「私を君の中で眠らせてくれないかな」と最後の願いを伝え、リムルはシズに「スキル捕食者」を発動するのでした。あまりにも早すぎるシズの最期に対し、ネット上では「もっとシズさん見たかった…」「6話でシズ推しを決めたのに、思っていた上に退場が早くてショック」などの声が相次ぎました。

■王道のヒロイン役と期待されるも3話で即退場

●『呪術廻戦』天内理子

アニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」のキービジュアル (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

 2018年から「週刊少年ジャンプ」で連載中の『呪術廻戦』(作:芥見下々)は、TVアニメの第2期も放送中です。同作は人間の負の感情によって生まれる「呪い」を払うために存在する呪術師、そして特級呪物・両面宿儺の指を食べた主人公・虎杖悠仁による話が展開されます。

 アニメ2期「懐玉・玉折」では最強の呪術師といわれている五条悟の学生時代が描かれており、そのなかで天内理子という「呪術界存続のため不死の術式を持つ天元と同化しなければならない宿命を背負った少女」が登場しました。

 五条や同級生で親友の夏油傑、天内による仲睦まじいやり取りが展開され、天内が過去編の間のヒロインかと思いきや、天内の暗殺を依頼された術師殺し・伏黒甚爾によって頭部を銃で撃ち抜かれてしまいます。

 しかもエピソード3の終盤では、天内が「同化する宿命を変えたい」と前向きに考えて笑顔を見せた直後に射殺されるという衝撃展開で、後味の悪いままエンディングを迎えました。天内は第2期エピソード1(第25話)「懐玉」に登場してエピソード3「懐玉-参-」で殺害されるという早々の退場で、ネット上では「希望を持たせてから射殺って胸くそ悪すぎる」「早々に死んで、最悪の最期だった哀れなヒロイン」と悲痛な声をあげる視聴者も多いです。

(LUIS FIELD)

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