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「格上のMS」を破った、ガンダムの「時代遅れ」機体たち ファンが大歓喜した活躍も?

マグミクス / 2024年1月6日 6時10分

「格上のMS」を破った、ガンダムの「時代遅れ」機体たち ファンが大歓喜した活躍も?

■格上を無力化、さらに「運命の出会い」も

●先行量産型ボール VS 宇宙用高機動試作型ザク(『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』)

『機動戦士ガンダム』本編ではやられ役として描写されていたボールが1対1でザクを撃破する展開が描かれたのが、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の第1話です。アイナ・サハリン操るMS-06RD-4 高機動試作型ザクに追い詰められたテリー・サンダースの初期型ジムの救援信号を受け取ったシロー・アマダは、輸送艦の護衛用に搭載されていたRB-79K 先行量産型ボールに搭乗し、出撃します。

 MS-09Rリック・ドムの脚部熱核ロケットエンジン開発のための試作機である高機動試作型ザクの前に苦戦を強いられたシローですが、作業用のワイヤーとウインチを活用してザクをからめとって相打ちに持ち込み、救援任務に成功。アイナ・サハリンとの邂逅(かいこう)も果たし、ふたりの恋とアプサラスを巡る物語は幕を開けるのでした。

 それまでボールはザクに蹴り飛ばされ、ビグザムに焼かれるなど、典型的なやられ役としての描かれていましたが、このとき初めてパイロットの技量と戦術次第では敵モビルスーツを1対1で撃破することが可能であると証明されました。

 現在では被害は大きかったものの十分役立つ兵器としての描写がしばしば見られるようになり、特に『MS IGLOO -1年戦争秘録-』第3話では、オデッサ作戦の敗退により宇宙に脱出した多数のHLV(大気圏離脱艇)を6機のボールが一方的に蹂躙しており、ボールは使い方次第では恐るべき兵器になるという描写も見られます。

●ザクII改 VS ガンダムNT-1 アレックス(『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』)

 ザクによる相打ちの形にはなりますが、ガンダムが倒される展開が描かれたのが、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』最終話です。サイド6への核攻撃を止めるためにガンダムNT-1を撃破すると決めたバーナード・ワイズマン(以下、バーニィ)は、修理したMS-06FZ ザクII改に搭乗し、出撃します。ザクの出現に対し、地球連邦軍はクリスチーナ・マッケンジー(以下、クリス)がガンダムNT-1に搭乗し出撃しました。

 バーニィは圧倒的に格上の機体と戦うために、目くらましのトラップを仕掛けた森に誘い込み、ゲリラ戦に持ち込みました。隙を突いてヒートホークでNT-1の90mmガトリング砲の破壊に成功したバーニィですが、最後の一斉射がコクピット付近を貫通し、頭部を負傷してしまいます。しかしヒートホークの追撃によりNT-1の右脇を切り裂くことに成功し、クリスも右腕を負傷しました。

 核を搭載したジオンの艦艇が投降したことを知り、バーニィを止めるために命がけで駆け付けたアルの前で、両者は最後の力を振り絞り、手にした武器を叩きつけ合ったのです。

 ヒートホークはNT-1の頭部を切断し、戦闘不能に追い込みました。しかしNT-1のビーム・サーベルはザクの機関部を直撃し、ザク改は爆発、バーニィは戦死を遂げました。
 コロニー内ではビーム・ライフルが使えなか」ったとは言え、飛び道具を持つ推力に3倍の差があるNT-1を相手にヒートホークしか持たないザクで相打ちに持ち込んだバーニィは、偉業を果たしたと言えるのではないでしょうか。

■往年のファンが歓喜! アニメで旧世代機が大活躍

『機動戦士ガンダムUC』のダカール基地攻防戦で複数の連邦軍MSを行動不能にした。画像は「HGUC 1/144 MSM-04G ジュアッグ(ユニコーンVer.)」(BANDAI SPIRITS)

●ジオン残党軍 VS ダカール基地守備隊(『機動戦士ガンダムUC』episode 4)

 OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 4で描かれた、ジオン残党軍と地球連邦軍ダカール基地守備隊との戦闘は、格下とされる機体が格上を喰いまくった至高のシーンが展開されます。

 なかでも特に目立っていたのが初の映像化となったMSM-04G ジュアッグで、胴体に収束ビーム砲を備え、腕部のロケットランチャーも改装されるなど改修は行われていましたが、一年戦争当時の機体でありながら、ジムII2機とジムIIIをロケット攻撃でせん滅。続いて斬りかかってきたネモのビームサーベルを左腕部で受け止めながら、右腕をコクピットに叩き込んで撃破、もう1機のネモをビーム砲で撃墜と、短時間で5機の撃破に成功しています。

 このシーンの直後に撃破されてしまいましたが、ジュアッグを駆っていたパイロットは間違いなくエースだったのです。

 このダカール基地での戦闘では、ザクI・スナイパーカスタムが超遠距離狙撃でネモIIIを撃破、イフリート・シュナイドがジムII・セミストライカーを圧倒するなど、旧式機の改装型が格上のはずの機体を圧倒する展開が描かれ、一年戦争時代のガンダム作品を愛好するファンを歓喜させました。

(早川清一朗)

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