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今でも人気だけど…打ち切り? 唐突に終わったジャンプヒット作の裏側とは?

マグミクス / 2024年1月11日 17時10分

今でも人気だけど…打ち切り? 唐突に終わったジャンプヒット作の裏側とは?

■「打ち切り?」と思われるほどの唐突な連載終了

 「週刊少年ジャンプ」が世に送り出してきた多くの作品のなかには、突然連載終了となり「打ち切り」ではないかと噂された作品もあります。今回は、そんないきなりの終わり方が話題になった3作品を振り返ります。

 2023年にNetflixにて実写ドラマ化されたことも話題の『幽☆遊☆白書』(作:冨樫義博)は、1990年から1994年にかけて連載され、連載終了から約30年経過しても実写ドラマ化される程の人気作品です。そんな本作は、一部の読者の間で打ち切り説がささやかれていました。

 物語の終盤に描かれた「魔界統一トーナメント編」で主人公の浦飯幽助は優勝候補のひとり・黄泉と戦います。しかしバトルが始まった直後にいきなり時間軸が進められ、大会終了後が舞台となりました。さらに戦いの結末は幽助の口から語られるだけで、ほとんど描かれなかったのです。

 その後、後日談などのエピソードが描かれたのち、最後はみんながさわやかに海辺で過ごす様子が描かれて、連載が終了したため「もしや打ち切り?」との憶測がされたようです。ただ、作者の冨樫先生は、自身の同人誌『冨樫義博王子~武内直子姫 ’98社会復帰宣言』にて、持病の悪化などもあり「半ば私のわがままで止めた」と連載終了の経緯を明かしています。

 また、連載中に2度の打ち切りを経験した作品もあります。ゴルフを題材にしたマンガ『ライジングインパクト』(作:鈴木央)は1998年に連載が開始されますが、1999年に連載打ち切りとなります。しかしその後の読者の反響が大きかったこともあり、3か月後に連載が再開されました。その後、しばらく連載が続くものの、主人公・ガウェインがいるキャメロット学院と敵勢力・グラールキングダムの本格的な戦いが描かれる前に2002年に再度打ち切りとなり、同年の「赤マルジャンプ」にて完結編が掲載されています。

 本作が2度も打ち切られた理由は不明ですが、「ジャンプの少年中心の読者層とゴルフとの相性が悪かったから?」「主人公が強くなりすぎて、これ以上の展開がむずかしくなったのでは」などの憶測が飛び交っています。

 ちなみに『ライジングインパクト』は2024年6月からNetflixにてアニメ化が決定しており、連載開始から25年以上の時を経てのアニメ化に驚きながらも期待を寄せる声が多数出ていました。

 1995年から1997年まで連載された『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』(作:うすた京介)は、伝説的なラストを迎えています。わかめ高校に通う高校生の花中島マサルを主人公とし、彼が操る幻の格闘技「セクシーコマンドー」を軸に描かれたギャグマンガです。連載終了後の1998年にTVアニメ化されるほどの人気作品でした。

 そんな『すごいよ!!マサルさん』は、第2部にあたる「地獄校長編」が1話で終わり、それが最終話というラストを迎えます。最終話では、突如として現れた暗黒先生・ジゴックが、作中のマスコット的生物・メソを増殖させて操り、学校を乗っ取ります。

 新たな校長となったジゴックに反発するマサルたちとの戦いが始まると思いきや、高齢のジゴックは本気の力を見せようとした結果、気張り過ぎて突然死しました。そして、マサルたちが泣きながら勝利宣言をして、そのまま物語は終わります。

 戦わずして終わるのも、ギャグマンガらしくて面白い最終回だと、筆者は当時関心したものですが、この終わり方は物議を醸しました。作者のうすた先生が当時、多忙によって精神的に追い込まれたことが原因だったようです。

(LUIS FIELD)

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