分身ちょーだい… 大注目のオリジナルアニメ3選 「魅せられた」「覇権狙えそう」の声

■2024年冬はオリジナルアニメが見逃せない！

　2024年の冬アニメが放送を開始して、ネット上では早くも盛り上がりを見せています。待望のアニメ化作品や人気アニメの続編が名を連ねていますが、オリジナルアニメも忘れてはいけません。今回は、特に注目されているオリジナルアニメを見ていきましょう。

●『ぽんのみち』

『ぽんのみち』は、講談社がオリジナルTVアニメを初めて手掛ける作品であり、「ポケットモンスター」シリーズや『妖怪ウォッチ』などで知られる、アニメ制作会社OLMや、「五等分の花嫁」などで知られる春場ねぎ先生がキャラクター原案を担当するなど、制作人が豪華です。本作は、物事をあまり考えずに勢いで行動してしまう女子高校生の十返舎なしこ（CV：前田佳織里）が主人公で、彼女が友だちの河東ぱい（CV：佐伯伊織）や徳富泉（CV：若山詩音）たちと、のんびりと麻雀や料理を楽しむ日常が描かれています。

　ある日、主人公のなしこは自分の部屋で騒ぎ過ぎたため、母親に「でてけぇー！！」と家を追い出されてしまいました。そこで父親はなしこに、昔経営していた雀荘を片付ける代わりに雀荘を好きに使っていい、と伝えます。友だちとの遊び場が欲しかった彼女は、空き家だった雀荘をみんなが集まれる場所へと変えました。

　緩い日常が描かれるほのぼのとしたストーリーに加え、なしこたちの遊び場である元雀荘には「麻雀好きにはうれしい作品」と、喜ぶ声があがっています。また、広島県尾道市を舞台にしており、実際の街並みや神社仏閣などが描かれているのも見どころといえるでしょう。

『ぽんのみち』はMBS、TBSなどで2024年1月5日（金）より放送中です。「dアニメストア」「U-NEXT」「アニメ放題」ほか配信サービスにて順次配信されています。

●『月刊モー想科学』

奇想天外な現象に好奇心が掻き立てられる　画像はTVアニメ『月刊モー想科学』キービジュアル第2弾　(C)馬谷いちご/モー製作委員会

『ぽんのみち』と同じく、OLM制作によるオリジナルアニメ『月刊モー想科学』も冬アニメとして放送が始まりました。同作は科学では解明できない不思議現象を扱う雑誌「月刊モー想科学」を発行する出版社にて、主人公で「見えてはいけないものが見える」能力者のタロー・J・鈴木（CV：石井孝英）の周りでミステリアスな話が繰り広げられます。

　彼は働きたくないために専業主夫を目指しながら、編集者として奇想天外な事件や科学者も驚く現象を取り上げていました。そこへ科学者のゴロー・佐藤（CV：土岐隼一）からの相談によって不思議な事件に巻き込まれていきます。

　ネット上では「謎が多い1話だったけど、これからが楽しみ」などと、予想がつかない展開に関心を持つ声があがる一方で、「どことなく懐かしさを感じる」との意見も見受けられました。

『月刊モー想科学』はTOKYO MX、BS朝日などで2024年1月11日（木）より放送されています。「DMM TV」「U-NEXT」「FOD」ほか配信サービスにて順次配信されています。

■ロボット×美少女で魅せるバトルアクションも

●『メタリックルージュ』

アニメ制作会社の設立記念で制作　画像はTVアニメ『メタリックルージュ』キービジュアル　(C)BONES・出渕裕／Project Rouge

　また、今期の冬アニメでは『僕のヒーローアカデミア』や『文豪ストレイドッグス』などで知られる制作会社ボンズによる、設立25周年を記念したオリジナルアニメ『メタリックルージュ』も目が離せません。同作は人間と人造人間の世界を描いた作品で、人造人間の少女のルジュ・レッドスター（CV：宮本侑芽）を中心に、人造人間の運命を懸けて闘う作品です。

　ルジュは相棒のナオミ・オルトマン（CV：黒沢ともよ）と一緒に、火星でとある任務に就きます。優しい心のルジュは、赤い戦闘形態（メタルルージュ）で人間と人造人間のために戦います。

　1話放送後は「気合の入ったバトル描写に魅せられた」「世界観が面白くて、今期の覇権を狙えそう」などの反応が多く、独創的なSF世界観や壮大なバトルアクションに期待が高まっています。

『メタリックルージュ』はフジテレビ、関西テレビなどで2024年1月10日（水）より放送されています。「dアニメストア」「FOD」「Amazon Prime Video」ほか配信サービスにて順次配信されています。

　原作がないため、誰も「アニメオリジナル作品」の正解を知りません。想像を超える展開にワクワクするオリジナルアニメを楽しみましょう。

（LUIS FIELD）