本日は水樹奈々さんの誕生日 語るうえで欠かせない3曲を厳選

■声優アーティストの第一人者

　今や多くの声優がアーティストとしてデビューし活躍していますが、そのトップランナーといえばやはり水樹奈々さんでしょう。彼女は1998年に声優として、2000年にアーティストとしてデビューし、『NARUTO -ナルト-』の日向ヒナタや『ハートキャッチプリキュア！』の花咲つぼみ（キュアブロッサム）、『魔法少女リリカルなのは』のフェイト・テスタロッサ、『戦姫絶唱シンフォギア』の風鳴翼などの人気作で主演を務める一方で、アニソンシーンを牽引し続けています。

　そんな彼女が1月21日に誕生日を迎えることを記念し、今回はアーティストとして水樹奈々さんが歌ってきた楽曲から、特に知名度があると思われる3曲をみてみましょう。

●「ETERNAL BLAZE」（2006年）

　まずは多くの人が彼女の代表曲として思い浮かべるであろう「ETERNAL BLAZE」です。水樹さんはアニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズのオープニングテーマを歌っており、本作は第2期となる『魔法少女リリカルなのはA’s』のオープニングを飾ったシンフォニックなロックチューンです。

「水樹奈々 人気曲」などで検索してヒットするランキングなどで「ETERNAL BLAZE」は必ず上位にあり、ライブでも定番中の定番として会場を盛り上げ続けています。後年には多くのアーティストやYouTuber／Vtuberなどがカバーしており、多くの人に支持されている彼女の代表曲でしょう。

■初紅白での歌唱曲や70代に通じる楽曲も

水樹奈々さんがオープニング曲「深愛」を担当した、TVアニメ『WHITE ALBUM』VOL.1 DVD（キングレコード）

●「深愛」（2009年）

「この曲で彼女を知った」という人が多そうという意味では、「深愛」も外せません。同曲はTVアニメ『WHITE ALBUM』のオープニングテーマで、冬が舞台の同作にぴったりの切ないバラードです。

　この曲は水樹さんが2009年に「NHK紅白歌合戦」に出場した際に歌われた楽曲で、アニメや声優のファン以外の多くの日本国民にも彼女の歌声が届いたはずです。なお「深愛」は、2011年に発売された自伝のタイトルにもなりました。

●「Synchrogazer」（2012年）

水樹奈々さんが風鳴翼を務めた「戦姫絶唱シンフォギア 2 初回限定生産版」DVD（キングレコード）

「一般知名度」という点では意外と「Synchrogazer」でも外せないのではないでしょうか。同曲はTVアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』オープニングテーマですが、第12話での挿入歌や必殺技名としても記憶しているアニメファンもいるでしょう。

　同じように人気のアニソンは多数ありますが、『戦姫絶唱シンフォギア』はパチンコ／パチスロ人気がものすごく、彼女の曲を多数手がける、上松範康さんを始めとするElements Gardenの面々も「地方で自分の仕事の話をする際は『シンフォギア』の仕事が一番通じる」「アニメを観ない20代の友達や、70代になる父の兄にも知られている」と語るほどです。そう考えると同シリーズの顔的楽曲である「Synchrogazer」は、バージョン違いの「Aufwachen Form」を含めて、ファンが考える以上に知られているかもしれません。

●ほかにも素敵な楽曲が多数

　ここまでに紹介したのはほんの一部で、水樹さんの楽曲にはほかにも挙げきれないほど素敵なものがあります。記念すべき誕生日に合わせ、彼女の20年以上にわたるアーティスト活動を振り返ってみましょう。

（はるのおと）