【漫画】「将来が不安」と9歳の息子 夫が語った体験談に妻びっくり！「泣ける」【作者インタビュー】

■「不幸にならないかな？」将来の不安を口にする息子

　長男が不安を口にしたときのことを描いたマンガが、Instagramで5400以上のいいねを集めて話題となっています。

　夕食中に、将来の不安を口にした9歳の長男。すると夫が自分の体験談を話し始め……。読者からは、「素敵な家族」「泣ける」「幸せを感じてくれる夫は最高」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、3人の子を持つ「はんまま」さんです。Instagramやブログ「はんまま家」で日常の出来事をマンガにして発表しています。はんままさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー旦那様の話を聞いたときの心境を教えて下さい。

　昔から、夫が私を直接ほめることはめったにないのですが、第三者にいってくれていることがあります。それはうれしいのですが、自分の子にもいうとは正直ビックリしました。なんだか照れ臭かったですね。

ーーこのあと、長男くんの不安はなくなったのでしょうか？

　分かりません。その後、口に出すことはありませんが、もしかすると思い出さないようにしているだけなのかもしれません。

ーー長男くんがこのような不安を持ったきっかけはあったのでしょうか？

　実はこのとき、長男の周囲で不幸があった直後でした。「いまある幸せはずっと続かないんだな」と、9歳ながらに感じ取ったのかもしれません。

ーー子供から不安なことや心配ごとを相談されたとき、はんままさんはどのように対応しますか？

　手を止めてちゃんと向き合い、話を聞くように心がけています。途中で話をさえぎらないようにすることで、本人はいいたいことが全部いえて、自分なりの解決策まで考えられることもあります。その解決策がどうしても間違っている、と思ったときは、問答無用に口を出しますが（笑）。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？

「子供がちゃんと自分の考えをいえるのは良いこと」「夫婦が信頼し合っているのが伝わる」など、おほめの言葉をいただきました。「いまある幸せをかみしめます」など、共感のコメントもいただき、うれしい限りです。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

　9歳の長男は、たまにこういった発言をすることがあります。大人になって忘れてしまった大切なことなどを思い出させてくれるので、こういう会話が家族でできることが、とても幸せなことだと感じます。子供の言動に苛立ってしまうことも多いですが、こういう素敵な言葉もあったと、思い出せるようにマンガにしました。

（マグミクス編集部）