今季No.1か？ 2024冬はロボットアニメが熱すぎる！ 「序盤から最高」「良い意味で裏切られた」

■目が離せない今期のロボットアニメ「1話で心つかまれた」

　2024年に入り、各局で冬アニメが放送されています。第2クールや期待の新作など毎週視聴を楽しみにしている人も多いことでしょう。今回は、そんな今年の冬アニメからロボット作品に焦点をあてた3作品をみていきます。

●『メタリックルージュ』

　アニメーション制作会社ボンズの25周年記念作品として制作された『メタリックルージュ』は、1月10日に第1話が放送開始されました。本作の総監修は『宇宙戦艦ヤマト2199』でも総監督を務めた出渕裕さんが担当しています。

　ほかにもキャラクターデザインは『カウボーイビバップ』や『血界戦線』の川元利浩さんが務めており、豪華製作陣が集結しました。

　作中に登場する人造人間の少女であるルジュ・レッドスター（CV：宮本侑芽）はバディのナオミ・オルトマン（CV：黒沢ともよ）と共に、「政府に敵対する9人の人造人間の殺害」という任務に就くところから物語がスタートします。

　第1話放送時点ではまだ謎が多く、ネット上では「かなり惹き込まれる世界観で続きが気になる」「とりあえず次も観てみようかな」など今後の展開に早くも期待する声が相次いでいました。人間と、人造人間（ネアン）が混在する世界で、今後どのような戦いが繰り広げられるのか目が離せません。

『メタリックルージュ』はフジテレビにて毎週水曜日より放送中です。dアニメストア、Hulu、UーNEXTほか配信サービスでも順次配信されています。

●『勇気爆発バーンブレイバーン』

　本作はCygamesPicturesによるオリジナルロボットアニメです。放送が始まった途端大注目を集め、1月11日の第1話放送終了後、SNSでトレンド入りを果たしました。

　舞台はティタノストライド（通称TS）という人型装甲兵器が発達した時代で、ハワイのオアフ島では各国軍が集まって合同訓練をしていたところ、宇宙から突如、所属不明の戦闘機の強襲で、街は甚大な被害を受けてしまいました。そして陸上自衛隊のイサミ・アオ（CV：鈴木崚汰）とアメリカ海兵隊のルイス・スミス（CV：阿座上洋平）のふたりが、仲間を守るために戦うという状況から始まります。

　設定、展開をスピード感よく詰め込んだ第1話に、ネット上では「シリアスかと思いきやコメディ要素があって裏切られた」「序盤から面白すぎる」と賞賛の声が集まりました。

　今期冬アニメのダークホース的な存在として物語の展開が注目される本作は、『超重神グラヴィオン』を手がけたアニメーターである大張正己さんが監督を務めています。

『勇気爆発バーンブレイバーン』は、TBS系全国28局で毎週木曜日に放送中です。dアニメストア、Hulu、UーNEXTなどの各サービスでも、順次配信されています。

■2023年夏アニメから待望の第2クール！

画像はTVアニメ『SYNDUALITY Noir』キービジュアル　(C)SYNDUALITY Noir Committee

●『SYNDUALITY Noir（シンギュアリティ　ノワール）』第2クール

　2023年7月から9月まで放送されたアニメ『SYNDUALITY Noir』の第2クール第1話が1月8日に放送されました。

　文明崩壊後の世界でドリフターという地上冒険家になることを夢見る少年カナタ（CV：大塚剛央）は、偶然発見した少女型アンドロイドを「ノワール」（CV：古賀葵）と名付けて共に冒険を始めます。ネストと呼ばれる集落に必要なエネルギー資源「AO結晶」を採掘する点や、脅威であるエンダーズとの戦いが見どころのひとつです。

　第1クールでは強敵シルヴァーストームとの戦いに決着が着いたと思いきや、黒仮面（CV：坂泰斗）とカナタの兄貴分であるトキオ（CV：小林裕介）との関係など謎を残す形で終了しました。

　第2クールは上記の戦いによって黒いアンドロイド「ミステル」に変身してしまったノワールを本来の姿に戻すため、カナタとともに思い出の場所を巡るところから始まります。

　早くも第1話を見た視聴者は「1話の情報量がたくさん盛り込まれていて歓喜」「ミステルとノワールどっちも推したい」と興奮冷めやらぬようです。

『SYNDUALITY Noir（シンギュアリティ　ノワール）』第2クールはテレ東系6局ネット・BS日テレにて毎週月曜日に放送中です。動画配信サイトDisney＋（ディズニープラス）では、1月8日から見放題配信が開始されています。

　上述した3作は豪快なアクションが魅力のロボットアニメであり、普段なら視聴をためらうという人も今期から観てみると案外ハマってしまうかもしれません。

（LUIS FIELD）