『ワンピース』タイマン最強は誰？ カイドウを上回る生命力のキャラに注目

■誰が勝ってもおかしくない！

『ONE PIECE（ワンピース）』には、ひとりでも強大な力を持つキャラが数多く登場します。これまでタイマン最強候補の筆頭といえば、「最強の生物」「1対1（サシ）でやるならカイドウだろう」といわれる元四皇のカイドウでした。しかし、カイドウはワノ国編のクライマックスでギア5を使ったルフィに敗北しています。今回は、個人のポテンシャル、生命力が高そうなキャラを振り返ります。

※この記事には単行本『ONE PIECE』107巻以降の内容を含みます。

●モンキー・D・ルフィ

　当然、カイドウを破ったルフィはタイマン最強候補でしょう。「ゴムゴムの実」の正体が、「ヒトヒトの実　幻獣種　モデル：ニカ」であることが判明し、エッグヘッドでは海軍大将であり最強と名高い「ピカピカの実」の能力者、ボルサリーノ（黄猿）とも、引けを取らない戦いを見せました。主人公であることはもちろんのこと、これまで培ってきた経験値をもってしても作中で最強クラスの強さを持ったキャラといえるでしょう。

●シャンクス

　そのルフィの憧れの存在であり、同じ四皇の一角でもあるシャンクスも、有力な最強候補です。片腕しかない点がハンデのようにも見えますが、実は片腕を失ったあとに四皇までのぼりつめたと推測する声があがっています。

　原作ではブランニュー准将がシャンクスについて「四皇になって6年」と発言している一方で、キャラクター図鑑「VIVRE CARD~ONE PIECE図鑑~ STARTER SET Vol.1」ではフーシャ村停泊前に四皇のひとりとなる、と記載されていました。ふたつの情報が異なっていることから、正確な事実は分からないままです。

　もし、片腕になったあとに四皇までのぼりつめたのだとしたら、それは「最強」と呼ばれるにふさわしい人物といえるでしょう。

　また、ルフィと同様に「最悪の世代」のひとりに数えられるユースタス・キッドを一撃で沈めるなど、まだまだ強さの底が見えません。「魚人島編」でルフィは覇気で5万人を倒しましたが、シャンクスなら10万人倒していたかもしれないと作者である尾田栄一郎先生が質問コーナー「SBS」にて語っていることからも、規格外の覇気であることがうかがえます。

●ジュラキュール・ミホーク

ジュラキュール・ミホークを立体化した「CREATOR×CREATOR ワンピース ジュラキュール・ミホーク 高さ約20cm フィギュア」（バンプレスト）

　シャンクスと同格、もしくはそれ以上と目されているのは、元王下七武海で「世界最強の剣士」と呼ばれるジュラキュール・ミホークです。ミホークがシャンクスに「片腕の貴様と今さら決着をつけようなどとは思わん」と語っているシーンもあることから、過去に両腕のシャンクスと互角の戦いを繰り広げていたことが推測されています。

　ミホークに対して作中で「『四皇』赤髪に勝る剣技」と称されるシーンもあり、剣での戦いならシャンクスを上回る可能性も高いようです。また頂上決戦では、終始冷静で余裕を感じさせる戦いを見せていました。遠くにある巨大な氷塊をひと振りで両断するなど、斬撃の強さは圧倒的です。武器ありでのタイマンであれば、十分、有力な最強候補になりそうです。

●マーシャル・D・ティーチ（黒ひげ）

　最後は、新四皇の一角であるマーシャル・D・ティーチ（黒ひげ）です。ティーチの強みは、なんといってもその生命力でしょう。「ヤミヤミの実」の能力により触れた相手を能力が発揮できない状態にできる一方で、自身への攻撃も受け流すことができず、これまでに数多くの攻撃を食らってきました。

　過去にはポートガス・D・エースに炎の矢を体に突き刺されたり、白ひげ（エドワード・ニューゲート）からは「グラグラの実」の能力をもろに食らったりしています。しかしどちらの攻撃も耐え抜き、「グラグラの実」の能力を奪い取ることに成功しました。

　攻撃力という点ではまだ明かされていない部分も多いものの、「グラグラの実」を持っている時点で相当強い攻撃ができることは予想できます。もともとの生命力と「ヤミヤミの実」の能力無効化、そして「グラグラの実」を手に入れたティーチもタイマン最強キャラの有力候補と思って良いでしょう。

（マグミクス編集部）