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天津飯はもっと評価されるべき! 物語を大きく変えていたかもしれない「技」とは?

マグミクス / 2024年1月28日 16時10分

天津飯はもっと評価されるべき! 物語を大きく変えていたかもしれない「技」とは?

■天津飯は必殺技の宝庫! 効果的な技は、ほかのキャラも使うように

『ドラゴンボール』は原作の連載終了後も、世界中の人びとから支持を得ている、日本を代表するマンガです。孫悟空を中心としたキャラクターによる、たくさんの熱いバトルが描かれています。バトルで繰り出される必殺技は、ストーリーをより魅力的なものに演出しました。なかでも、数多くの技を持つ天津飯は、バトルシーンを盛り上げた技巧派キャラとしてもっと評価されていいのではないでしょうか。

 天津飯は第22回天下一武道会から鶴仙流の刺客として登場し、同シリーズではボス的な存在で悟空の前に立ちはだかりました。「どどん波」、「四妖拳」、「排球拳」などの必殺技を駆使し、孫悟空のほかにもジャッキー・チュン(亀仙人)やヤムチャと激戦を繰り広げています。さらには必殺技「気功砲」を披露すると、天下一武道会の舞台そのものを消し飛ばし、強大な破壊力を見せつけました。

 さらに「ピッコロ大魔王編」では、実際に戦いで使うことはありませんでしたが、短期間で「魔封波」を習得しています。そして、第23回の天下一武道会では「四身の拳」という新必殺技も披露しました。技の習得の速さや、新必殺技を編み出すといった点は武道家としての資質の高さがうかがえます。また天津飯の技は利便性の高いものが多く、ほかのキャラも使っています。

 悟空やクリリンも使った「太陽拳」は、天津飯の技をほかのキャラが使用した代表的なものです。ほかにも、「サイヤ人編」以降はほとんどのキャラが「舞空術」を使い、戦闘には欠かせないものとなりました。また、忘れられがちですが、天津飯には「かめはめ波を気合いで跳ね返す」という「かめはめ波」対策に特化した技も存在します。

■天津飯が持つ「忘れられた必殺技」は物語を一変させる可能性も

天津飯がパッケージに描かれた『DRAGON BALL Z 第9巻』DVD(ポニーキャニオン)

 コミックス第10巻第128話「其之百十八 ヤムチャ破れる!!」には第22回天下一武道会1回戦で、ヤムチャのかめはめ波に対して、天津飯が印のようなものを結び「はーっ!!!!」と気合いを入れて跳ね返すというシーンが描かれています。天津飯には大小関係なく「かめはめ波が通用しない」という一面もあり、この大会で悟空が苦戦した要因のひとつでもありました。

 かめはめ波といえば、「セル編」のラストで描かれた「親子かめはめ波」が有名です。自爆したはずのセルが再び完全体となって登場し、悟飯に向けてかめはめ波を放ちます。しかし、セルは悟空と悟飯で力を合わせたかめはめ波の力に圧倒され、この世から消し去られました。悟空&悟飯親子がからくも勝利した一戦ですが、ここでもし、天津飯が「かめはめ波を跳ね返す」技を使っていたらどうなっていたでしょうか。

 セルのかめはめ波を天津飯が跳ね返していれば、悟飯がボロボロになることもなく、セルを楽に倒せていたはずです。実際、そのシーンでの天津飯はというと、「セル編」で久しぶりの見せ場が到来したものの、セルジュニアにボコボコにされてダメージが大きかったのか、残念ながら「かめはめ波を跳ね返す」技が披露されることはありませんでした。

 とはいうものの、ここで天津飯がセルのかめはめ波を跳ね返していたら、『ドラゴンボール』を代表する名シーンのひとつ「親子かめはめ波」は生まれていなかった可能性が高かったでしょう。物語を大きく変えてしまうほどの可能性を持つ天津飯は、もっと高い評価を受けてもいい、『ドラゴンボール』を代表する技巧派キャラなのではないでしょうか。

(LUIS FIELD)

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