魔法少女はマッチョな男性？ 疲れた時も「頭空っぽ」で楽しめるアニメ3選

■恋愛とギャグの詰め合わせにニヤニヤしちゃう

　嫌なことがあったり、疲れたりしているときに笑えるフィクション作品やバラエティ番組を観て「なんだか不思議と元気が出たな」ということはありませんか？　笑顔になることで、脳がリフレッシュされた状態になるのかもしれません。今回は退屈なときや元気がないときにおススメしたい、観れば「笑顔になれるアニメ」を振り返ります。

●『男子高校生の日常』

『男子高校生の日常』は、「ガンガンONLINE」で連載されていた山内泰延先生のマンガで、2012年1月にアニメ放送がスタートしました。真田北高校に通うタダクニ、ヒデノリ、ヨシタケを中心とした個性の強いキャラクターたちが作り出す、独特でシュールな世界観が人気の作品です。

　オムニバス形式なので、1話のなかにいろんなお話が入っているのも気軽に見られるポイントでしょう。モテることや彼女を作ることばかり考えているような男子高校生たちのリアルな日常風景がクスっと笑いを誘ったり、「男子高校生ってこうだったよな」と共感を生んだりする内容となっています。

●『魔法少女 俺』

　2018年4月からアニメ放送された『魔法少女 俺』は、毛魂一直線先生のマンガが原作の作品です。駆け出しのアイドルユニット・マジカルツインで芸能活動に励んでいる卯野さきが、憧れの人気アイドルグループ「STAR☆PRINCE」の御翔桃拾を救うために魔法少女となる……　という始まり方なのですが、なんと変身すると彼女は「屈強な男性」になってしまうのです。

　さきはうっかり名乗った「魔法少女オレ」として、魔法のステッキで妖魔を殴り倒すという強引なスタイルで活動していきます。魔法少女ものにありがちな鬱展開はほとんどなく、契約の妖精が強面のおじさんで、魔法少女（？）が増えてどんどん絵面が暑苦しくなっていく、などいろんなネタを気軽に楽しむことができる作品です。

　いい意味で「思ってたのと違う」新しい魔法少女アニメとして、幅広い支持を集めています。

●『月刊少女野崎くん』

『月刊少女野崎くん』は椿いづみ先生のコメディマンガで、2014年7月よりアニメ放送がスタートしました。無骨な高校生の野崎梅太郎に恋をした佐倉千代は、勇気を出して告白するも思いは伝わらず、なぜか彼の漫画家としての仕事をお手伝いすることになる、という勘違いから始まる日常コメディです。

　告白シーンでは、勇気を振り絞った千代が「ずっとファンでした」と言うと、梅太郎はサイン色紙を差し出します。勘違いを正そうと「ずっと一緒にいたい」と伝える千代に対し、「じゃあこれからおれの家来る？」と言ってマンガの手伝いをさせる梅太郎……　ここからふたりの関係が始まりました。

　女性の気持ちが分からないのに少女マンガを描いている梅太郎と、キラキラの乙女である千代の突っ込みどころ満載の掛け合いや、周りのキャラクターたちの個性の強さが見どころとなっています。ラブコメとして、ギャグも恋愛要素もたっぷりの満足感あるアニメです。

（マグミクス編集部）