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ほのぼのペットアニメ…じゃない? 「タイトル詐欺」が凄まじい冬アニメ4選

マグミクス / 2024年1月30日 21時10分

ほのぼのペットアニメ…じゃない? 「タイトル詐欺」が凄まじい冬アニメ4選

■「我が名はピエルカルロ」←えっ、ピーちゃん!?

 アニメ界隈にはタイトルと内容がマッチしていない、いわゆる「タイトル詐欺」と呼ばれるような作品が数多くあります。そしてそれは1月から放送が始まった冬アニメも例外ではありません。

●ほのぼのペットアニメじゃなかった『佐々木とピーちゃん』

 アニメ『佐々木とピーちゃん』は、冴えない中年サラリーマンの佐々木(CV:杉田智和)と文鳥のピーちゃん(CV:悠木碧)によって紡がれる物語です。そのいかにもゆるそうなタイトルと、サラリーマン&文鳥のコンビという絵面からほのぼのペットアニメに思われがちですが、実際の内容はまったくといっていいほど異なります。

 そもそもピーちゃんは、普通の文鳥ではありません。その正体は異世界から転生してきた高名な賢者様で、名をピエルカルロ(通称:ピーちゃん)といいます。第二の人生を自由に生きたいピーちゃんは、佐々木に協力を仰ぎ、その代償として魔法の力と異世界に渡る機会を授けました。ここからほのぼのとした異世界ファンタジーライフが始まるのかと思いきや、さらに物語は意外な方向へ舵を切り、やがて激しい異能バトルに巻き込まれていくのです。

 タイトルからはまったく予想がつかない物語の内容に対し、何の前情報もなく視聴していた人からは「ほのぼのペットアニメかと思ったらバチバチのバトルもの(笑)」「途中から物語がものすごい角度に曲がり始めて大爆笑」「良い意味で裏切られた」などの声が相次いでいました。

●ある意味、1番きつい拷問かもしれない『姫様“拷問”の時間です』

「拷問」と聞くと、大抵の人が残虐で痛々しいイメージを思い浮かべるでしょう。しかし『姫様“拷問”の時間です』はそんな物騒なイメージからかけ離れた、おそらくは冬アニメ屈指のほのぼの作品です。

 物語の舞台は、人類と魔王軍が争っているファンタジー世界。魔王軍に囚われてしまった姫様(CV:白石晴香)は、王国の秘密を聞き出そうとする拷問官、トーチャー・トルチュール(CV:伊藤静)から身悶えるような拷問の数々を受けていくことになります。

 ただしその内容は、「サクサクふんわりのバタートーストで食欲を刺激する」「かわいい動物と遊ぶ姿を目の前で見せつける」などのほっこりしたものばかりです。拷問に屈し、秘密を話した姫様が、おいしそうにバタートーストを頬張ったり、動物と触れ合ったりするというのが、同作のお決まりのパターンとなっています。ちなみに人類を裏切りまくっている姫様ですが、王国の秘密といっても「人間の国王の好きなホラー映画」といったどうでもいい内容なので安心してください。

■弱キャラ友崎くんはいったいどこに?

画像は、リア充感溢れるアニメ『弱キャラ友崎くん 2nd STAGE』のキービジュアル (C) 屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん2」製作委員会

●強キャラの友崎くんしか出てこない『弱キャラ友崎くん 2nd STAGE』

『弱キャラ友崎くん』は、ガガガ文庫のライトノベルが原作の学園青春アニメです。主人公の友崎文也(CV:佐藤元)は、ゲーム「アタックファミリーズ」の日本ランキング1位というのが唯一自慢の弱キャラ、いわゆる陰キャ高校生でした。そんな彼がひょんなことから学園の華である日南葵(CV:金元寿子)の指南のもと、リア充な高校生活を送ろうと日々邁進(まいしん)していきます。

 アニメ1期の第1話では、確かに主人公の友崎は看板に偽りなしの弱キャラでした。しかし1期の最終話では葵と菊池風香、ふたりの女性とデートをする立派なリア充になっており、さらに第2期は友人も増えた状態からスタートするため、ファンから「もはや弱キャラではない」といった声があがっているようです。

●前情報なしで見るととんでもない目に遭う『魔法少女にあこがれて』

 魔法少女といえば、『おジャ魔女ドレミ』や『カードキャプターさくら』、古くは『魔法使いサリー』など、女児層を中心に絶大な人気を誇る題材です。近年は『魔法少女まどか☆マギカ』といった大人向けの作品も多くつくられているものの、『魔法少女にあこがれて』に関しては、前情報なしで視聴すると、とんでもない目に遭うかもしれません。

 物語の主人公である柊うてな(CV:和泉風花)は、よくある魔法少女モノのように変身する力を授かるのですが、それは魔法少女ではなく、悪の組織「エノルミータ」の女幹部になる力でした。そしてなんやかんやで悪の怪人として魔法少女と戦っていくうちに、彼女たちが悶える様子に興奮を覚える、サディスト的な性癖に目覚めていくことになります。

 いわば同作は、女の子の憧れの的である魔法少女たちがあんなことやこんなことをされるアダルティーな内容のため、アニメ化に際して原作者である小野中彰大先生も「マジでこれをやるのか……?」と困惑したそうです。ちなみに地上波で放送されているのは規制Ver.で、映像&音声が完全無修正の「超あこがれVer.」はBlu-ray&DVDでしか見られません。

 タイトル詐欺といっても、その内容はどれも評判に違わぬ面白さです。タイトルと内容が矛盾している点も含めて、2024年の冬アニメを堪能してみてはいかがでしょうか。

(ハララ書房)

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