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中毒者続出?「作画の違和感」が伝説になったアニメたち 「なぜかクセになる」

マグミクス / 2024年2月3日 20時10分

中毒者続出?「作画の違和感」が伝説になったアニメたち 「なぜかクセになる」

■「なんだかクセなってきた」 アニメ史に残る独特な作画

 マンガ作品のアニメ化において、作画の崩壊は視聴者やアニメーターの頭を悩ませる大きな問題になります。しかし、そんな作画の問題が思いもよらない好転を見せた結果、なぜか知名度が上がった作品も存在しました。今回は作画の違和感が、妙な人気を集めてしまった作品を振り返ります。

 アニメ史に残る独特な作画の開拓者となったのが、2006年放送の『夜明け前より瑠璃色な-Crescent Love-』です。現代社会に似た街並みに、SFの要素が加わった独特の世界観を構築する同作は、異色の作画タッチが話題を集めました。

 明確に作画が崩れてしまったのは、ヒロインであるフィーナ・ファム・アーシュライトと鷹見沢菜月による料理対決でのことです。ふたりがキャベツを千切りにするシーンで並んでいた野菜が、明らかに半分にカットした緑色のボールにしか見えませんでした。

 千切りにしても切り口から無限に葉っぱが湧き続けるほか、片手で容易にぶつ切りにされる「キャベツのようななにか」の姿は「シュールすぎる作画崩壊」として語り継がれています。出来上がった料理も、「切られた野菜のような何か」が盛り付けられているだけで、調理されているようには見えませんでした。

 1974年に放送された『チャージマン研!』も、違和感たっぷりな作画でコアな人気を集めました。舞台は21世紀の日本、主人公の泉研(いずみ けん)がチャージマンに変身し、地球侵略を目論むジュラル星人と戦うSF作品です。

 問題のクオリティをみてみると、戦闘シーンやSEはほとんどが使い回しとなっており、お世辞にも手が込んでいるとは言えない仕上がりとなっています。しかしこの低クオリティっぷりが「逆に面白い」「愉快すぎる」と注目を集め、ネット上で異例の再評価を受けることとなりました。2011年にはキッズステーションで再放送がされた他、『マツコ&有吉の怒り新党』『水曜日のダウンタウン』など各種バラエティ番組でも、その奇抜さが取りあげられています。

 2017年放送の『DYNAMIC CHORD』も、独特すぎる作画で視聴者を魅了し、中毒者を続出させました。ゲームソフトが原作となっており、アニメではメインキャラクターたちがバンド活動のなかで成長していくオリジナルストーリーが描かれています。放映前はあまり注目を浴びていなかった同作ですが、1話終了後から、独特な作画で認知度が上昇しました。

 その作画の特徴としては、「とにかくダイナミックである」という表現が適しています。同じ建物であるのはずのビルなのにデザインが話によって違う、キャラクターが小人に見えるほどの物体比の不自然さ、人参が丸々1本乗ったBBQ、ナンバープレートのない謎の車両など……、例をあげるとキリがありません。あまりにも大胆な描写の数々で笑いを誘う結果となり、ネット上では「見る抗うつ剤」と呼ばれるようになりました。

(マグミクス編集部)

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