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「ズゴック」が2日連続トレンド入りのナゼ 予想外の理由に「ネタバレ」を踏む人続出

マグミクス / 2024年2月1日 19時10分

「ズゴック」が2日連続トレンド入りのナゼ 予想外の理由に「ネタバレ」を踏む人続出

■劇場版『ガンダムSEED』公開日に「ズゴック」がトレンド入りした理由

 先日、2日連続でX(旧:Twitter)のトレンドに入った「ズゴック」の文字。『機動戦士ガンダム』に登場したMS(モビルスーツ)として知っている人も多いことでしょう。しかし、この時にトレンド入りしたズゴックは、まったく別な作品のものだったのです。

※この後の文章では劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のネタバレになる可能性がある文章が含まれています。閲覧にはご注意下さい。

 前述の通り、ズゴックは『機動戦士ガンダム』に登場した水陸両用重MSです。宇宙世紀のなかでも主に「一年戦争」で活躍したMSですが、その後の歴史上にもたびたび登場することもあって、ファンにはよく知られた機体といえるでしょう。

 特にシャア・アズナブルの乗った専用機はパーソナルカラーの赤で塗られており、高い人気を誇っています。初登場のジャブロー戦で見せた、腕部のアイアン・ネイルによる一撃でジムを撃破するシーンは多くの人の心に残る名場面でしょう。

 そんなズゴックが突如、トレンド入りした理由。それは、公開中の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場したからでした。まだ映画を観ていない人は「ウソ」と思うかもしれません。その気持ちは分かります。何せ映画を観ていた人間のほとんどが、ズゴックが画面に登場した時に同じ気持ちになったからでした。

 この『ガンダムSEED』の世界である「コズミック・イラ」に登場したズゴックは、「ZGMF-MM07 ズゴック」といいます。もともとコズミック・イラにはザクやグフのオマージュ機体がおり、今作でも「ZGMF-2025/F ゲルググメナース」や「ZGMF-2027/A ギャンシュトローム」といったMSが初登場していました。

 そんなわけで、これまでの系列からジオングの登場は冗談として言われていましたが、ズゴックに関してはまったくのノーマークだったと思います。間違いなく本作の隠し玉と言えるでしょう。

 ちなみに、これまで『ガンダムSEED』の世界に登場したジオン公国軍のMSたちは、みんな名前に続いて別な単語が付けられていました。しかし、ズゴックはズゴックのままです。これはなぜでしょう?

 その理由はこのズゴックのなかに「ZGMF-X19AM2 インフィニットジャスティスガンダム弐式」が隠されているからです。いわばズゴックは仮の姿。そのため名前がズゴックのままなのでしょう。もっとも今後の商品化の際、商品だけ名前が変わるかもしれません。

 このなかからジャスティスが出てくるという仕掛けが、このズゴックの魅力というか奇想天外な部分でしょう。そのため、劇場版『ガンダムSEED』公開後のトレンドにズゴックの名前が挙がったわけです。何も知らない人が宇宙世紀のズゴックだと勘違いして、ネタバレを踏むという事案もありました。SNSでは仕方がないことです。

 本作では他にも見どころがいっぱいあるのですが、筆者はこのズゴックがもっとも印象的でした。劇場公開後に新しい特報が発表されましたが、このズゴックのシーンはありません。公式もこの驚きは劇場で直接見てほしいと考えているのでしょう。未見で気になる方は、今すぐ劇場に行って自分の目で確認することをおススメします。

■ほかにもいた、ビックリ変身するMSたち

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』メカビジュアル (C)創通・サンライズ

 ズゴックからガンダムが出てくるという仕掛けで、過去の作品で思い出す機体がいくつかあります。続いては、それらの機体もご紹介していきましょう。

 1機目は『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場した主役機の「BG-011B ビルドバーニングガンダム」です。どうしてズゴックから連想されるかというと、この機体はガンプラなのですが、「MS-09 ドム」のなかから出てきたからです。

 もともとは優勝トロフィーのなかに隠されていたドムを、主人公のカミキ・セカイが発見します。ガンプラバトル中に外装のドムが破壊され、なかからビルドバーニングが出てきました。この流れもあって、ファンは劇場版『ガンダムSEED』のズゴックのギミックを見て連想したわけです。

 オーバーボディというかアウターシェルからまったく別な機体が出るギミックは見た目的にも派手で、インパクトを与えるには十分の効果を得られました。ちなみに当時、実際のガンプラでこのギミックに挑戦した人がいたそうです。ガンダムのアンテナ部分に気を付けるのがポイントとのことです。

 そう考えれば、いずれはインフィニットジャスティス弐式が装着できるズゴックも立体化可能かもしれません。できれば一般販売をしてほしいですね。バンダイ驚異のメカニズムを見せてほしいと思います。

 マイナーなMSになりますが、『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』に登場する「OZ-10VMSX ガンダムアスクレプオス」。この機体もズゴックとガンダムの顔を持ったMSです。プラモデル企画ですが、「コミックボンボン」でときた洸一先生によるマンガも連載されていました。

 もともとは「OZX-GU02A(X-GU02A) ガンダムジェミナス02」というMSでしたが、改修されて通常形態の「高機動モード」から「接近戦モード」に変形する機能を追加されます。接近戦モードではバックパックを頭部にかぶり、腕部には格闘用のクローを装備していました。つまり、この接近戦モードがズゴックをモチーフにした形態というわけです。

 劇場版『ガンダムSEED』のズゴックほどではありませんが、一度見れば忘れられないインパクトのMSでした。その後、接近戦モードに固定された非変形型の「アスクレプオス」が、ときた先生のコミカライズ版「∀ガンダム」に登場しています。

 ズゴックをかぶった機体といえば、『ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲』に登場した「MSMGM-07 ジムズゴック」がありました。ジムのカスタム機「RGMGM-79 GM/GM(ジムジム)」の上半身にズゴックの外装をかぶせた水陸両用型です。

 蛇足になりますが、ガンダムとズゴックの関係でいうと『SDガンダム』に登場した「ズゴックガンダム」という、にせガンダムの一種もありました。こう振り返ってみると、意外とガンダムとズゴックは関連性があるものですね。

(加々美利治)

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