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任天堂「スイッチ後継機」に欲しいのは「新しい遊び」? 特許や過去事例から「新要素」を予想

マグミクス / 2024年2月1日 21時40分

任天堂「スイッチ後継機」に欲しいのは「新しい遊び」? 特許や過去事例から「新要素」を予想

■任天堂の次世代機に期待!「新要素」はいったいどんなものになる?

 2017年3月3日に発売されたNintendo Switchは今でも人気があり、累計販売台数は1億3000万台を越えています。一方で、「さすがにそろそろ次世代機が出てもいいのでは……」という気持ちがユーザーにも芽生えているようです。

 実際、家庭用ゲーム機の前例を見てみれば、そろそろ新しい機種が出てもおかしくないはず。そうなったとき重要になってくるのが「次世代機にどういう新しい要素を入れるのか?」という部分です。

 NINTENDO64であれば3Dグラフィック、ニンテンドーDSであれば2画面とタッチ操作、Wiiであれば新しいコントローラーなど、新しいゲーム機には新たな要素がつきものです。目を引くものがなければ流行りにくいですし、やはり任天堂のゲーム機に求められているのは新しい可能性でしょう。

 この記事では、任天堂の次世代機がどのようなものになるかを過去の事例を交えつつ予測します。

 最初に思い浮かぶのはやはり、「Nintendo Switchの純粋なスペックアップ版」でしょう。PlayStation 4も約3年後に上位版となるPlayStation 4 Proが出ましたし、単に性能が上がるだけでも嬉しいものです。

 ましてやNintendo Switchはスペック不足といわれています。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ではオープンワールドを描写しきれずフレームレートが落ちることがしばしばですし、『Apex Legends』のような移植タイトルもグラフィック性能が大幅に落ちるなんてことになっています。

 とはいえ、単なるスペックアップ版は目新しさに欠けてしまいます。ゲームに慣れている人なら喜んで買うでしょうが、子供やゲームに詳しくない人はどうでしょうか? 新しさを感じさせることのできなかったWii Uのように、失敗するリスクも孕んでいるものと思われます。

 何より、任天堂は新たな遊びを中心にゲームを作ろうとする集団でもあります。次のゲーム機はまずスペックアップを果たすでしょうが、それだけで済むとは思えません。では、どんな新しい可能性があるのか考えていきましょう。

■任天堂が申請していた特許や過去作に、次世代機のヒントがある?

任天堂が展開していた「Nintendo LABO」シリーズ。ダンボールでコントローラーを作ったり、VRゲームやゲームプログラミングを楽しめる独特な作品だった。画像は任天堂公式サイトより

 世界知的所有権機関によると、任天堂が新たな2画面デバイスの特許を申請していたことが明らかになっています。これは脱着可能なディスプレイがふたつくっついたような仕組みで、PlayStation Portable goを思わせるような作りになっています。

 ディスプレイを重ねると大きい側の画面が見えるようになっており、スマートフォンのような雰囲気でもあります。まさしく、タッチ操作や本体ごと持って動くといったゲームシステムに適しているでしょう。なお、『エブリバディ 1-2-Switch!』という作品ではスマートフォンと連動して遊ぶ要素が用意されていました。

 ただし、特許が申請されていたからといって必ず採用されるわけではありません。そもそも次世代機に関連していると決まったわけではないので、あくまで可能性のひとつとして理解しておきましょう。

 次に、過去の事例から見ていきましょう。任天堂はこれまで成功・失敗含め、さまざまな遊びを作り出そうとしてます。

 Nintendo Switchで展開された「Nintendo Labo」シリーズでは、ダンボールを使って自分でコントローラーを作る遊びを生み出しました。ピアノ、釣り、バイク、はたまた人型ロボットのコントローラーを組み立て、Joy-Conをセットすることでそれぞれの遊びが楽しめるのです。

 これらは体感型ゲームとして非常によくできていたのですが、組み立てるのが面倒なのか大ヒットとはなりませんでした。しかしながら英国アカデミー賞ビデオゲーム部門でゲームイノベーション賞を獲得したりと、斬新なことは間違いありません。

 また、「Nintendo Labo」シリーズではVR対応バージョンも存在していました。これはダンボールでVRゴーグルを作り、そこにNintendo Switch本体をセットするとVR映像でゲームを楽しめるというものになっています。

 なんと『スーパーマリオ オデッセイ』や『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』もVRで楽しめるという驚きの代物でした。しかしこれらのVR要素はおまけ程度でしたし、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に関してはVR前提のゲームではないので酔いやすい代物でした。

『マリオカート ライブ ホームサーキット』も忘れてはなりません。これはラジコンのマリオをNintendo Switchで操作するゲームで、さらにラジコンについているカメラから見た世界を操作するのです。

 設置したゲートによって自分の部屋がサーキットに早変わり。単なるラジコンではなく、ビデオゲームとしての長所を活かした作品になっていました。ただ、部屋がそれなりに広くないと遊べないうえ屋外はNGだったので、課題も残るゲームでした。

 任天堂の次世代機は、これらの過去作品を発展させた何か新要素を持っている可能性があります。どれが正解か、もしくはまったく違う方向性になるのかはわかりませんが、いずれにせよ、「Nintendo Switchとはまったく違う予測不能の新しい遊び」が求められているのは間違いないでしょう。

(すすだま)

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