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「意味がわからない」「夢オチ?」 ラストが衝撃的だったジャンプマンガ

マグミクス / 2024年2月5日 16時10分

「意味がわからない」「夢オチ?」 ラストが衝撃的だったジャンプマンガ

■読者が予想すらできなかった衝撃の最終話

 ジャンプマンガでは、友情・努力・勝利の王道展開が人気を得やすいですが、独特な展開や驚きに満ちた結末を迎えた作品も存在します。今回は、そんな読者が予想しなかった驚きの最終話で幕を閉じたジャンプマンガを振り返ります。

※この記事では『チェンソーマン』『ジョジョの奇妙な冒険』『ハイスクール!奇面組』のネタバレを含みます。

●カニバリズム『チェンソーマン』

 2022年にアニメ化もされた人気マンガ『チェンソーマン』は、2020年に第1部が完結し、現在は第2部が連載中です。そして、1部の最終話は、「主人公がラスボスを食べる」という衝撃的な内容で決着しました。

 チェンソーの悪魔と契約した主人公・デンジは、謎の美女・マキマにスカウトされて彼女がリーダーを務める公安対魔特異4課に配属され、悪魔と戦う日々を送っていました。しかし、マキマの正体は「支配の悪魔」で、その目的は世界平和、もしくは彼女が憧れているチェンソーの悪魔とひとつになることだったのです。

 世界各国の思惑もあって、マキマ打倒に向けて動きだした公安でしたが、支配の悪魔は強すぎました。マキマは、支配下にある人間が契約している悪魔の能力を自由に扱える力と、「自身への攻撃を、適当な日本国民の事故・病死に変換する」というほぼ不死身の能力を使い、まさにラスボスと呼ぶに相応しい戦いぶりを見せます。

 そんなマキマに対して、デンジが最終的に取った方法は、「愛を持って食べる」というものでした。マキマを一旦行動不能にしたデンジは、彼女をバラバラに切り刻み、小分けにして冷蔵保存すると、しょうが焼きやハンバーグなど、さまざまな方法で彼女を余さず食べていったのです。愛を持って食べる行為は攻撃ではなかったため、マキマの能力も発動せず、最終的に彼女はデンジに綺麗に食べつくされます。

 その後、支配の悪魔は別の人間として復活したものの、マキマという存在は消滅しました。元々ぶっ飛んだ作品ではありますが、このラストをいったい誰が予想できたでしょうか。この結末に対してネットには、「マキマは食べてしまいたいぐらいカワイイ」「マキマ定食」など、同作らしいブラックジョークのような感想まで飛び交いました。

●パラレルワールド『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』

 人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』は、どのシリーズも衝撃的なラストを迎えていますが、第6部の結末はそのスケール感が特にぶっ飛んでいます。

 第6部のラスボスであるプッチ神父は、時を加速させるスタンド「メイド・イン・ヘブン」を操り、宇宙を一巡させることで、自らの理想である「全ての人間が運命を知って覚悟を決めている世界」を創り上げようとしていました。主人公の徐倫や父の承太郎たちは、彼の企みを阻止すべく奮闘しますが、エンポリオ以外はプッチ神父に殺されてしまいます。

 その後、プッチ神父は完全に宇宙を一巡させる前に、邪魔者のエンポリオを排除するべく動きました。しかし、承太郎たちの遺志を継いだエンポリオの手によって、プッチ神父は倒され、彼の望んだ理想の世界は訪れなくなります。

 しかし、承太郎や徐倫たちは蘇ることはなく、エンポリオは、ただひとり元の世界の記憶を持ったまま、新たにできた世界に迷い込み、徐倫たちによく似た人物と出会うところで第6部は幕を閉じたのです。ちなみに、アニメでは最終話を迎える前に徐倫たちが死亡したため、初見の視聴者はかなり驚いたのではないでしょうか。

 承太郎たちの遺志を継いだエンポリオと、DIOの遺志を継いだブッチ神父の対決など、見どころも多い感動的なラストでしたが、「新しい世界ができる」という終わり方は衝撃的で、ネットには「意味が分からない」「結局、承太郎は死んだまま?」など、困惑した読者の意見も見られました。

●長すぎる夢想『ハイスクール!奇面組』

 1980年代に連載されていた『ハイスクール!奇面組』は、アニメ化もされた人気ギャグコメディです。また、ギャグだけではなく、登場人物の恋愛や友情も描かれるなど、青春ものとしても読める作品でした。しかし、その最終話は、約40年経った現在でも話題に上がるほど衝撃的な内容だったのです。

 当初、物語の舞台は中学校で、中学生の河川唯と宇留千絵が「奇面組」と呼ばれる個性豊かな問題児集団と出会うところから始まります。この時のタイトルは『3年奇面組』で、途中から高校へ進学し、タイトルが『ハイスクール!奇面組』に変わっていました。

 そして、奇面組を中心とした、ドタバタの学校生活が描かれた『ハイスクール!奇面組』の最終話では、彼らの高校卒業後の姿が描かれます。しかし、最後に中学生の唯が教室の窓辺でボーっとしている場面に切り替わり、彼女が奇面組と初めて出会った廊下に向かうところで物語は幕を閉じたのです。

 これから起こる未来を描いた「正夢」ともとれるラストではありますが、すべてが唯の夢想だったという「夢オチ」展開に、当時の読者はかなり衝撃を受けたようです。

(SU_BU)

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