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「怖過ぎて子供号泣」「R指定じゃないの?」 衝撃のトラウマアニメ映画4選

マグミクス / 2024年2月15日 20時10分

「怖過ぎて子供号泣」「R指定じゃないの?」 衝撃のトラウマアニメ映画4選

■アニメだからこそできる恐怖演出も?

 毎年何本も公開されるアニメ映画のなかには、予想以上に凄惨な描写やホラー演出が話題になる作品もたびたび出てきます。そのなかには、R指定となったものや、普段子供たちが楽しく観ているアニメの怖すぎる劇場版もありました。

●『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』

 国民的人気シリーズ『クレヨンしんちゃん』は、1992年のアニメ放送開始後、1993年から劇場版も公開されており、毎年ヒットを飛ばしています。

 観客は子供が中心の『クレヨンしんちゃん』の劇場版ですが、2006年に劇場公開された『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』は、従来の劇場版らしからぬホラー、シリアス描写から泣いてしまう子供も続出したといわれています。

 春日部で「そっくりなニセモノが出没し、本物の人間はいつの間にか姿を消してしまう」といった都市伝説が話題になるなか、しんのすけを含めたカスカベ防衛隊の面々は家族や幼稚園の先生たちの様子がどこかおかしいことに気付き始めます。

 特にニセモノである風間くんのママの口が裂け、デロリと伸びた長い舌が鶏肉を丸呑みする様子は、鶏肉の生々しい描写も加わって恐ろしいシーンとなっていました。ほかにも、画鋲を踏んだのに痛がる素振りを見せないよしなが先生など、信頼できるはずの大人がニセモノに変貌している描写は、子供にはかなり恐ろしかったのではないでしょうか。

「子供と観たらしばらくしんちゃん観られなくなるくらいトラウマにしてしまって申し訳なかった」「これは子供泣いて当然」などの声もあり、あまりにも刺激が強い異色の作品としてファンの間でも話題になっています。いつものようにギャグシーンも多々見られますが、地上波で放送された際はホラーシーンが一部カットされたものが放送されました。

●『整形水』

 韓国発のアニメ映画『整形水』は、独自の視点のホラーでトラウマ描写が話題を集めた作品です。「LINEマンガ」で配信されている『奇々怪々』の一部のエピソードを原作とする『整形水』は、幼い頃から外見にコンプレックスを抱いていた主人公・イェジが謎の美容製品「整形水」を手にするところから始まります。

「顔を浸せば理想の顔に変えられ、後遺症も副作用もない」という整形水で絶世の美女に生まれ変わったイェジでしたが、次第に「美」への執着から人生が狂い始めていきました。誰もが手にしたいと願う「美」に執着する醜い人間の姿を、整形と外見至上主義を風刺しながら描いた今作は「エグ過ぎて実写だったら無理」「イェジに共感できる部分もあるからこそ地獄」と、観た人からは衝撃を受けたという感想が続出しています。かなりグロテスクな描写もありましたが、PG12指定(12才未満および小学生の観覧には、親又は保護者からの助言や指導が必要)にとどまりました。

■R15指定になった理由も納得のトラウマアニメ映画

●『パーフェクトブルー』(R15指定)

『PERFECT BLUE パーフェクトブルー』ポスタービジュアル (C)1997MADHOUSE

 海外でも高い人気を誇るアニメーター、今敏監督による初の長編アニメーション作品『パーフェクトブルー』は、アイドルから女優に転身した主人公・霧越未麻(きりごえ みま)が理想と現実の乖離をきっかけに精神的に追い込まれていくサイコサスペンスです。作中では両眼を抉られた死体などが映るほか、未麻が強姦される役を演じるシーンもあり、国内ではR15指定となっています。

 キャリアの転換点で悩んでいたうえに周囲の人間が次々と殺され、自分しか知り得ない情報が書かれているウェブサイトの存在を知った未麻の精神は徐々に崩壊、幻聴が聞こえたりアイドル時代の自分の幻想が見える描写はアニメーションならではです。

 トラウマになった作品としてあげる人も多い一方、「メンタルえぐられるけど観てほしい」「1997年の作品だけど現代に通づるものがあって面白い」と今も高い支持を得ている作品です。2023年にはリバイバル上映もされました。

●『メイドインアビス 深き魂の黎明』(R15指定)

 キャラクターデザインがかわいらしい反面、残酷なシーンやトラウマ描写が多々登場する『メイドインアビス』は、原作マンガのコミックスや劇場アニメのポスターが「詐欺」とまで称されている作品です。

 2017年に放送されたTVアニメシリーズ第1期の続編として、2020年に公開された劇場版『メイドインアビス 深き魂の黎明』は、当初PG12指定だったものの、最終的に公開前にR15+指定を受けることとなりました。

 劇場版には主人公・リコたちと仲が良く、助けてくれたキャラクターであるプルシュカが登場しますが、探窟家の最高位である「白笛」の称号が与えられている父のボンドルドによって、「アビス」を探索するうえで発生する「上昇負荷」を肩代わりするカートリッジとして加工されてしまいます。劇場版ではプルシュカの視点で自身の身体が少しずつ削ぎ落とされ、箱型のケースに詰められる……というおぞましいシーンがより強調されていました。

 さらに劇場版ではカートリッジから流れ出る液体を見たリコが、「プルシュカがこぼれちゃう」と言うシーンがあります。これは脳とわずかな臓器だけになってもリコたちと冒険に出るのを夢見ていたプルシュカが、自らの意思でカートリッジの箱から出ようとしていた描写です。4DXでは観客に水がかかる演出がされており、「人の心がない」「怖過ぎる」とファンを震え上がらせていました。

(田中泉)

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