【漫画】「大きくならないで」入学する息子のランドセルが届き、寂しい母「分かる」「泣いた」【作者インタビュー】

■子供の成長がうれしいけど寂しい　複雑な心境に共感

　この春から小学生になる息子のランドセルが届いた日、母はこっそり泣きました。ランドセルが新しい世界のカギのように思えたから……。子供が成長して新しい一歩を踏み出し、自分のもとから離れていく。それを実感したときの母の複雑な心境を描いたマンガが共感を集めています。

　ことりさん（@mamakyoja）によるエッセイマンガ『ランドセル越しに見る、子どもの成長』がX（旧：Twitter）で公開されました。読者からは「泣いた」「成長がうれしいけど寂しい気持ち、よく分かる」「本当に日々の子供の成長って車窓の風景のようで、愛おしくて一期一会です」「早く何でも自分でできるようになってほしいなと思ったりするけど、手をかけられる時期なんて、ほんとあっという間」などの声があがり、投稿には2000件を超える「いいね」がついています。

　作者のことりさんに、お話を聞きました。

ーー 今回のエピソードをマンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。

　心を動かされた瞬間を記録に残したく、マンガという形で表現しました。

ーーお子さんは4月から小学生でしょうか？　成長がうれしくも寂しくもあると思いますが、改めてお気持ちをお聞かせ下さい。

　はい、我が子はこの春から小学生になります。子供の大きな一歩を見守ることができることには感謝していますし、彼の未来にワクワクしています……と言いたいところですが、実は心配と不安でいっぱいです！

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「読んで泣いた」という感想を数多くいただきました。読者の方が、ご自身の経験と作品を照らし合わせて読んで下さったのかなと、非常に光栄でうれしく思います。

単行本『うむ、うまない、うめない、うみたい』が2巻まで発売中（小学館）

ーー「マンガワン」で連載されていた『うむ、うまない、うめない、うみたい』の単行本が発売中です。お話の内容や見どころについてご紹介いただけますか？

『うむ、うまない、うめない、うみたい』では、出産という人生の大きな岐路に立つ女性たちの葛藤と選択を、オムニバス形式でつづっています。登場人物の温かな関係や、多様な価値観を持つキャラクターたちが織り成すドラマが見どころです。

ーー現在のご活動内容や、今後のご予定について教えて下さい。

　現在は新作の企画を進行中です。2024年はマンガにとどまらず、イラストの領域でも活動を広げていければと思っています。

（マグミクス編集部）