【漫画】魔法少女と戦う「敵役」 不純すぎる「確かめたいこと」とは…

■オタク、魔法少女に会いたいだけで悪の組織に！

　少女だけでなく、「大きいお友達」にも夢や希望を与えている魔法少女。もし、魔法少女に実際に会うことができたら……。その願いを叶えるため、オタクな青年は悪の組織に入ることに。さらに彼には、どうしても確かめたいことがあったのです。

　創作マンガ『オタクが魔法少女に会いたくて敵役やってる話』がTwitterに公開されると、「面白い！」「好き」などの声が上がりました。

　マンガの作者は、『BLマンガ脳妹x少女マンガ脳兄』『空気が「読める」新入社員と不愛想な先輩の話』などで知られる鳥原習さん（@t_rsa）。作品について、鳥原習さんにお話を聞きました。

ーー『オタクが魔法少女に会いたくて敵役やってる話』が生まれたきっかけはありましたか？

　元々魔法少女ものが好きなのですが、自分で描こうと思うとなかなか理想の魔法少女が表現できないという葛藤がありました。そこで、魔法少女を「推す」側主体なら、と思いついたのがきっかけです。

魔法少女たちのコスチュームには、それぞれの特性のモチーフが（鳥原習さん提供）

ーー主人公の青年は頭にツノが生えているなど、分かりやすい「悪」の表現がされています。魔法少女のデザインなど、工夫された点はありますか？

　主人公は、所属組織の服飾規定で「色は黒または暗色。角・羽・鎖など1点以上を身につけること」とあるのであの衣装を着ています。

　魔法少女たちはそろいのコスチュームですが、細部にはそれぞれの特性である土（花）・水・火（太陽）のモチーフが合わさっています。

ーーこのシリーズは今後も続けていきたいとお考えですか？

　考えているネタがあるのでまた描いていきたいです。

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　私自身会社員なので、Twitterに投稿しているマンガが学校や仕事の合間の癒やしになったと言ってもらえた時に、描いていてよかったと感じます。また、なかなか周りに魔法少女もの好きの同志がいないので、あるあるネタへの共感などをいただけるのもとてもうれしいです！

ーーその他、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　これからも、気軽に読めてささやかな楽しみや癒やしになるようなマンガを描いて発表していけたらと思っています。

（マグミクス編集部）