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「劇場版で補完」「原作者も納得済みなら」 最終回がいろいろ衝撃だったアニメ

マグミクス / 2024年2月7日 21時40分

「劇場版で補完」「原作者も納得済みなら」 最終回がいろいろ衝撃だったアニメ

■賛否両論を巻き起こした衝撃の最終回

 多くの人が関わって制作されるアニメの結末は、絶賛されることもあれば、さまざまな要因が絡んで炎上してしまうこともあります。いずれにせよ、その結末が大きく話題になった作品は、賛否を問わずネット上で注目を浴び続けています。今回は、そんな衝撃的な最終回だったアニメを振り返ります。

※この記事では『約束のネバーランド』、『エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』、『オッドタクシー』のネタバレを含みます。

●おめでとう!『エヴァンゲリオン(TVアニメ版)』

 劇場版シリーズ『シン・エヴァンゲリオン』の完結が記憶に新しい『新世紀エヴァンゲリオン』は、1995年にTVシリーズの放映が始まりました。当時、社会現象になるほど大ヒットしたこのTVシリーズですが、全26話のラスト2話に関しては、今も語り継がれるほど衝撃的な内容だったのです。

 TVシリーズの後半では、物語の核心に迫り、第24話では正体が使徒だった渚カヲルを、彼と親しくなっていた主人公・碇シンジが乗った初号機が握りつぶすなど、大きな衝撃と盛り上がりを見せていました。

 しかし、そんな視聴者の期待を受けて放送されたラスト2話は、シンジの心象風景が描かれた「カウンセリング」を思わせる内容だったのです。ずっと匂わせていた「人類補完計画」の内容も明かされることなく、シンジが自己肯定感を高めみんなから「おめでとう」と祝福されて、TVシリーズは幕を終了しました。

 受け取った人によって大きく賛否が分かれる終わり方でしたが、30年近く経っても語り継がれているほど、大きなインパクトを残したことは間違いありません。また、TVシリーズとは違う視点のラストを描いた『劇場版 新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを君に』が後に公開されており、物語は補完されています。

●見事すぎる伏線回収と不穏なラスト『オッドタクシー』

 すべての登場人物が動物の姿で描かれているかわいい見た目のアニメ『オッドタクシー』は、秀逸な伏線回収をした最終話で話題になった作品です。

 主人公の偏屈で無口な個人タクシーの運転手・小戸川(おどがわ)は、平凡な日々を過ごしていました。しかし、ある日「練馬区女子高生失踪事件」に巻き込まれ、小戸川の平凡な日々は徐々に崩れ始めていきます。当初、この作品は、シリアスなミステリーと、動物の姿をしたキャラたちのファンシーさのギャップが特徴の作品かと思われていました。

 しかし、小戸川は幼い頃に遭った事故の後遺症で、高次脳機能障害による視覚失認を患っており、人間が動物に見える症状が出ていたことが最終話で語られます。つまり、アニメ特有のキャラクターデザインだと思っていた動物の容姿は、彼の視点で描かれた現実の景色だったのです。

 また、最終話では小戸川の症状以外にも、事件の真犯人とその動機も明かされており、とても密度が濃い内容でした。この内容に、「ただの動物アニメじゃない」「どんどん伏線回収されて行く感じが楽しい 」など、放送後は称賛の声が多く挙がっています。しかし、真犯人が野放しのまま、証拠を握っている小戸川のタクシーに客として乗って不気味に微笑んだところで最終話は終わっています。

 終わったと思ったところからのさらなる衝撃展開には、賛否はあるものの、続きを熱望する視聴者が続出しました。そしてこの結末は、2022年に劇場配信された『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』のエピローグで描かれており、現在はVODなどで配信されています。

●まさかのダイジェスト『約束のネバーランド2期(TVアニメ版)』

「週刊少年ジャンプ」で連載されていた同名マンガのアニメ版『約束のネバーランド』の1期は、称賛の声が多くあり、2期もかなりの期待を集めて始まりました。しかし、いざ始まってみると、「ゴールディ・ポンド編(GP編)」を丸々カットして議論を呼びます。さらに最終話はマンガとは違う結末を迎えたうえ、後半はダイジェスト形式になる衝撃的な内容だったのです。

 GP編のカットや結末の改変に関しては、原作担当の白井カイウさんがシリーズ構成に入っているため、受け入れているファンも多い印象です。しかし、終盤をダイジェストにしてしまったことに関しては、「ものすごい速さで時間が過ぎた」「一番大事なところが早送り…」と残念がる意見が多く挙がりました。

 しかし、2期はコロナ禍の真っ只中に制作されており、大半のTVシリーズの1クールが全12話か全13話で制作されているのに対して、同作は全11話と制作体制の厳しさもうかがえます。そのため、「制作陣も無念だったのではないか」と、同情の声も集まっていました。

(SU_BU)

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