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『ドラクエ』名前にまつわる笑ったイベント 「お前が付けた名前だろ」「なめてるのか?」

マグミクス / 2024年2月10日 21時40分

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■パパスといえば「トンヌラ」

「ドラゴンクエスト」シリーズでは、主人公(勇者)の名前を自分で付けることができます。プレイ開始時の「名前の設定」はプレイヤーの楽しみでもあり、悩みの種でもありました。ファンの間では「どのシリーズも同じ名前を使っている」「命名のルールが決まっている」と、名付けルールを固定している人も少なくないようです。また、好きな人の名前を仲間キャラクターに付けてプレイし、うっかり親や友達に画面を見られて恥ずかしい思いをした、なんて経験もあるのではないでしょうか。

『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では、主人公の父親・パパスや主人公の子供が登場し、3世代にわたる壮大なストーリーが展開されます。「親から子へ」「子から孫へ」とバトンが渡されていく物語とあって、キャラの名付けにはよりいっそう強い想いがはたらいたことでしょう。主人公の名前だけでなく、子供ふたりにも自分で名前を付けることができました。

『ドラクエV』の主人公の名前といえば、パパスが「トンヌラというのはどうだろうかっ!?」と提案してくるのが、ファンの間でたびたび話題になる面白いエピソードです。はじめから「トンヌラ」と名前を設定しておくと、パパスは「サトチー」という別の名前を提案してきます。さらに、設定した「トンヌラ」の名前に対しては「どうもパッとしない名だな」とパパスからダメ出しを受けてしまうので、どうも腑に落ちません。

 また『ドラクエV』では、「仲間モンスター」システムが初めて登場しました。最初に仲間になるベビーパンサー(のちのキラーパンサー)だけは、候補のなかから名前を選択できました。『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』では、主人公であるローレシアの王子の名前は自分で設定できましたが、サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女の名前は裏技を使わなければ変更できませんでした。『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』でも、主人公以外の仲間の名前は固定です。プレイヤー自身が名前を選べたことで、ほかの仲間モンスターたち以上に愛着を持って育てられたのではないでしょうか。

 その点で、仲間の名前や職業を自由に決められた『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が社会現象となるほどの話題作となったのも、うなずける気がします。『ドラクエIII』の仲間の名前といえば、「スー東の平原(商人の町)」でのイベントで楽しんだ人が多いのではないでしょうか。仲間の商人を預けると、平原が街へと発展していきます。街の名前は商人の名前から取られ、「◯◯◯◯バーク」となります。商人の名前を「ハン」にすると、街の名前は「ハンバーク」になるわけです。

 このイベントは、事前に情報を知っていれば楽しめたのですが、ワナもありました。初めてプレイした際に、育てていた商人をうっかり預けてしまい、二度と戻って来なくなるという悲劇を味わったプレイヤーが続出しました。また、商人の性別をピンクの髪色の女性にしても、グラフィックはふくよかな男性になってしまうというのも切ないところです。

■「なめてるのか?」めちゃ怒られるイベント

キャラメイクシステムが当時は画期的だった。画像はNinetendo Switch版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』 (C)1988, 2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved. (C)SUGIYAMA KOBO

 また、リメイク版の『ドラクエIII』では、ダーマ神殿にいる「命名神マリナン」に仕える神官に話しかけると、プレイ途中でも仲間や「ふくろ」の名前を変えることができました。この神官とのやり取りは、パパスの名付けにならぶ面白いシーンです。ほかのナンバリングと同様に、自由に名前を付けられるとはいえ、制限もありました。作中に登場する人物と重複するものなどは設定できません。条件を満たさない場合は「スマンが、ほかの名前にしてもらえんじゃろうか?」とやんわり断られます。

 ところが、公序良俗に反するような名前を付けようとすると「おぬし、名前というものをなめておるのか?」と、急に態度が辛らつになります。「はい」を選ぶと、「本気でそのような名前を付けようというのか?」「命名神の怒りにふれても、ワシはしらんぞ!」と念押しされます。それでも実行すると、ファミコン時代、冒険の書が消えてしまったときのおどろどろしいBGMが流れます。使いからは「おぬしは、命名神の怒りにふれてしまったぞ!! お前の名前は一生、◯◯◯◯のままじゃ」といわれ、名前の変更ができなくなります。とはいえ、神官に5000ゴールドを払えば、呪われた名前も変更できてしまいます。

 当時の子供たちにとって、キャラに「変な名前」を付けることは、ちょっとした楽しみのひとつだったようにも感じます。また、名前を熟考した主人公や仲間に対しては、感情移入しやすく、愛着も深まります。近年では、キャラの名前だけでなく、見た目も自由にカスタマイズできるゲームが増えました。ファミコンやスーパーファミコンで遊んだ世代にとって、「キャラの名前」は、制限があるなかで「自分らしさ」を出せる重要な要素でもありました。

(LUIS FIELD)

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