『聖剣伝説』『サガ』ほか名作RRGが復活！ 2024年発売のファン待望ゲーム3選

■今年は「懐かしすぎる最新RPG」を楽しもう！　注目の新作RPGタイトル3作を紹介

　TVゲームにはさまざまなジャンルがありますが、日本で大きな支持を得ているのはやはりRPG（ロールプレイングゲーム）でしょう。

　かつては『ドラゴンクエスト』シリーズが日本にRPGを流行らせ、『ファイナルファンタジー』シリーズも共に有名タイトルへと成長していきました。そこからさまざまなRPGが派生的に登場し、一時期は「ゲームといえばRPG」といえるほどの状態になっていたのです。

　今はゲームも進化してさまざまなジャンルが遊ばれるようになりましたが、それでもやはりRPGは特別なもの。ましてや2024年は、あの「懐かしのRPG」たちがカムバックするのです！　この記事では、特に注目したいRPGを紹介します。

　まずは、2024年夏発売予定の『聖剣伝説 VISIONS of MANA』です。こちらは言わずと知れた『聖剣伝説』シリーズの最新作。初代が出たのは1991年で、ナンバリング最新作としては約16年ぶりの登場となります。

　実は、初代『聖剣伝説』は『ファイナルファンタジー』シリーズの外伝的作品として登場しました。ジャンルがアクションRPGなうえにゲームボーイ向けに展開されていたためだと考えられますが、今ではきちんと独立したシリーズになっています。

『聖剣伝説 VISIONS of MANA』ではセミオープンフィールドが採用され、バトルのスピード感や探索における立体的なアクションがポイント。前作となる『聖剣伝説4』は魅力はあるものの賛否両論となっており、新作は多くの人が満足できるゲームになってほしいところです。

■『サガ』も新作が登場！　『幻想水滸伝』も精神的続編がついに出る

RPGマニアにはたまらない『サガ』シリーズの最新作『サガ エメラルド ビヨンド』も登場する。新しい世界・キャラクターを備えつつ、過去作を思わせる要素も豊富で期待を集めている。 画像は公式サイトより　(C) SQUARE ENIX

　続いては、2024年4月25日発売予定の『サガ エメラルド ビヨンド』です。『サガ』シリーズもかなり息の長いRPGで、初代は1989年に登場した『魔界塔士サ・ガ』となります。約35年もの歴史がある長寿作品で、家庭用ゲーム機向けの新作としては約8年ぶりです。

　今回はこれまでの『サガ』シリーズの集大成といえるような作品で、人間・魔女・猫・神のコピーなど多彩なキャラクターが登場するごちゃまぜな世界観が特徴。主人公も元歌姫のメカや警察官コンビ、魔法少女などインパクトがありすぎなほどです。

　もちろん、『サガ』シリーズらしい閃（ひらめ）きや連携といったバトルシステムも用意されています。各主人公の選択によってほかの物語に影響を与える要素や、周回システムも存在。普通のRPGでは満足できない人にぴったりの作品になりそうです。

　最後に紹介するのは、2024年4月23日発売予定の『百英雄伝』。こちらは『幻想水滸伝』シリーズの精神的続編となっており、タイトルのとおり100人を越える英雄たちが集うRPGとなっています。

『幻想水滸伝』シリーズのたくさんの仲間たちによって描かれる群像劇は印象的でした。『百英雄伝』でも多種多様な人物が登場する独特な世界になっているため、ひとつの歴史を描くかのようなスケールの大きい物語展開に期待がかかります。

　シミュレーションゲームのような戦争モードも用意されているほか、拠点作りやミニゲームなど要素も豊富。懐かしさ満載のドット絵も嬉しいポイントです。

『幻想水滸伝』シリーズがはじめて世に登場したのは1995年。最後に登場した『幻想水滸伝 紡がれし百年の時』からは約12年ぶりになります。ほとんど絶えかけていた系譜の新作なので、期待しているファンも多いことでしょう。また、時期は未定ですが、コナミからは『幻想水滸伝I&II HDリマスター 門の紋章戦争/デュナン統一戦争』も発売予定です。

　このように、2024年は懐かしのRPGの最新作が集う年になっています。しかも懐かしいだけでなく新たな挑戦にも手を出しており、どのゲームも注目作といえるでしょう。

（すすだま）